下調べゼロで来ると、ヨーロッパの鉄道に乗るのは大苦労ということがわかりました。当たり前っす。
電光掲示板で、クトナー・ホラ行きの電車の出発時刻が出るのを待ちます。
待ちます。
待ちます。
。。。(・Θ・;)
あ、、、あれ?ここエリアが違うとかそういうパターンあるのかな?
もしかして、東京駅で言う新幹線エリアみたいな。
なにせ、予備知識ゼロのため、いらない心配なんかも加わります。
よし、迷ってるくらいなら聞きに行こう。
さっきのチケット売り場に聞きに行くと、インフォメーションがあるから、そこで聞いてと。
え?インフォメーションちゃんとあるんですか??どこですかぁ??
いっちばん、端っこ。
正直、インフォメーションって表示いっさいないので、どうやって知ったらいいですかレベルですが。
ブースのおばさま達も結構冷たいし、心折れないように必死というか、
めちゃくちゃ不安なんですが。。。
そんな気持ちを抱えながら、インフォメーションカウンターのおばちゃんに、
クトナー・ホラ行きの電車はいつ出発しますか?と聞くと、
「クトナー・ホラね。一番早い電車を2つ教えるわね。」
と、ちゃんと時刻表を印刷までしてくれました。
↓印刷してくれた時刻表。
「こっちは、途中で乗り換えのあるルート、もうひとつは少し遅いけど乗り換えなしのルートよ。
乗り換えの方は、コリンという駅で乗り換えてね。」
なるほど!
ところで、もうひとつ不安がありました。
それは持っているチケットがちゃんと往復チケットなのかってことです。
一応、往復チケットくださいって言って買ったけど、チケットの表示チェコ語でよくわかんないし。。
「これ、片道チケットですか?」
と聞いてみるとおばちゃんは、
「いいえ。往復チケットよ。」
と言って、チケットに表示されている文字の説明をしてくれました。
これ↓↓ チケットなのですが、
ここに表示されている「Z」は、乗車場所。
「Do」は行き先。「Pres」は、停車する駅ね。
(料金は往復で209コルナ:910円くらい)
「ちゃんとここに帰ってくるまで、持っておいてね。」
おばちゃんは、そう言うと、あ!そうだ。という顔になり、「ちょっと待って、心配だわ。」と。
「これは、クトナー・ホラからの午後の電車よ。帰ってくる時は、このどれかの電車に乗ること。」
と言って帰りの電車の時刻まで印刷してくれました。
「ありがとうございます!」
「楽しい一日を!」
もうこのおばちゃんの優しさにはほんとに感激しました。
ヨーロッパ旅に出て、初めて求める以上の親切を返してもらった気がしました。
基本、”無駄なことはしない”の人達だと思うので。
おばちゃんのおかげで、無事に行って帰ってくることができそうです!
そして、おばちゃんの教えてくれた通りの時間の電車が無事、電光掲示板に表示されました。
表示も乗り換えの電車だったからか、これでいいのかな?って表示だったけど、
トレイン番号と時間を頼りに探しました。
早い方の電車でコリン乗り換えで行きます。
停車するホームの番号もわかったので、向かいましょう!!
ヨーロッパって感じのプラットホームです。
電車は1等席と2等席があるのは、わかっていましたが、車両はどう分かれているんだろう?
って思っていました。
でもちゃんと、電車の車体に大きく番号が書いてありました。
私はもちろん、2等席です。
電車に乗り込む前に一応、ホームにいた駅員さんに、これクトナー・ホラに行くよね?と確認すると、
「クトナー・ホラ行けるよ。でも、コリンで乗り換えが必要だからね。」
と、にこやかに言ってくれました。
さっきのおばちゃんに引き続き、いい感じです!
しかも、これで行きたい場所に行ける!ってのもあって、気持ちが一気に晴れました。
車内。
ほんっと、アジア人だから避けられているのか、誰も近くに座ってくれません。
立ってでも座らないから、なんか申し訳ない気分になったよ。。。。(´・ω・`)
今日の旅のお供は、昨日コンビニで買っておいたビスケット。
プラハでは、炭酸水のシトラス味がお気に入りです。
そして、相棒ハルコもね。
寂しいときは、ハルコを出して手首にストラップを通して歩いてみると、
あの頃みたいに一緒にお散歩してる気持ちになれて、急に一人じゃない気分になれるからいい。
ヨーロッパ旅も隣で、ふわふわの毛をなびかせて一緒に旅しているんだよね。
車内は、充電もできます。ローカル電車でこれ、いいなぁー。
そして、電車はゆっくりと動き出して、
プラハの都会の街並みも流れ出します。
ちなみに”プラハ”と名前につく駅はいくつかありました。
常に降りる駅を意識しなきゃいけないのが面倒なので、旅は鉄道よりバス派なのですが、
ヨーロッパの駅名の看板は、大きくて見やすいのが凄くいいですね!
しかし、私、夜行列車は酔ってしまうのでダメなのが残念ですが。。。
あっという間に、景色はのどかな田舎の景色に変わり、
ポーランドから来た時に見えたような、菜の花畑が広がりだしました。
黄色が綺麗です。
しばらくすると、車掌さんが切符の点検に座席を回り始めました。
さっき、乗り込むときにホームで確認したにこやかな人でした。
「注意してね。君は、コリンで必ず電車をチェンジすること。コリンは次の駅だからね。」
と、もう一度、念を押してくれました。その優しさが嬉しかったです。
乗った電車は、EC(特急)だったので、2つ目の駅がもうコリンでした。
しかし。。。
電車に乗っていた時から思ってたけど、
クトナー・ホラって観光客に人気の場所なのかと思いきや、ほとんど人いませんでした。
なので、迷ったときは、それっぽい人についていってみるができません。笑
でも、コリン駅の乗り換えわかりやすかったので、大丈夫でした。
さぁ。いよいよ近づいてきました。
どきどき。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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あかん(^_^)/~
この年になると涙腺のコントロールができなくって…、
インフォメーションのおばちゃん、車掌さん、
めっちゃ、ええ人ですね~(涙)