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ニュージーランドのパパの傘

投稿日:2021-04-02 更新日:

ニュージーランド留学 の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

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ニュージーランドの深まった秋は、雨が凄く多いのです。

今朝も、家を出ようとしたら、ちょうど雨が降ってきました。

でも、いつも降ってもすぐに止んで、日差しが顔を出すのです。

そして、また降りだしたりもするんだけど。

 

まる一日、降り続いている事はあまりなくて(少なくとも私がニュージーに来てからは)、

傘をさしている人も、ほとんど見かけません。

ちょっと雨宿りすればいいからです。

なので、日本から持ってきた折りたたみ傘もほとんど使わないまま。

 

雨が降り出したけど、バス停まで走って行っちゃおうと思った時、

パパが傘を持って行きなさいと、私に持たせてくれました。

 

パパの黒い傘は、見るからにおじさんの傘っぽくて、

だいぶ古くて、凄く大きい。

私は、傘いらないなぁと思いながらも、バックの中の自分の傘をアピールすることもなく、

パパのこの傘を持つのが、嫌いじゃなかったのです。

私にとって、”パパの傘”という感覚は、生まれて初めてだったので、

実はとても気に入っていました。

 

ちょっと嬉しいような気持ちで、この大きな傘をさして、

バス停へと歩きました。

 

学校に着くと、昨日、初めてまる一日さぼった私に、クラスメイトやミッシェルから、

「サヨは、昨日ボーイフレンドと会ってたんだろう?」

「デートだったんでしょう?」と、口々に聞かれました。

私が答える前に「当たり前じゃない!!」と主張する人も。

いや、そうだったならどんなにいいか。。。

独り楽しくさぼって市内観光してました。。。

 

語学学校は、もちろん義務教育でもなんでもないので、

結構みんな好き放題にさぼったりしています。(うちの学校は!かもだけど)

家族で旅行に行って2日くらい居なかったり、

どこに行ってたんだか、カップルで中抜けしていたり。

はたまた、サウトみたいに、ただめんどくさいのか、何日も来なかったり。

それが結構、当たり前の世界です。

(相変わらず、韓国人の子達とサウジアラビア人の子達で半々くらいのクラスだからかもですけど)

 

でも、私はたぶん、真面目な日本人なので、朝は一番乗りだし、

いないことが珍しかったのかも。

彼らを見ていて、英語を学びに来ているのに不真面目だな!云々、

なんてちっとも思わないけど、

コミュニティーがかなり出来ているその2国は、

留学と言う名の「この国に勉強しに頑張りに来ている!」と言う感じではなく、

暮らしながら楽しみながら、自然に学んでいる感が強い感じがして、

ちょっと羨ましいなと思ったりもします。

 

実際に、家族ごとニュージーに留学しに来ている子も多いし、

家族がいなくても国のコミュニティーが出来上がっているので、

孤独感はちっともなさそうなんですよね。

気軽に誰でも遊びに行ける、国のサポート施設?みたいなのもあるみたいだし。

 

ただやっぱりそんな中で、ミッシェルだけは違うかな。

孤独感があるとは感じないけど、自国の誰にも頼らずに自分の足で立っている感じ。

相変わらずミッシェルは、韓国人の子達とは一切つるまず、

私の隣に居てくれて、色んな話をしてくれています。

そんな彼女を見ていると、私も頑張ろうって思えるのです。

 

今日は、学校帰りに、再び行こうと思っていたところがありました。

もう一軒、日本語ガイドで現地に連れて行ってくれる、

ロードオブザリングのツアーをやっている会社をオークランド市内に見つけたのです。

先日行った一軒目と、大して変わらないだろうと思ったけど、

一応行ってみることにしました。

 

催行されそうか聞いてみたけど、一軒目で聞いたことと同じ答え。

やっぱり、終わって何年も経って、だいぶ人気も落ち着いてきているので、

なかなか確率的には難しいらしい。

 

でも、ここでは2つツアーを持っていて、とても親切にしてくれたので、

今回は、連絡待ちだけではなくちゃんと申し込みをすることにしました。

私の他にあと一人、申込者がいれば決行されるのです。どうか!!

一軒目の会社からは、相変わらず連絡は来ずのままです)

あのチャンスを逃したのはダメだったのかなぁー。うーん。。。

 

バス停で、帰りのバスを待っていると、知らない女の子から話しかけられました。

アラブ系っぽい感じの子。

場所とかバスの事とか聞いてきたのかなと思いきや、

「私、雨って嫌いなのよ。最近毎日雨降ってるわよね。」

そんな感じの会話でした。

 

日本にいて、知らないおばちゃんからはたま~に話しかけられる時もあるけど、

気軽な友達みたいな感じで話しかけられることもないので、

ニュージーランドにいて、この当たり前の出来事がやっぱり凄く好きだなと思います。

 

でもやっぱり、彼女のお国なまりの英語は、

英語まだまだの私には、全部は聴き取れず。

最終的には結局、英語もっと頑張ろうと思いました。

 

ホームスティの家に帰ると、今日も学校に来なかったサウトは、

普通~にリビングで今日も、くつろいでいました。

パパも居るのに、堂々とサボる。いやほんと、その図々しさ羨ましいよ。。。

 

今日は、そんなホームスティの家の中の写真を。

大きな暖炉があって、壁に家族写真が貼ってあって、

かっこいい西洋の家の中って感じ。

ただ、パパは再婚で今のママと暮らしているので、

ママはこのパパの前の家族との写真を毎日見ても、嫌になったりしないのかなと思ったりもする。

その辺は、日本との違いなのかなぁ。

 

これは、廊下。

両サイドにいくつか部屋があって、ホームスティする留学生の為の空き部屋。

早く、サウトじゃない人来ないかなぁ。。

 

パパとママの愛猫。

パパとママは、猫のなんかクラブみたいなのを運営していて、

この子は、かなりの素晴らしい賞なんかももらっている子らしい。

でも私は、この子を見るたび、家の愛犬はるこに会いたくて触りたくて堪らなくなる。

 

今日の夕飯は、ソーセージとたまねぎの煮物。

マッシュポテトに、グリーンピース。

ソーセージの味がなかなか癖のある味なので聞いてみると、

案の定、マトンのソーセージだった!

先日、マトンにはかなり苦戦したので、今日はあまり食べたくないなぁ。

なんて思っているうちに、ソーセージをたっぷり入れて、

私のお皿に盛ってくれました。

 

またしても、先日と同じで頑張って完食することに!

もっと食べなさいと言ってくれたけど、さすがにもう無理でした。

食後のデザートのフィジョアが、口直しでとーーーーーっても美味しかった!

 

 

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
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負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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