留学生活の親友となる人

ニュージーランド留学の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

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オークランドはかなり冷え込んできました。

今朝は、バスが来るまで待っている間、かなり寒くて、息が真っ白でした。

再び月曜日がやってきて、学校が始まる憂鬱な朝。

でも、毎週月曜日に新入生がやってくるので、

今週こそは、誰か日本人来るかなーって思っているんだけど、

相変わらず今週も日本人の生徒は来なかった。

変わらずにクラスで日本人は私一人。

飛び交う、韓国語、アラビア語、それに中国語も時折。。。

つかず離れずで、クラスメイトとは話すけど、もっと話せたらいいのになぁ。

でも、欠片さえもわからないその言葉が飛び交う会話の中に入って行ける度胸はない。

 

だけど、実は今日から新しい女の子の生徒が1人来たのです。

先生から、好きな席に座るように言われると、彼女は私の隣に座りました。

彼女は、「ミッシェル」とイングリッシュネームで名乗り、

話してみると、これからずーっと、ニュージーに住むのだといいます。

私よりも年上の彼女は、話してすぐにわかったけど、キビキビなアネゴタイプな子で、

大人っぽくて、身長もスラリと高くて、

確実に今のクラスにはいないキャラクターでした。

 

「サヨは日本人なの?」と聞かれてそうだよと答えた後、

「あなたは?」と聞いてみた。

相変わらず、私にはあまり日本、韓国、台湾、中国辺りの子の顔の違いが、

間近で見ると区別がつかなくて、遠目で見ると雰囲気でわかるんだけど。

まぁ、日本人じゃないよねとは思ったけど、「私は韓国人よ。」と、

微笑みながら答えてくれたミッシェルの返事を聞いて、ちょっとがっかりしてしまいました。

韓国の子達はフレンドリーに接してくれるけど、いつも集団で群れているので、

ミッシェルもどうせ、その中に入ってしまうんだろうと思ったからです。

でも、私の留学生活の中で、ミッシェルが私にとってかけがえのない人になることを、

まだこの時の私は知りませんでした。

 

午前の休み時間、彼女はやっぱり韓国グループの子達から話しかけられて、

何か答えていました。

でも、早々に切り上げると、再び私の席の隣にやってきて、

サヨはいつからニュージーランドにいるの?いつまでいるの?

どうしてニュージーランドを選んだの?

そんな、他愛もないことを聞いてくれました。

 

「私、韓国行ったことあるよ!ソウルだけだけど」

「そうなの?私は日本は行ったことないの。私が行った時は、サヨが案内してよ!」

「もちろん!!」

私は、アネゴタイプでキビキビ話すミッシェルに、ちょっと緊張しながらも、

この人、なんかとっても落ち着くなーと感じていました。

 

後に撮ったミッシェルとのツーショット。

今も大好きな友達!!

 

ミッシェルは、午後のコミュニケーションの授業には参加せず、

学校には、午前中だけ通うとの事でした。

午後、隣の席になった、同じくコリアンのミンヒーに、

「ミッシェル、午後の授業は出ないんだって。残念だね。」と言うと、

ミンヒーは、なんだかもぞもぞしながらとっても言い辛そうに、

「うん。。。あー、ノー。。。彼女は、私のタイプの子じゃないから、来なくていいの。」

と言われてしまいました。

 

いきなり初日で、2人が話した時にでも何かあったのか、韓国語がわからない私には、

知るはずもないけど。

「サヨにうまく話せないけど、私まだ英語が下手だから。。。でも、私彼女をあまり好きじゃないの。」

おお、これは女子3人しかいない今のクラスで、なかなかの問題なんじゃないか。。。

なんて思ったけど、私も初日にいた、日本人の女の子に無視された事件を思い出して、

言葉とか考えてることがわかり過ぎちゃう同じ国同士の人間だからこそ、

うまくいかないこともあるよなと思いました。

 

今日の午後の先生は、なかなかシビアな先生でした。

やっぱりまだまだ英語の授業となると難しく、理解できない時もあって、

ましてや、会話とか討論とか中心の午後の授業では、

その内容について難し過ぎて答えられないことも多いのです。

でも、とんぼくんにアドバイスをもらった通り、

わからないことはわからないと伝えるようにはしているけど、

いくらわからないと言っても、今日の先生はご機嫌ナナメだったのか、

「サヨ、答えなさい。」とまるで取調官のごとく詰め寄ってきた。

なんとかこれかなと思うことを答えてみるけど、ヒントもくれずにひたすら「ノー」!

なにこれ。目を付けられたってやつなのか?

結局、その拷問で今日は物凄い疲れ切ってしまいました。

 

外に出ると、オークランドの冬の寒さが身と心に染みました。

冷え症ではないけど、足も手もちっとも暖まらない。こりゃもう、拷問のせいだ!

でも、ニュージーランド人は、結構薄着。

ダウンタウンでも、良く見かけるのは裸足で歩いている人。

(サンダルとかビーチサンダルでもなく、本当に裸足)

Tシャツの人だって見かける。見てるだけで寒い。

私には耐えがたい寒さになってきたから、コートや手袋を買いに行かなくちゃ。

 

でも今日は疲れ果てたから、帰ろう。。。

 

今日のディナーは、大きな魚に、時々出る春巻き風餃子みたいな料理。

ルンピアとか言うらしい。春巻きって言っても、人差し指くらいの大きさだけど。

これが私は大好き。

そしてデザートに、パパ特製のほかほかのチョコレートプディングに、

ホーキーポーキーのアイスクリームを乗せる。

いつも、パパが盛ってくれるのは大盛りすぎるから、今日は私がやると言って、

自分で適量を盛りました。

ずっと、甘過ぎるって思いながら食べてたんだけど、今日は疲れのせいで、

激甘のこれもとっても美味しく感じました。

いや、慣れかな。

 

とにかく元気を出して、明日からもがんばろーっと。

 

 

 

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sayo

一人旅が大好き。特に長距離バスを乗り継いでの移動が多く、現地の人との交流がとても好きです。 読んでくれた方が、旅気分になってもらえるようなサイト作りを心がけています。