バックパッカーの旅先あれこれ

旅をしてくるって言うと周りの人は

投稿日:2018-07-06 更新日:

旅に出るよと言うと、しばらく日本からは離れることになります。

そりゃもう、当たり前で。

そして、バックパッカーの旅って言うと、ツアーではないし、どこを見るのかみっちり計画を立てて行くわけでも、はたまた帰国日をはっきり決めて行かない時もあり、ルートも帰国も未定。

東西南北、どの方向の町に進むのか、現地で決めたり変更したり。

でも、そのことに対して、友達や旅友なんかからは、楽しんでおいでーって好意的に送りだしてもらえるんだけど、時にはそりゃもう、好意的な言葉とは真逆の言葉を浴びせられたりもしました。

まあ、もういい大人なんですけど。

旅に出る話をした時に、実際に周りがどんな反応をしたのか、自分でも予想できなかったびっくりしたことなんかもあったので、紹介したいと思います。




 

うちの母は、どちらかと言うと放任主義な人なんで、海外に行くよと言っていっさい反対されたことはないです。

結構、海外で出会うバックパッカーの中には、親の説得が一番大変だったとかいう人も出会ったのですが、その点に関しては楽なんだと思う。

むしろ、母は海外に行ったことのない人なんで、いつも帰国後の写真と話を楽しみにしてくれてるって言う環境です。

 

 

まあ、実際ちゃんとした?かどうかはわかりませんが、一応しっかりしているつもりの大人なんで、そこは信頼してくれてるんだなーとは思ってはいます。

いとこのおばさんなんかも同じで、旅中で着られるようにとワンピースをプレゼントしてくれたり、安全に行ってくることっていう念は押されたりもしたし、よく一人で行くなぁーって言われたりもしたけど、でも快く送り出してもらってると思います。

 

が、そんな中で初めて自分なりに衝撃を受けたのは、ヨーロッパ旅の時。

 

あり得ない!!と、とある人に言われたのです。

「女が一人で海外行くなんて、はしたない。自分勝手だ。遊び人だ。ふしだらだ。二度と行くなよ。」

はー、そんな考えする人もいるんだと逆にそっちの考えに衝撃を受けました。でもって、大の大人に対して、二度と行くなよと人の人生を縛る発言も。

 

はしたないこともしてないし、ふしだらなこともしてないし。

見てきたのは、自分のこれからの人生をきちんと考えさせてくれるような大きな歴史と、一生忘れたくないような美しい景色だったんだけど。

 

でもってまぁ、一人旅じゃなくなっても、

ゴロー丸と行った南米旅はそりゃもう、けちょんけちょんでした。

まさに「この人でなし!!」「この疫病神が!!」くらいの勢いですよ。もう。

この景色を観に行ったら、”人でなし”なんですって。

もはやもう、じゃあ疫病神でいいでーす。くらいの気持ちですよ。

ブログでもしょっちゅう思い出しては、一人わなわなと怒りが満ちてきて、書き綴ったりもしましたけども。

 

でもね、南米でも疫病神は色んな景色を見て、色んな人に出会って、人生の宝物をもらって帰って来たんで、そんな言葉を置いておくよりも思い出を置いておくことにしてます。

自分が、日本の中の人間社会で生きている限り、”旅”は、私の趣味だって言っても、理解してくれない人もいるし、まぁ、理解してもらおうとも思わないんでいいんですけど、

たぶん、親に反対されたと言う子しかり、今そんな場面真っ只中だよっていうこれから旅に出たい人しかり、旅に魅了された人がたくさんいると思うんだけど、

それらを乗り越えて、旅先で出会う旅人や現地の人からもらう言葉や思い出って、投げつけられる汚い言葉なんかよりもっと自分に必要で、これからの人生の原動力になっていくことばっかりなので、めげないで旅に出てほしいと思うんです。

親になったことのないあんたに言われてもって言われちゃいそうだけど。

 

でも、旅先には大きなものが待っていると言う、そのことをもう自分は知っているので、どんなにけなされようとも、これから先も旅に出て、たくさんの人に出会いたいと思います。

 

最後に、忘れられないとんでもない言葉を書きたいと思います。

ずっとバックパックの長い旅に出たいと思っていた頃から、やっと旅に出ることにして、それを報告した東南アジア旅出発前の飲み会での話です。

その飲み会メンバーは、資格取得のために通っていた学校のメンバーだったのですが、その中に自分の親くらいの歳の女性がいたのです。

その人から言われた言葉。

 

「私も一緒に行く!」

です。

 

最初こそ、冗談で言っているのかと思いましたが、これが本気でした。

自分もバックパッカーというものを経験してみたかったと。でも、この歳になって一人で行く勇気はないから、いい機会だから私も行くと言い出したのです。

 

いやいやいやいや。

気心知れた同世代くらいの友人といくつかの町を一緒に旅するならまだしも、ずっと自分の目標でもあった”海外一人旅”を、どうしてここで自分の親でもない、親と同世代の人と一緒に行かなくてはいけないのか。しかも数ヶ月に及ぶ長旅を。

いくら、色々不安要素があるとは言え、それだけは勘弁。

 

とにかく貧乏旅になるし、できるだけ歩くつもりだし、宿も汚いと思うし。帰国日も決めてないし。

 

のらりくらりとかわす私に対して、すっごい勢いで、「大丈夫!平気!ついていける!」を連打し、しまいには、「一人がいいなら話しかけないから!」とまで言い切ったそのお方に、心から度肝を抜かれたのでした。

最終的には、のらりくらり作戦で「そう、迷惑なのね」とその人が引き下がったのですが、あの時の困惑は忘れられない。

それから数年後に受けた嫌がらせは、あれが原因だったんじゃないかと秘かに思っている。。。

自分が歳をとった時、若い子を困らせるのはやめよう。と心に誓った衝撃的な言葉でした。

 

と、ちょっとネガティブ気味な記事になってしまいましたが、上にも書いた通り、ネガティブな言葉を投げかけられても、旅に出たら、それを軽く超える素敵な景色や経験や、同じ国、違う国の旅人、現地の人達との言葉が待っているよと心から言いたいです。

言葉が通じてるのに、こんな風にひっどい言葉を投げつけられることもあるけど、

現地で言葉が通じなくても、凄く心を励まし自分にパワーをくれる出来事にも出会えたりするのです。

思い出の、ハンガリーで出会ったおばあちゃん達が別れ際にしてくれたお祈りとキス。

 

旅に出るって言うと色んな事を言われるけど、出会いや思い出は自分だけのものになるから、大丈夫!!

 

 

 

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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