嘘っぱちだとも気付かずに

久しぶりに、ちゃんとベッドでぐっすりと眠りました。

 

しかし、ほんとにネパール寒い!!

それが本当に辛い。

 

雪が降っているくらいの寒さではないけど、でもやっぱり寒くて寒くて、

布団に入っていないとちっとも暖まらないくらいの寒さです。

入っていても、暖まるのに時間がかかるんで、本気で電気毛布欲しいです。

暖房器具なんかがないんで、仕方ないですね。

ただ、ネパールの冬をなめてたよ。

なんだか、部屋の外に響いてる水の音で目が覚めました。

 

最初は、隣の部屋の人がシャワーでも浴びてるのかなって思ってたけど、

それは降り続く雨の音でした。

天気予報を見てみたら雨!しかも一日中雨マーク!!

そりゃ、寒さにも磨きがかかってるわけだ。

 

シャワーを浴びると、昨日と変わらないくらいの水よりはマシって程度のぬるま湯で、

ドライヤーだけが暖をとれる唯一の手段。。。

あ、ボリビアの時も、おんなじこと思ってたなー。

やっぱり東南アジア以外の山間の国に行く時は、バックパッカーは暖房器具持参をおススメします。

 

本当は今日は、バスに乗って違う町に行ってみようと思ってたのに、雨じゃなぁ。

ひとまず、カトマンズは明日の早朝発つ予定なので、また戻って来てからに期待。

晴れ女っぷり発揮したい。

 

ありがたいことに、この宿は朝食付きなので、朝食を食べに屋上に行きます。

うん。眺めはいいけど、やっぱり寒い!!

 

息が白い!!

これじゃ、ヒマラヤ山脈はちっとも見えやしない。

ゲストハウスは、こんな風に屋上で景色を見ながら朝食を食べさせてくれるところが多いけど、

こんな雨の日は、部屋で食べたい。

いやほんと、我ながら、今日起きてから寒いとしかつぶやいてない。

 

日本人宿なんで、昨日は一人しか会えなかったけど、

宿泊客、他にもいるんだろうなって思ってたら、昨日会った彼しかいませんでした。

やっぱりオフシーズンなんだな。でも、天気はいいって聞いてたんだけどな。

 

とは言え、旅人同志の会話とか、まだ未踏の国の話なんかは、やっぱり楽しいです。

すでに行って来た国やネパールの他の町の写真なんかを見せてもらうと、

やっぱりわくわくするし、また興味の湧く国も増えます。

 

まだ旅の序盤の者にとっては、その国の情報は本当に必要すぎるので、

色々教えてほしかったんだけど、

この人は、いまいちなんでかわかんないけど、この宿については一か月もいると言うのに、

情報を出し渋る人でした。

 

明日移動する、ポカラという街に行くためのバス情報が欲しかったんだけど、

「えーとねぇ、俺は850ルピー”とか”だったかなぁー。でも、注意した方がいいよ。(笑)」

「え?どういう意味?この宿で買わない方がいいってこと?その辺のツアーデスク回った方がいいの?」

「あー、そんなことはないよ。宿で買っても他行っても一緒だから。ただ、注意した方がいいよ。(笑)」

「ぼられるなってこと?」

「いや、ぼられるかどうかは。。。(笑)」

 

こういう、ズバッと言わずに意味深な言い方をする人苦手なんで、

まぁそれ以上、これについての話は聞くのをやめました。

旅先に居る時くらい、日本人に対してイライラしたくない。

 

朝食。

ネパールでは標準の、小さめのトーストとじゃがいものカレー炒め。

卵は、好きなように調理してくれます。

ネパールのミルクティー、チヤがほんっとうに美味しいんだけど、

なんせ寒くて、すぐ冷えちゃいます。3杯くらい飲みたいところです。

 

食べ終わり、ここにいても寒いし、もう一人の人からの情報もあてにならないし、

直接、料金を聞きにフロントへ降りました。

 

どっちにしろ、明日は絶対に発ちたいんで、足は確保してしまいたいし。

屋上よりはマシだけど、やっぱりストーブもないから寒い!!

寒い寒いうるさいですね。すいません。でも本当に寒くてたまらないんです。

 

ちょうど、通称・小さいオーナーもいて、色々聞けるんだろうなって思ったのが、

そもそもの間違いでした。それに気付くのは、まだ先ですが。

 

受付の男の子に、ポカラ行きのバスチケットを聞くと、

なんかチケットの束を取り出した時に、その子がオーナーになんか言われて、奥へ消えて行きました。

すぐに戻って来た彼が、なんか写真付きのパンフレットみたいのを見せながら言いました。

 

「このバスは、2000ルピー。トイレもランチもついてるし、椅子もやわらかくて快適。」

 

いや、どう見てもそれVIPバスだろう。

私にVIPバスは必要ないんだけど。

私を見ればわかるじゃん。どう見てもVIPバス乗りそうにないってわかるっしょ。

 

「もっと安いバスはないの?」

「それじゃ、こっちのバスだとランチがないけど1500ルピーだよ。」

 

下調べした普通のツアーリストバスだと、700ルピーから1000ルピーってのが多かったんで、

これでもまだ、高いバスを出しているに違いない。

(ローカルバスだと500ルピーですが、当日券しかなくてぶっつけ状態なんで)

 

「もっと安いバスでいいんだけど。」

 

そしたら結局、最初に見せようとしたチケットの束を見せながら、

「じゃあこのバス。ランチもトイレも何もついてないよ。」

で、なんかオーナーに聞く彼。

 

すると、近くにやってきたオーナーが、

「1000ルピーね。」

と。

 

いやいや。高い。

「他の部屋の日本人に聞いたら、850ルピーって言ってたんだけど、850ルピーのバスはないの?」

するとオーナーが言ったのは、

 

「その850ルピーチケットは、自力でバス停に行かなきゃいけないからその金額。バス停まではタクシー使ってここから300ルピーかかるよ。

しかも、ポカラ行きは早朝だから、タクシーもあまりつかまらないし、たぶんもっと高いお金を言われる。

でも、うちの1000ルピーのチケットは、送迎付き。明日、バス停まで送ってあげるよ。

他のツアーデスク行ってきてもいいけど、今はオフシーズンだから、同じ金額かもっと高いんだよ。

うちは、宿泊してくれるからこの金額で売ってる。」

 

と、怒涛のように、納得するには充分な理由を話してくれました。

まぁ、後ほど大嘘だったって判明するんですけど、この時は何も知らずに、

このうまい話にすっかり乗ってしまうことにして、結局嫌な気分になることとなったのです。

そう、煮え切らなかった、他の部屋の彼の「注意した方がいいよ(笑)」の言葉もすっかり忘れて。

 

先に言っておくと、カトマンズのトラベラーズホームでは、バスチケットは買わない方がいいかもです。

いわゆる”小さいオーナー”のいる時は。

評判のいい日本人宿だったけど、よくよく調べると、すっごいトラブルもあったりして、

今後二度と使わないだろうなと思ってます。

従業員はいい子が多くて、普通に泊まるだけなら問題ないと思うけど。

 

まあ、足元見られたのかもだけど、

私も私で、いつしかすっかり、悪徳商売が嫌いと言いながら、

初旅の頃はしていた自分の足で何件も周って確かめるってのを、めんどくさがってしまったことに、

付け込まれた感は大きいです。

 

とりあえず、後ほど起こることになる激怒案件にも気付かずにいた私は、

じゃあ、窓側の席にしてね。と、何にも知らずにウキウキで予約をしてもらい、

いつもの旅どおり、次の町への足を確保できた時の喜びに浸りまくってました。

 

ついでに明日の朝は早いので、宿代の清算も済ませ、

今日はのんびり、タメル観光でもすることにしたのです。

外に出ると、ますます雨脚が強まっていました。

 

しかし、

やっぱり、

 

寒い!!!

 

 

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一人旅が大好き。特に長距離バスを乗り継いでの移動が多く、現地の人との交流がとても好きです。 読んでくれた方が、旅気分になってもらえるようなサイト作りを心がけています。

View Comments

  • こんにちは
    いいイメージだったのにここに来てやっぱり みたいな感じ??
    やっぱりある程度自分で調べなきゃなのかな
    てか意味深な言い方をした日本人の人も教えてくれればいいのにね
    まぁこれも勉強??

  • あー、私もその日本人男みたいにはっきり物を言わないタイプの人、めちゃくちゃイラッとします(>_<)
    バスのトラブル、何があったのか続きが気になります。私はネパールに最後に行ったのがもう12年前になるんですが、当時はネパールでぼられたり騙されたり嫌な思いをする旅行者は居なかった気がします。(勿論お隣インドでは当たり前ですが(笑))最近はネパールでもそう言う話があるんですね。。。

  • 暑いのは何とかなりそうですが寒いのはつらいですね。

  • >サヨ@女一人旅さん
    私は昔バンコクのドミで、日本人の男にまんまとやられたことがありますよ。
    全財産を盗られて困ったって言いながらドミに帰ってきて、私しかその時居なかったから、つい貸しましょうか?って貸しちゃったんですよね。
    そしたら、数日後消えましたね(笑)私以外にも大学生からお金借りたり、ドミで財布からお金が消えてた子も居たり。
    貸した私もバカなんですが、以前にもインドで睡眠薬強盗で無一文になった日本人の男の子に貸してあげた時はちゃんと返してくれたし、つい日本人だから困ったときはお互い様と思って、信用してしまいました。
    インドで現地の詐欺師と組んでる日本人がいるとか言う話も聞いたことがあります。最悪ですよね。

  • アハハハ
    結局、この日は本当にズーッと寒かったんだと
    よーくわかりました(笑)
    私は日本にいても暑さに強く寒さに弱いので
    とても我慢できないでしょうね、年齢的にも…
    笑っちゃあいけないんですが、寒い、寒いの
    連呼に読んでいても寒くなるような感じでした、ハハ