サルタの町って、爽やかだけど、なんだか住んでる人たちが明るくて、
ラテンって感じで楽しんでいるけど、落ち着いてもいる雰囲気のいい所。
町の中心でもある7月9日広場には、人が集まっていて、とてもにぎやか。
夕方に公園に人が集まる町は、とっても好きです。
ここには、アジア人なんていません。
こんなにも、ひとりもアジア人がいない町も、今までなかなかなかったなー。
だから、私たちは珍しいとは思うんだけど、変な好奇的な目では見られない。
普通に、ようこそーって感じでにこにこして受け入れてくれる感じが凄く気持ちがいいです。
レトリバーの子犬を遊ばせてる人がいた!
コロコロしてて可愛い!!
一緒にはしゃぐ、女の子。
ハトまで、楽しそうに見える!
街並みは、可愛いお店も多くて、ヨーロッパに似ているかなぁとも思うんだけど、
どこか違う。
ちょっとチェコっぽいのかなって思うけど、やっぱり違う。
ちらほら、屋台なんかも出ていて、これまたいい!!
広場の周りには、カテラドルも並んでいます。
南米の教会の十字架が豪華で好きです。
教会の中は、本当に落ち着くよ。
ここは、凄く華やかな内部。
サルタ、素通りしてしまうには、あまりにももったいないいい町だった。
足止めされて、むしろラッキーだったよ。本当に。
さて。
私達には、アルゼンチンに来てからというか、このサルタの町に降り立ってますます、
すっかり課題となってしまったことがありましたね。
両替問題です。
アルゼンチンペソが、ちっとも手に入らないんだよーー。
今までどこの国へ行っても、ある程度の主要な場所では両替所があったし、
町の中心部にも行けば、両替できるお店や場所がたくさんあって、
レートを見比べて、一番よさげなとこですんなり変えて来たのに、
宿のお姉さんが印をつけてくれた場所に来てもなお、カンビオなんて言葉、見当たらない。
ましてや、Exchangeなんて、遠い国の言葉って感じです。
銀行はもう閉まってしまっているし、かと言って、ATMすらない。
宿のお姉さんが印をつけてくれたのは、7月9日広場を囲むようにある建物の辺り。
で、そのあたりのお店で聞きまくるんだけど、みんなあっちでできるよと教えてくれるばかりで。
しかし、言われたところに行ってみても、カウンターもATMもなく。。。
何件聞いても、みーんな同じところを指さす。
だから、ないんだってば!!(´□`;)
これには、本気で参りました。
いくら人の感じがとても良くても、ここまで散々助けてもらっても、
ここで狐につままれた気分です。
いや、実は、正しくは、闇両替のおっちゃん達は、何人もいるんですよ。
明らかに外国人の私達には、凄く声をかけてきます。
まさか宿のお姉さんが印をつけたのは、この人達のことだったのかなぁ?
で、お店の人達も明らかにこの人達のこと指してるんじゃ。。。
と言ったって、闇両替だよ!?
完全に公式じゃないじゃん。そもそも恐ろしすぎる!!
無理無理無理!!!
私、一応、法律違反的なことには手を染めずに、ここまで旅して来たんだから。
もう一回、近くにあったモールに入って、
面倒見の良さそうなおばさんを見定めて、相談してみました。
「両替したいんですけど、どこでしたらいいのかわからないんです。銀行も閉まってるし。。」
「そうねぇ。。。カンビオ、カンビオ。どうしたらいいかしら。」
目を付けた通り、おばちゃん優しくて、凄く考えてくれました。そして、
「あ、あなた!!」
と、たまたま警備で通りかかったポリスのお兄さんをつかまえて、事情を説明してくれました。
おばちゃん、ありがとう!
ポリスのお兄さんは、ついておいで、と歩き出しました。
さすがにポリスに、自分から聞いてみるのは、なんだかなぁって思ってたけど、
ポリスが連れて行ってくれるなら一安心。
が!!!
そう、思ったのも束の間。
建物の出口まで来るとお兄さんは、
「あっちだよ」と、またしても、散々言われたところを指さす。
いや。ないんですよ?両替したいんですよ?アルゼンチンペソが欲しいんです。
「うん。ペソに変えられるよ。あっちだよ。」
いやいや。エクスチェンジです。カンビオです。今、したいんです。
わからないんです。どこですか?連れてってもらえませんか?
するとポリスのお兄さん、すごーく困り果てたような顔になって、
「いや、その。。。僕は行けないんだよ。」
???
何か知らないけど、私達、ポリスのお兄さんをすっごく困らせてる。
「大丈夫だよ。あっちに”いる”から。そこで両替してもらいなさい。」
それでもお兄さん、優しく、なだめるかのように、私たちに示しました。
(・Θ・;)
人???今、パーソンって言った?
「ねえねえ、やっぱり闇両替の人達のこと言ってんじゃないの?」
「どう考えたって、そうだよ。でもさすがにポリスが、あの人達の所までいけないから、お兄さん、ここまでしか来られないって言ってんだよ。」
おおぅ。。。まじかー。
でも、ポリスが教えるってことは、それが、この町のルールなんだね。
怖すぎるけど、ポリスにまで言われちゃもう、これが最終手段でしかないと思うし、
背に腹はかえられないので、闇両替のおっちゃんに素直に変えてもらいました。
おっちゃんが計算機で、いいか?と見せて来たレートは、通常レートをはるかに上回っていて、
完全にこっちが得しまくりの計算になるけどいいんでしょうかっていう金額でした。
ありがたく変えてもらました。
一応、怖かったんで、綺麗すぎるお金は、使い古されてそうな汚れたお金の方に変えてもらいました。
後々、知った話ですが、アルゼンチンでは、偽札がふつ~うに流通していて、
国内だったら、気にされず使えちゃうらしいです。
でも、国を跨いだら、もちろんたんなる紙切れになってしまうので、
国境越えして、両替しようとしてももちろんダメなんで注意だそうですけど。
それもこれも、全部アルゼンチンのインフレの影響みたいで、
そしてそのインフレによって、この後もまだまだ翻弄される出来事が続いたのです。
そんなおっちゃん達がいるのは、7月9日広場の周辺のこの辺。
それでもサルタの人達は、本当にいい人多くて、
侮れない町だ。
私、サルタになら住めるよ。本気で。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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View Comments
えっ∑(゚д゚;)ついに、闇の世界へ!?
結果オーライ(v_v。)人(。v_v)良かったですネ!!!
サヨさんのブログを読んでいると
自分が旅をしている気分になれるだけでなく
世界はほぼほぼ良い人ばかりだと思えて
(レストランのおっかないオバサンもいますが;)
とても嬉しいです♪♪♪
実際は大変な事も多いでしょうty! お気を付けて。