ニュージーランド留学の頃の記事を古いブログから移行します。
*日付は留学時のものではありません*
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オークランドミュージアム内部、
ジャイアントモアを始め、過去の動物たちの剥製に感動していたら、
続いて恐竜の骨が登場!
プテラノドン??
私、恐竜の化石見るのも好きだけど、プテラノドンは初めて見たかも!
他には・・・
古いマトリョーシカ。
きっと誰かの宝物だったんだね。
昔の街中のお店は、こんな感じだったんだって。
どの国に行っても、昔と今は変わっているから、
こんな昔の再現は、凄く素敵だし興味深い。
ニュージーランドで、古い町並みはどこにあるのかな。
ニュージーで学生のうちに、行ってみたいな。
そしてそして、この博物館内は3階まであるのですが、
3階に上がったところで、驚いた事がありました。
戦争についての展示がたくさん登場したのです。
しかも、日本人の物がいくつも。
このニュージーランド留学で、英語が少しでも上達出来たら、
私は、いつか世界を旅したいのです。
その時、世界中の負の世界遺産を見て周りたい。
きっと、たくさんの日本の過去も見るんだろうなと思います。
でもまずは、ここで出会いました。
戦争に使われていた飛行機が展示されているエリアがありました。
展示物の中には零戦もあって、
残酷な話ばかりが生まれる戦争中のエピソードの中で、
でも、このゼロ戦のタイトルは、”幸運な戦闘機”です。
第二次世界大戦中、ソロモンの攻略を目指した連合軍により、
ソロモン諸島から飛び立つはずだったこの零戦は、爆撃により破損してしまい、
結局その後、部品が足りずに修理されないまま、
飛び立たないまま、誰も傷つけないまま、
終戦を迎えたというとてもラッキーな戦闘機だったそうです。
また、もちろんこの零戦に乗るはずだった若い戦闘員も、
その出来事により、命を救われたそう。
でも、実は、その若い戦闘員の命を無駄にしたくなくて、
整備員が、修理を遅らせていたという背景があったそうで、
その人達の想いによって、戦闘員(シバヤマさんという人だったそう)も、
この戦闘機も、戦争の犠牲とならずに生き残ったのだそうです。
この話を読みながら、一人で感動していると、
隣で、たくさん並ぶ銃を見ながら、サウトがはしゃぎだしました。
「僕、これ持ってるよ!これもこれも持ってる!」
そして、銃を構えるような仕草をすると、
その辺にいる他の見学者に向かって、「バババババババ!!」と、
襲撃音のオノマトペを口にしながら、撃つ真似。
正直、これにはドン引きしました。
そりゃ、国によっての争いに対しての考え方が違うのはわかってる。
戦う事が美学なんだと、戦わない事は逃げだと。
サウトの国は、そういう考えなのかもしれないけど。
それは、守るためになのか、意地のためになのか、
戦う人にしかわからないのかもしれないけど。
でも、ここに展示されているものは、
絶対に戦争に対して”No”を付きつけるためなんだと、そう信じてる。
ニュージーランドも、争いには”No”なんだって。
とにかく、もっともっと世界が平和になって、
ここにある国旗のたくさんの国を、いつか旅出来ますように。
サウトには、わかんないだろうな。こんな気持ちなんて。別にいいけど。
オークランドミュージアムは、凄く見どころ満載で、
色んな展示に出会えて、凄く楽しかった!しかも、無料なんて!!
連れてきてくれたパパには、本当に感謝!
サウトは、結局うるさかったけど。
博物館を出た後は、マウント・イーデンに連れて行ってくれました。
到着するとパパは、2人でぐるっと歩いてきなさいと言って、
私とサウトを送り出しました。
マウント・イーデンは死火山で、標高は196m。
その昔、マオリの要塞”Pa”があった場所なんだそうです。
中央には、大きなクレーターがあって、そこまで歩いて降りられます。
小さくてわかりにくいけど、中央の下の方に歩いて降りてる人がちらほら。
走り降りてる子供もいるけど、結構な急斜面なんで、
さすがに降りるのはやめました。
オークランドには、50箇所程の死火山かあるようです。
さっき、博物館で見た、火山の爆発によって、このニュージーランド島ができたって話も、
よくわかるような気がする。
でも、山頂からの眺めが抜群で、オークランド市街を、
ぐるりと見渡す事ができるのです。
ニュージーに来た日に、エージェントの人から色々説明してもらった場所は、
どっちの方だろう。
マオリの住む村とか、LGBTに寛容なニュージーのゲイのカップルの住む町とか、
行ってはだめだよって場所とか。
もう、方角すらわかんないけど、行ってはいけない場所以外は、
帰国までには、色々見て回れるといいな。
こうやって、高い場所から見るオークランドは2回目だけど、
あの時とはちょっと違う気持ち。
私はちょっとだけ、ニュージーランドに馴染めてきた気がする。
そんな事を思いながら歩いていると、スーパーナルシストのサウトが、
「サヨ、ここで写真を撮ろうよ!」と言いだしました。
「もちろんいいよ。」
最初にサウトが私のカメラで私を一枚撮ると、
「僕も撮ってよ!」
と言うので、快くサウトを撮りました。
「見せて見せて。」と、撮った写真を見たがるサウト。
見せてあげると、「あー。。。」と言って、あまり自分の写りが気に入らなかった様子。
もう一枚撮ってよと言うので、まぁいいかと思い、
同じように撮って見せてあげると、今度は満足そう。
でも、次の瞬間。。。
「もう一枚撮ってよ!」と言って、かぶっていた帽子をとって私に持たせる。
はいはい。帽子なしバージョンも撮りたいのねと思い、
それでも気持ちよく撮ってあげると、今度は上着を脱いで「もう一枚!」
ヘッドホンをとって「もう一枚!」
気がつくと私は、望んでもいないのに、彼のカメラマン状態になってました。
しかもなんか、サウトの荷物、全部私が持たされているし。
若干、なんだこれと思いながらも、それでもまだ付き合ってあげていたら、
更に調子に乗ってきた。
「あのベンチのところで撮ろう!」
「次は、あの景色をバックに撮ろう!」
かれこれ、私のカメラなのにマウントイーデンでの写真は、
私の写真が一枚、サウトの写真が何十枚と連なってる。
1つの場所で、帽子をかぶったバージョン、帽子を脱いだバージョン、
上着きて、脱いで。ヘッドホンして、とって。
しかも、奴のポーズと来たら、正直すんごいダサい!!
ベンチに片足だけ乗せて前のめりになって、
手はDAIGOのうぃっしゅみたいなポーズで、なんか古いんだよ!!
それよりも、なんなの?写真集でも作りたいの?
私は、あんたの専属カメラマンなの?
そのうえ、奴の荷物まで持たされて移動してんのなんで?
しかも、せっかくパパがこうしてお出かけに連れてきてくれてるのに、
奴と来たら、車の中ではずーっとでかいヘッドホンで音楽を聴いてて、
かなり失礼。
そのでかいヘッドホン、今、私がずっと持たされてるんですけど。
なんか、だんだん腹が立ってきた。
なんで私が、自分のカメラであんたをたくさん撮らなきゃいけないんだ!
私に一切の気を使う事もなく、おかまいなしにその悪行を続けようとするサウト。
「サヨ、今度は向こうで僕を撮ってよ!」
もはや、イライラが頂点に達した私は、
奴に持たされてた荷物を全部、奴に突き返すと、
奴を無視して、パパの待ってる車へと歩き出しました。
「ヘイ!ヘイ!サヨ!どうしたんだよ!?僕を撮ってよ!」
それでも、まだこっちの気持ちにも気付かずに叫んでるサウトの声を、
背中で跳ね返しながら。
もう、この素晴らしい景色すら、堪能してらんない。
せっかくパパが連れてきてくれたのに、
ちょっと残念なマウント・イーデンになってしまったのでした。
***
今日のパパの作ってくれたディナーは、
魚のフライ(フィッシュアンドチップスの魚のみ)
それから初めて食べたラビオリ。
揚げ餃子みたいな食べ物です。ソースをつけて食べるらしい。
とても美味しい。
***
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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