世界にある「負の世界遺産」と呼ばれている場所を知っていますか?
そこには、人々の争いやおごり、支配などが跋扈していました。
負の世界遺産を始め、ここでは現在に残された過去からの想いを伝えます。
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カンボジア シェムリアップのキリングフィールドあの忌々しいポルポトの起こした虐殺が行われた場所がシェムリアップにもあるのです。小さなお寺だけど、夥しい犠牲者の遺骨や当時の絵なども。
カンチャナブリーに残る日本軍の爪痕。そして、風化していく置き去りの物達。JEATH博物館よりも小さいけれど、ここでも戦争の傷跡を知ることができました。目を逸らさずに。
タイのシリラート病院の敷地内にある本物の人体が展示してある博物館。法医学博物館と解剖博物館があります。中は人体について勉強する人のためだったり、過去に起きた凄惨な事件を知らせる為の展示をしていました。
ベトナム ホーチミン戦争証跡博物館広い館内に余すところなくベトナム戦争の悲惨さや残忍さを展示しています。かつてのジャーナリスト達が伝えた写真からは受け取るものも多く、残酷な戦争であったことをより伝えていました。自分たちの国だけに留まらず、大きな国が代理で戦争させたたために拡がった傷は、戦争なんて望んでいない人々を一番傷つけました。
世界で一番有名なホロコーストは、ナチスが行った大虐殺です。この場所にいつか来たくてたまらなかった。そしてどうして負の世界遺産に魅かれていたのかもわかった場所。今と未来の責任を果たすために。
ポーランド クラクフ シンドラーの工場
どうしようもない闇しかなかったホロコーストの中で一人でも多くの人を救おうと尽力した人がここにもいました。有名な映画シンドラーのリストでも良く知られたオスカー・シンドラーの工場にある博物館へ行ってきました。たくさんの写真と共に紹介。
古いユダヤ人墓地Jewish cemetery、不思議な導きでここに辿り着いた気がしました。荒れた墓地は、かつてのホロコーストを残し、少し寂しくて時間が止まったような場所でした。
オーストリア ウィーンの犯罪博物館ヨーロッパ史に残る残酷な犯罪を写真付きでたくさん展示しています。革命家の生首や犯罪者のデスマスクが衝撃的ですが、犯罪はいつの時代も凄惨であることを思い知ります。
オーストリア ウィーン犯罪博物館 その21に引き続き、クリミナル博物館の内部をたくさん紹介。
オーストリア ウィーン拷問博物館魔女裁判を始め、ヨーロッパ史に残る拷問の歴史を、人形を使ってリアルに再現しています。元防空壕と言う場所に造られていますが、博物館と言うよりはお化け屋敷っぽかった感想。
ドイツ ベルリンの壁かつて東と西にドイツが分けられ、一晩にして完成された高い壁。今は世界中のアーティストのギャラリーとなっていますが、ここも大きな意味を持つ負の世界遺産的な場所であることに違いはないのです。
ベルリン カイザー・ヴィルヘルム記念教会生々しい銃弾の痕がそのまま残されている、戦争の醜さを伝えている教会です。ベルリンは大都会で、街は立派になっていっても、いつまでもこの教会を見るたびに戦争を忘れない、そんな大切な負の世界遺産です。
ベルリン ホロコースト記念碑犯した国に造られた追悼の場所。凄く広い場所にこれだけのたくさんの石。棺桶のようにも見え、影が落とす色が犠牲者の悲しみにも見えて、圧倒される場所でした。
アルゼンチン サルタ考古学博物館のミイラ
アンデスの山頂にその昔、生贄として捧げられた女の子のミイラが眠る博物館。とても綺麗なミイラだけど、当時の背景を思うと胸が締め付けられるのです。
マカオ モンテの砦
見晴らしが良くマカオの街が一望できるこの場所も、かつては戦争をする人間の真っ黒な感情溢れる場所でした。まさに死と生を分けたこの場所を、残されたたくさんの大砲と共に紹介。
ニュージーランド オークランド博物館
ここにも日本の戦争の負の遺産がありました。でも、”ラッキーな戦闘機”とつけられたそれは、残酷な戦争の中に優しい気持ちが溢れていました。
山形県 即身仏のいる寺 瀧水寺大日坊
最も過酷な修行と言われている、生きたまま仏になる修行、即身仏ですが、日本でも昔は行われていました。その仏様にこちらのお寺で会えます。即身仏になるまでの修行内容なども綴っています。
たくさんの人の骨で造られた、仏像が観られるお寺です。52体の弟子と動物が嘆き悲しむ、入滅の瞬間を再現した涅槃図も凄く見所です。