色んな出会いと出来事があった、ラオスーベトナム 国境越え24時間バス、スタートです!
いよいよ、17:00になったので、乗り場へ向かいます。
案の定、ピックアップは、時間通りには来ず。
なんか、手にチケットをいっぱい持ったお兄さんが、私をちらちら見ながら車に乗り込み行ってしまったので、
めちゃめちゃ不安になり、カウンターにいるお姉さんに聞きに行きます。
「私のピックアップはまだですよね?」
お姉さん「まだよ。待ってて。」
なんだよ!じゃあ、なんで見てた!?!?ヽ(`Д´)
っていう、コントみたいな出来事がありつつ、結局来たのは40分過ぎくらいでした。。
ルアンパバーンで置いて行かれそうになったことに続き、ラオスクオリティは、時間通りに進まない! と。
百も承知ですが。やっぱり不安になるのが嫌!!
とりあえずピックアップの乗り合いに乗り込みますか。。。
この、みんなと挨拶を交わして、乗り込む瞬間が好きです。
今日も、やっぱりアジア人は私ひとりです。金髪のかわいこちゃんばっか。
やっと、サヨナラです。ビエンチャン。
10年後とか、凄く時間が経ったらもう一度くらい来てみたいかも。
トラックは、少し走ると、なーんにもない車道で停まりました。
ひとりの男性が乗り込んできます。
すでに乗っていた他の外国人が「おまえ、なんでこんな場所から乗ってるんだよ!」と、
男性に笑いながら突っ込みました。
「気にするな!僕はただ、楽しんでいるだけさ。」
と、穏やかにその男性は答えます。
その言葉の選び方で、すでにこの人の人柄好きだなと思いました。
小さなギターを持って、ブロンドのロン毛、紳士ハットをかぶった、ちょっと個性的なフィンランド人、ヨハネスとの出会いでした。
そのマイペースさ全開のヨハネスにも、挨拶をします。
そんなひょんな出会いから今現在も、彼とはこんなに長い付き合いができるなんて思いもしなかったなー。ヨハネス、大好き。
このピックアップに乗っている全員が、同じ目的地へ向かうわけではないので、(バスターミナルに行くまで一緒)
この中の誰かと仲良くなれるかな~と、ちょっとどきどきわくわくの時間です。
トラックはしばらく走って、バスターミナルへ到着。
これから24時間、お世話になるバスです。
ちなみに、長距離バスなどは、ごはん休憩に停まる時や、
特に国境越えの時は、他のたくさんのバスなどと一緒になることが多いので、
ナンバー入りの写真を撮っておくと、迷子にならずに済んでグッドです!
ルアンパバーンの時は、バスに乗るまで意味もわからずにたらい回しにされたので、
今日もじゃないでしょうねぇ、と超警戒。
でも、送迎のお兄さんの誘導ですんなり乗れました。一安心。
ですが。。。
チケットのシートNoのところになんか書いてあるのですが、読めません。
なんか書いてあるってことは、指定席ってことだよね???
で、例のごとく、「私の席はどこ?」って聞くんだけど、ラオスの乗り物の運転手も係員も
ほんっと英語が通じません。
むしろ、無視されます。
もう、勝手に座るからね!と思って乗り込むと、中で席を指定しているお兄さんがいました。
”君の席はここ”とジェスチャーで言われました。
なんと、アメリカ人男性の隣。
別にかまわないけど、なんで女性もいるのに、スリーピングバスであえて男の人が隣?
って、思ったけど、たぶんここで考慮されているのは体のサイズっぽいです。
シートの構成上、大きなアメリカ人男性の隣には、小さなジャパニーズ女一人旅なんでしょう。
ちなみに、外国人は後ろ、ラオス・ベトナム人は前って感じで分けていました。
「俺のとなり、キミか!?あっはっは。よろしくー!さあ、どちらでもお好きな席へ」
と言ってくれた今回の相棒、ジェシーさんは、とても紳士的で楽しくて優しくて、
身なりもバックパッカーではないらしく、ちゃんとジャケットを着ていて、
常に体が私にあたらないように気を配ってくれたし、
お菓子もたくさん持っていて、食べるたびに私にくれて、一度も嫌な思いをすることがありませんでした。
そして彼は英語教師でした。
「もし、俺がいびきをかいていたら、うるさい!って起こしていいからね。
もし、ごぉぉーって聞こえた瞬間、ヘイヘイヘイ!って怒るんだよ!」
と冗談を言って和ませてくれました。
24時間という長い移動、いい人が隣の方がいいです。
で、車内はこんな感じで、寝て移動するようになっています。
これは、楽!!
なんですが。。。
「あなたの足、可哀想。。。私は短いからいいけど。。」
ジェシーさん「ほんとに。俺の長い脚が泣いてるぜ。。」
って、いう脚の長い外国人にはちょっと窮屈な造りです。
すっぽり入っても、足先に余裕がある私と、ジェシーさんの膝。。。(´・ω・`)
しかも、いつものごとく、今回のバスもエアコン全開です。
これは、かなり寒い。
ジェシーさん「寒いよなぁ。この空調、全部俺の方向けていいから!」
と、風の出る空気口を全部、自分の方へ向けてくれたジェシーさん。
「私なら、大丈夫だよ。暑がりだし!」
ジェ「そうかい?でもいいんだからね。」
優しいー。
本当に紳士だ。
しかし、数分後、ブルブル震えている彼に気付く。
「寒いの!?」
と、風穴をこっちに向け直します。
ジェ「いや、いいんだいいんだ、大丈夫大丈夫!」
いやもう、楽しい予感しかしません。ハノイまでの24時間。( ´艸`)
他の外国人達も、ラオスinの時とは違って、落ち着いた大人が多かったので、静かに過ごせました。
ところで、ちょうど隣の列にアジア人のおじいちゃんが乗っていて、
上手に英語を駆使して、コミュニケーションをとっている人がいました。
(おじいちゃんの隣は、ヨハネス)
なんと、日本人でした!
おじいちゃんは、73歳で、老後の住処を探して、いくつか東南アジアを周っているそうです。
凄い、パワフルだなぁ!
一緒で心強い。
それから。
アユタヤで出会ったヒロシさんに、日本人かそうじゃないかの見分けつく?って聞いた時、
「日本人の女の子は、ひと目見て、かわいー!って思うよ。」っていうことを教えてもらいました。
ニイハオって言われると怒るくせに、私自身、あまり判断が苦手なのです。。。
でも今回、私にもまさにそのヒロシさんの言葉を実感する出来事が。
ふたりの男の子がバスに乗り込んできたのですが、パッと見ただけで二人ともとっても可愛いんです。
のぶや君とせいいち君との出会いです。
でも、まだその時は、日本人かなぁ。。。でも背がとても高いからもしかしてコリアンかなぁ。。。と悩んでいました。
が、二人から聞こえてきたのは日本語。
おっしゃー!!一気に日本人が3人も一緒!!(゚∀゚*)
凄い!
今までの移動では、日本人にひとりも出会えなかったのに。
しかも、このオロオロだらけの国境越えで一緒なのは、本当に心強いです。
出発時間は過ぎてますけど、まだまだ外では作業中。
たぶん、バスの屋根にも荷物を積むのでしょう。
隣のバスですが、こんな感じで屋根に乗って人が荷物を受け取って載せてます。
バスは今日も、ガタガタ走ります。
海外でおんぼろバスに乗るのは、ちょっと楽しい。
でも、ルアンパバーン → ビエンチャン に比べたら凄くマシかな。
さぁ!新しい町へ行きましょう!!
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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