いったいぜんたい、なんでこうも私の旅は何かしらやらかすのでしょうか。
全ては、下調べの足りなさからだよ。
今回もまた、壮大なミスをやらかしました。
今日は、香港に行ったらここに行かなくちゃってくらいメジャーな観光地、”ヴィクトリアピーク”を目指したいのです。
ヴィクトリア・ピークこと、扯旗山(チュウケイサン)は、100万ドルと言われている香港の夜景を一望できる山の上の絶景スポット。
中環からは、行く方法が2種類あって、1つはピークトラムというトラムに乗って山を登る方法。もう1つは、バスでも行けるのです。
とにかく混むから、おすすめはバスだよと聞いていたので、当たり前のようにトラムに乗ろうとしていたゴロー丸を制し、バス乗り場を探します。
これまたもらっていた情報は、15番バスが中環のフェリーターミナル前から出ているからってこと。
あ、あれじゃん?
結構すぐに見つかって、しかもちょうどバスも停まっていたのでさっさと乗り込みます。
しかし、ピークトラムはすっごい人気って聞いていたけど、バスの乗客は私とゴロー丸と、地元の子っぽい男の子3人組みだけ。
やっぱ、バスで行くってマイナーなんだな。
でも行ければいいし、しかも空いてるなんてラッキーじゃないの。やっぱ現地情報を知りつくしている生徒がいてくれてほんとラッキーだった!
なんて、
ただでさえお気楽思考の私は、この時はなっんにも気付かなかったのです。
まさかのお馬鹿すぎる思いこみでとんだことになるなんて。
しかし、ゴロー丸はさすがで、おかしいなってのは感知していたようで。
バスに乗り込んだ時に、ドライバーに「ヴィクトリア・ピーク?」とゴロー丸が聞いていたのですが、ドライバーはちっとも伝わっていないらしく、訝しげな顔。
で、ゴロー丸が写真を見せると、わかったように頷いたので、そのまま乗り込みました。
「なんで、そんな誰もが行くような場所の名前を言ってもわからないんだろう。」と、気にするゴロー丸。
「でも、ドライバー頷いたし、大丈夫だよ。きっと。」
とりあえず車窓風景を楽しみましょ!だいたい到着まで30分くらいかかるらしいんで。
と、窓の外のビル群を見ていると、緩やかに坂をバスは登り始めました。
で、5分も走っていないかもしれないけど、大して登っても居ない場所で停車。
へ?(´・ω・`)
あ、バスストップなだけだよね。ここから、またちらほら人が乗り込んでくるって言う。。。
なんて、不思議に思いながらも伺っていると、男の子たちはさっさと降りて行くし、掲示板は再び中環の表示に戻ってるし、こ、これはいったい???
で、窓の外を見ると物凄い数の人達。
ゴ「ヴィクトリア・ピーク着いたのかな?」
「そ、そんなはずは。。。だって、ぜんっぜん登ってないよ?100万ドルの夜景って??」
とりあえず、どう見ても降りろって雰囲気だし、仕方ないので降りることにしました。
いやもう、本気の竹下通りですか?ってくらい、凄い数の人達が道を埋めています。
この人達はいったい?誰か有名人のコンサートでもあるのか?
ここで降りなくても良かったのか?
それともこれが、ヴィクトリア・ピークなのか?いくらなんでも低過ぎない?夜景なんて見えないんですけど。
しばし、ゴロー丸とああでもないこうでもないと、この状況についての会議。
で、ゴロー丸が見つけたのは、
ゴ「あれって駅じゃない?これ、トラムの乗り口に来たんだよ。で、この人達は、ピークトラムに乗るために並んでいる人達なんだよ。」
な、なんと!!この混雑を避けるために、わざわざトラムをやめてバスで行くルートを選んだのに、トラムの駅に来ちゃったと?
だ、だってバス、ちゃんと言われた通り15番バスに乗ったよ?
もう一度、バスをよく見てみる。
ここで、あることに気付き、一気に青ざめる。
「Cってついてる。」
そうなんです。乗らなきゃいけないのは、Just 15番バス。
でも、私達が乗り込んだのは、15-C番バス。
で、15-C番バスが行くのは、ヴィクトリア・ピークへ行くためのピークトラム駅まで。
はぁぁーーー!!!そんな引っ掛け問題ありですかー!!
ゴ「通りで、運転手にヴィクトリア・ピークって聞いても、いまいちわかんないような顔してたんだ!」
いやもう、自分のお馬鹿さ加減に本気でへこみました。
仕方ないので、通常ルートのトラムで行くかとも思ったんですが、なんせ列がもう、そりゃあもう酷すぎることになっていて、ディズニーの人気アトラクションかってくらいに並んでいて、最後尾すら遥か遠くで見えなくて、何時間コース?そもそも登ったはいいけど、帰って来られるのか?って心配すら生まれるような混雑具合で。。。
はぁ、ファストパスください。。。
とりあえず最後尾にちょっとだけ並んでみたものの、列は進まないし、もはや気が遠くなるしで、再び乗ってきたバスが、道の向こうに停まったんで、今日のところは諦めることにしました。
もう完全にしょぼーーーーーん。。。。
ひとまず、フェリーターミナル前の広場に戻ってきて、観覧車とかあるけど、特に乗る気にもなれなくて、他にも特に面白そうな物もなくて、完全に夜は寒くて。
なんだか、旅の疲れも急に押し寄せてきました。
仕方がないので、せめて夜景を満喫すると、写真を撮りに行ったゴロー丸の姿も心なしか、寂しげに見える。。。
ま、まあ、今日のところはてっぺんからの景色は見られなかったけど、
100万ドルの夜景は、下から見上げても、美しいぞってことで。
私も、やるせない気持ちを押し殺して、写真撮りまくったよ。
まぁ、まだ帰国まで少しあるし、必ずリベンジ行けるでしょう。
で、この辺りから、再び体調が最悪になってきて、更にテンションが下がる。
なんで、こんな時にそんな大ごとになるんだよ。この体は。
尖沙咀へ帰ろう。
私達の重慶大厦へ帰ろう。
なんか、普通の台詞が寂しく感じますね。
2回目のフェリーは、上層席に乗ってみることにしました。
料金も1階席とは違うし、どんな風に清算するんだろう?と疑問でしたが、上層、下層と入口が分かれているので、自動改札を入る時にオクトパスカードで自動的に清算してくれます。
何十円かの違いだけど、2階席は窓がちゃんとあって、椅子も広い。
たまたまだったのかもしれないけど、客層は欧米系の人達ばかりで、なんか富裕層の乗るための場所って感じがして、次からは普通に1階席でいいやって思いました。
風にもあたれるし。
でも、フェリーからの夜景もばっちり綺麗でした。
ほんとは、山間の村のぼんやりとした弱い灯りの方が好きだけど、これが香港なんだなーって感じで見つめました。
これも貴重な時間ですね。
尖沙咀の夜はやっぱり明るくて、ストリートパフォーマーもいるし、お店も夜遅くまで開いていて、特に治安も悪くないです。
こんな気分の時の尖沙咀は、ちょっと優しくも感じます。笑
ここは、高級ブランドショップが立ち並ぶカントン・ロードの一角。
私の人生、こんな高級ストリートの煌びやかなホテルに泊まることはいつかあるのだろうか。
それだったら、ながーーいお休みで、忙しなく歩きまわらずホテルで贅沢に過ごすって言う一日を送ってみたいなぁ。老後かな。
私は相変わらずブランドに疎くて、この道を歩いていても、キラキラしてて綺麗だなーくらいにしか思わないのですが、ゴロー丸は私と真逆で、ブランド大好きの高級人間なので、この通りを目を輝かせて歩いているのです。
いつか私が旅の途中で、こんな高級ホテルに泊まりだしたら、
あいつも変わっちまったな、でもおめでとう。と生温かい目で見守ってくださいね。そんな日が来れば。笑
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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