最終日。
窓の外は曇っていたけど、泣いても笑っても最終日。
南米旅が終わってしまう。
ずーっとずーっと、それこそ10代の頃から、いつかボリビアに行きたいと思ってた。
旅に出ると決めた頃、南米も必ず行くんだと心に決めていた。
でも、南米レベル高そうだなーと思って、東南アジア旅から始めた。
東南アジア旅は、かなりの長期間だったから、日本に帰るのは凄く楽しみだったし、
初めての旅にしては、やりつくした感があったし、
ヨーロッパ旅は、あまり自分らしい旅ができなくて、正直早く帰国したかった。
それ以外の短期旅行は、基本楽しかったから、また別として、
こんなに旅が終わるのが、日本に帰るのが寂しいと思うのは、ニュージー留学以来だな。
私の旅は、まだまだ続くし、行ってみたい国だって山ほどある。
でも、それは”行ってみたい”国。
行きたい国は、叶えてしまった。
また、これくらい憧れる国は、現れるのかな。
何にしても、健康でなければ、難しい過酷な旅。
「ただいま」が言えるからこそ、旅は素晴らしいと言えるから、それだけは一番に、
また新しい旅に出たい。
と、こんなちょっと切ない気持ちで迎えた朝から始まりましたが、
切ないどころか、超ーーーーくっだんない理由で、再び私とゴロー丸、
前回書いたとおりやらかしました。
この旅途中から、参加してくださった方は、こちらを読んでいただくと、
より、私のあほさ加減を知っていただけると思います。
もうー。嫌になっちゃうよ。自分。
南米では、10時チェックアウトという宿が多くて、
移動前は、時間がある限りゆっくり休みたいと思っているので、早いなぁとちょっと思っていたんだけど、
ここのホテルは、12時だったので、ゆっくり片付けもできてありがたかったです。
バックパックは、もうパンパンだし、手荷物も手一杯。
ホテルに荷物を預かってもらったら、空港へ行く時間まで、最後の散策へ出かけました。
バイバイ。ドッグトレーナーさんとワンさん。
ぼやけちゃったけど、電線には赤い鳥がエンディングゲストのように来てくれました。
で、このお方は。。。
えーっと、リスかなぁ?リス?
キミ、感電しないようにね。いや、本気で。
この帰国直前で、パパイヤと間違って食べたメロンでお腹を壊したゴロー丸によって、
昨日の最後の夜の夕飯も、スーパーの総菜だけだったし、
ここは、最後にペルー料理のランチを食べてから、去りたいところ。
まずは、地球の歩き方に載っていたおススメペルー料理の店が閉店していた所から、
それは始まりました。
ゴロー丸が、じゃあ近くにある日本食レストランに行こうと言いだしやがったのです。
海外の日本食レストランは、結局はずれも多いし、クオリティ高いところもあるけど、
私は、旅の途中で疲れたり、食べ物が合わなかったり、どーうしても恋しくなった時に、食べればいいと思っています。
何もあと、帰国するのみっていうタイミングでわざわざ行かなくてもっていう考えです。
しかも、日本食レストランの売りって、SUSHIだったりもするから、生魚アレルギーの私には、
ますます、海外で行かなくてもいいジャンルになるのです。
こんなでも、少なくとも世界を結構旅してきたし、日本食の役割をゴロー丸よりは、はるかに熟知しているつもりだし。
たとえ、これまずい。これ何?ってものであろうが、そんなことを言いながらも、
最後は、どうしてもその国の料理を食べたいのです。
「ここは、ペルー料理屋を探そうよ。」
しかしゴロー丸は、明らかに不服顔。
ゴ「暑いんだけどー。」
ゴ「俺、まだ体調悪いんだけどー。」
ゴ「あー。汗かくー!!」
怒涛の愚痴、オンパレード。
若干、相変わらずの愚痴っぷりにイライラしながらも、ペルー料理を探しますが、
何せ、あまりお店のあるエリアじゃなくて、レストランもイタリアンや中華やら、結局日本食レストランやらしかないのです。
食堂が見つからない!!
ゴ「もう、日本食レストランにしようよ。日本語も通じるしさあ。」
「あのねえ、日本食レストランだからって、店員が日本語話せるとは限らないんだからね!!」
ゴ「いいじゃん。ペルー料理もたくさんあるって、地球の歩き方には書いてあるし、もう暑いし、俺、倒れるんだけどー!!」
ゴ「もう、まじで歩けないー!!暑くて溶けるー!!もう~%&’()=$」
「わーかったよ!!じゃあ、日本食レストラン入ろうよ!!」
ゴロー丸のあまりのうるささに、逆ギレ気味で、この帰国間際に日本食レストランに行くこと決定。
入ると1階はカジノのようで、さらにのぼったところに、レストランがあります。
いやもう、ほんっと、このお店は何も悪くない。
悪いのは、わがままなゴロー丸と、そして、こだわりの強い旅スタイルの私。
そして、私が言った通りに日本語は通じませんでした。
やっぱりメニューは、当然日本食です。
寿司メニューも生魚メイン。
もし、旅のど真ん中で、心から旅に疲れて、ここに来ていたら、このおいしさに心底笑顔がこぼれたと思う。
でも、ほんっと、こんな南米最後の食事で、こんな最悪な時間を作ってしまうなんて、
本気でアホすぎる夫婦です。
こんなにも最高においしいレストランで。
私、ペルー名物のセビーチェも食べられないんですよ。
生魚入っているんで。
今まで、生肉、生魚はいっさい食べたことがないと言うと、人生損してるって言われること多くて、
だけど、「別に。アレルギー出るくらいなら食べなくていいし。」って思ってました。
でも、ペルーで初めてそうかもって思った!セビーチェは、食べてみたかったなー。
ここでは、セビーチェだけがペルー料理のようです。
と、この旅何度もくだんないっていう喧嘩がありましたが、最後のあほ喧嘩。
こーんな旅前夜と最後にまで、おんなじことしでかしてるなんて、もう学習能力なさすぎです。私達は。。。
この時の私の写真見ると、そりゃもう、もう、赤面しちゃうくらいひっどいブッチョー顔していて、苦い思い出です。笑
さて。
こんなんで笑顔で帰国できるんでしょうか。
南米旅最後の記事へ、今回も、あと少しお付き合いくださいませ。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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View Comments
いつも楽しい旅行記をありがとう^^
やらかしって(笑)
いっぱい喧嘩するとその分相手の心の中が解って来るね
でもその分知れたって事で ふたりの愛情を形成して行くのだと私は思うのでござる(≧▽≦)
最後まで楽しまさせて頂きまぁ~す♡
わかりますよ~!
軟弱な相方と旅行すると、旅をワイルドに終われないんですよね。
私も昔、夫のイカオとイースター島に行った帰りの飛行機乗り継ぎ地のチリで、最後のランチにと食べた魚市場の食堂のシーフード。山のように食べた私は何ともなくて、ちょっぴり食べただけのイカオが具合悪くなり、ぐったり乗り込んだ帰りのフライトが、飛んですぐ不具合が生じ、ブエノスアイレスに降りて一泊することに。
レシートさえもらえば、その夜の飲み食いはエアライン持ち、ということで、予期せぬアルゼンチンの一夜に喜びいさんで外出の支度をする私に、「危ないから、一人では絶対に!外出しないで!」と言い残して息絶えた…ではなく爆睡したイカオの一言の呪縛で、ホテルから一歩も出れずにひもじい思いで一夜を過ごした(ホテルの食堂も売店も着いた時点でとっくに終っていた。しかも代わりに翌朝空港でむさぼり食べたものは、前日の夕食じゃないからダメ!と言われ…(。>0<。) あの恨み、誰にもぶつけようがなく、今でも胸の中にムラムラとくすぶっております(T▽T;)
わかります。。。
こんにちは!
いつも楽しく読んでました。
私も前に3ヶ月南米バックパーカー旅したので、帰りたくない切ない気持ち痛いほどわかります~。
今でも思い出せるほど、切ない気持ちだったー。
そんな時に、日本食!!
女子にはない選択肢ですよね。怒っちゃうのわかります。
後になれば、笑い話かも知れないけど、最後のペルー料理を死守したい気持ちは痛いほど。。。
男子ってこういうとこあるなーって、なんとなーく思いました。
最後まで楽しみにしていますね!