旅日記 ニュージーランド オークランド 留学

留学 語学学校初日、いきなり挫折

投稿日:2019-03-06 更新日:

ニュージーランド留学の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 

昨日の夜から降り出した雨が、朝になってもまだ続いていました。

今日は、語学学校一日目。

この”友達できるかな感”も、すっごく久しぶり。

なのにこんなどんより空じゃ、気持ちもちっとも上がらない。

 

あーあ。。

緊張の連続、やだなぁ。。

 

パパとママは笑顔で送り出してくれました。

なんだか、すっかり忘れていた小学校や中学校に入学した時の、

あの不安でいっぱいの気持ちを思い出しました。

うちの母も、こんな風に晴れやかな笑顔で送り出してくれたんだろうな。

自分の事で精いっぱいの、まだ何にもわからない頃だったけど。

どんよりバス停。

サウトは一緒だけど、彼になんの期待もしてないし、

たぶん私よりだいぶ早く留学している彼は、クラスも違うだろうし。

 

そんな気持ちで50分のバス乗車時間を過ごして、

ダウンタウンに到着しました。

 

学校に到着。

今週の入学生は、私と韓国人の男の子の2人でした。

早速、テストでレベル確認がありました。

でも、さっぱり、わけわかんない。

 

ちょうど韓国人の一緒の子、リチャードとクラスが一緒になったので、

ちょっとは心強い気はするものの、

まだまだ英語がちんぷんかんぷんな私には、

彼と一緒に行ったランチもなんだか気まずい時間でした。

で、リチャードもまた同じように、ほとんど口を開かず、

静かな店内には、静かな音だけが響いていました。

 

しかし、韓国人なのになんでリチャードなんだろ。

そんな事を考えていたけど、これすら彼に聞けなくて、

こんなんでクラスで授業なんて大丈夫なんだろうか。

むしろ、高いお金出してまでも、私レベルなんて、

個人レッスンから始めないと、もはや人間にすらなれてないんじゃないだろうか。

 

そして午後から始まったクラスは。。。

絶対、自分のレベルに合ってない気がする!

 

先生は早口。

クラスメイトは、サウジとコリアンの人々で半々くらい。

飛び交う英語、アラビア語、韓国語。

とんでもなく、アウェー感。。

でもその時、クラスに一人だけ日本人の女の子を発見したのです!!

あ!良かった!!

気持ちがすっごく晴れやかになったものの、

が、その出会いはとんでもなく最悪なものでした。

 

授業中、気を使ってくれた先生が、

ペアワークでその子と一緒に組ませてくれました。

ですが、一緒に練習しなさいと言われた問題ですら、

まだ何をやっているのかさっぱりわからないのです。

当たり前だけど、すべて英語なので、正解がさっぱり不明なのです。

「これ、何をやっているの?」

と、日本語で小声で聞いてみました。

 

しかし、直後予想だにしない出来事が!!

 

彼女は、小さく溜息をついたかと思うと、プイっと無視をしたのです!!

あんたと話したくないんだけどオーラ全開で、

肘をついたまま目すら合わせてくれない彼女。

っていうか、学生時代が終わって、大人になってこんな目に遭ったの初めてなんですけど!

もったくもって、何が起きたのかわからない。

えっ!こんな時、どうするのが正解なの!?

後から、聞いた話。

彼女はとにかく、よく日本で言われてる

”留学したら、日本人と接してはいけません”

という変なキマリを、頑なに守っているという人でした。

教えてくれた人が、私もやられたから気にしない方がいいよって言ってくれたけど、

この時の衝撃ったらありませんでした。

 

それにしても、あからさますぎるよぉ。

じゃあ、せめて、英語で教えてくれよぅ。。。なんて思いながら、

早くも心折れそうに。。

 

リチャードをそっと見てみる。

韓国人の子は、仲いいな。

思いっきり韓国語でちゃんと教えてもらってるよ。。。ううー、いいなぁー。。。

結局、授業内容すら、何をやっているのかわからないまま、

休憩時間を迎えたのでした。

カウンセラーの人に、会いに行きます。

 

「あのぅ~。。。私のレベルと合ってない気がするんですが。。。」

 

「・・・
 ・・・
 ・・・合ってるわよ?

 

「とにかく、最初はいきなりのオールイングリッシュに誰もが戸惑い、

クラスレベルも、自分だけ合ってないと感じるもの。

とりあえず、一週間我慢してみれば変わるから!」

 

との事でした。

 

ほんとにほんとかな~。

変わるのかな。。。

 

結局、そのアドバイスは、後々本当だなぁだと感じたものの、

その時は、クラスレベルも下げられないとの事に本当に泣きそうでした。

もう一番下のクラスで、ABCの歌から教えて!復習させて!!私なんてそんなレベルだし!!

自分に対してなのか、学校に対してなのか、留学そのものに対してなのか、

なんとも言えない爆発寸前の気持ちに覆われて、

自分の考えの甘さもいきなり思い知らされました。

 

心をよぎるのはやっぱり、帰国。そればっかり。

留学一日目で荷物を纏めて帰国してしまった、

友人の妹のことばかり思い出す。

 

でもそしたら、一生私は日本から出ないまま過ごすのかな。

旅行なんて、短期でツアーで行けばいいけど、

それでもなんか、自分に納得できない気持ちにずっと襲われて、

後ろめたいような気持ちで海外旅行をするのかも。

もちろん行ってみたい国なんて、一生行けないだろうな。ツアーで行くのって高いし。

そんなのやだな。

 

友達からもらった、メールや手紙を、何度も何度も読み返す。

大事なのは、ここからどうするのか。

諦めるのか、もう一度スタートするのか。。

わかってはいるけど、気持ちを上げるのは、簡単ではない。

 

早くも挫折。

日本に帰りたい。。。

ニュージーに来て4日目、初めて思った。

学校が終わり、家に帰ってパパの顔を見たら、凄く安心しました。

早くもホームシック気味だけど、この週末、淋しいと思わなかったのは、

暖かいホストファミリーのおかげだな。

 

でもでも、

やっぱりパパの作った、チョコレートプディング、アイスクリーム乗せは、

ものすんごく激甘すぎて、ホームシックの心にしみるよー。

 

「学校はどうだった?」

パパとママから心配そうに聞かれて、

「とても難しい。私には猛勉強が必要。」

それしか答えられませんでした。私のボキャブラリーのなさよ。

 

ほんとはそれ以前に、

目の前で人から無視されたっていうショックの方が、大きかったんだけど。

語学学校って、すっごく楽しくて、すぐに友達いっぱいできて、

もう夢の国!ってくらいに思ってた自分を責めたい。

パパママ、それから心配して電話をかけてくれたエージェントの人に

励まされて、なんとか頑張らなくちゃ。。。と奮起してみる。

色々犠牲にするつもりでそれでも来た覚悟を、無駄にしてはいけない。

私の敵は、私の弱い心だな。

明日から、また心を入れ替えなくちゃ!!

 

 

あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
ランキング参加中です。応援のワンクリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅行情報へ
にほんブログ村


放浪記ランキング

こちらも更新中↓

アメブロ 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

ゴロー丸ブログ 真面目なサラリーマン旅をする

その他の記事

<sponsored link>







-旅日記, ニュージーランド, オークランド, 留学

執筆者:


comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PREV
インド、ネパール旅の終わり
NEXT
旅の忘れ物を探しに行く新しい旅

関連記事

タイの伝統芸能カントークへ行こう

さて、本日最後の大イベント、観光に行きましょう!   忍者ラーメンの親切なお姉さんが、トゥクトゥク用にもタイ語で場所名を書いてくれた紙があるので安心です。 問題は。。。まぁ、いつものごとく、…

続きを読む

初のホームスティ休日はDVD地獄とカルチャーショック連発!

ニュージーランド留学の頃の記事を古いブログから移行します。 *日付は留学時のものではありません* ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ベッドに入り、あっ…

続きを読む

本当の悪人ってなんだろう

バラナシ最後の一日が始まりました。   夜には、夜行バスでネパールへと出発です。 しかしその前に、最後に行きたい場所がありました。 そこに行ってから、バラナシを発ちたいのです。 向かいます。…

続きを読む

タメルのローカルエリアの日常

よっしゃ。 カトマンズのみなさん、にやにや顔のジャパニーズが、タメル地区散策にでかけますよー。 でも、ただ懐かしくてにやにやしてるだけですからね! 意外と、変な詐欺とか引っ掛かんないですからね! &n…

続きを読む

ビエンチャンの夕方の過ごし方

夕方、のそのそと起きだして、ビエンチャンの中心地へ出かけました。 ビエンチャンでは、ルアンパバーンと同じく、ナイトマーケットが毎晩やっているので、 もちろん行ってみましょう!   中心地は、…

続きを読む

凛々しいお顔のアンコール・トム

再び岡村さんの待つトゥクトゥクに乗り込み、次に向かう場所は、 アンコール・トム です。     南大門にさしかかった時、オカムラさんがトゥクトゥクを停めてくれました。 オカムラさん…

続きを読む

Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

sponsored link