当たり前だけど、新しい国に入る際、まずは必ず通るイミグレ。
ここでの職員の対応で、なんとなくこの国の人達はこんな感じなのかなって思ったり。
長距離バスが多い私の旅では、陸路での国境越えも多くて、空港とは違う感じで緩かったり、逆に大変だったりと、なかなかどきどきする場所だったりもします。
今日は、私が感じたそれぞれの国のイミグレ対応や、個人的に好印象、悪印象だったイミグレーションエピソードなんかも紹介します。
私の今までの旅を全部合わせても、ダントツで使っているのがバンコクのイミグレーション。
初旅の時も、2019年の旅も、バンコクを拠点に動いていたし、使いやすいので一番お世話になっています。
が、本当にいつ行っても激混みってのが感想。空港は、スワンナプーム、ドンムアン両方使ったけど、どっちも入国に時間がかかるかかる。
タイは、安いし楽しいし、観光客も世界各地から訪れているし、人気と言う印なんだろうけど、混んでいるのは空港だから仕方ないにせよ、入国審査の係員を見てると、もっと本気出してくれよと思う。。。
そして、自分の中で史上最悪の国境越えは、カンボジア → タイの陸路イミグレ。
タイ入国審査は、建物の中で行われているんですが、もうその中の環境が劣悪過ぎて忘れられません。
まぁ、たまたま運が悪かったのかもしれないけど、ルール無視の欧米人、一向に先の見えないぐちゃぐちゃな列。3時間もそんな中で戦いっぱなし。本気で倒れるかと思いましたよ。。
一人じゃなかったのが唯一の救いだったなぁと。
ひとまず、タイは大好きだし、タイの人も好きだけど、タイのイミグレはどこも大っ嫌い。
劣悪な国境越えとは逆に、あり得ないくらい楽だったのは、カンボジア陸路入国。
ベトナムからの入国だったのですが、全部バスの乗務員さんがやってくれてて、私なんて審査すらせずバスに乗ったまんま待ってて、戻ってきた乗務員さんからパスポートを受け取ると、もうビザが貼り付けられてた。
いくらなんでも、この後何かするのかなって思ってたら、バスが走り出して、普通の建物が見え始めて、気付いたら入国してました。
こーんな楽な入国はない!!
なので写真も、バスの窓から撮ったものばっかり。
この楽な入国はたぶん、カンボジア入国の普通ではないと思いますが、後にも先にもこんなに楽したのは、ここだけだったなー。
今でもカンボジアは、私の中で1、2位を争うくらい大好きな国なんですけど、この入国からもう呼んでくれてたんだなーという気持ちでいっぱいです。
ラオスからベトナムの陸路入国は、個人的にはタイの時ほどの劣悪さはなかったにせよ、列などもないし割り込みも酷いし、何より賄賂もあったし、なかなかのクセモノ入国審査をする国だと思います。
ただ審査官が、なんか変な奴だったんで、まぁ通常はガッチガチの入国審査だけど、ある意味、気は楽な入国審査でした。
この日、雨が降っていたからか、ラオスの出国もこのベトナム入国も、すっごい寒くて、びしょ濡れ状態になってしまい、バスに戻っても冷房ガンガンで、凍えた国境越えだったのを思い出します。
まぁ、暑いのも倒れそうになるし辛いからそれよりはましだけど。
空港に着いて入国するってのは、それまでは何度か経験してたんですけど、陸路で国境越えをするのは、人生初だったんで、かなりドキドキでした。
そんなお初は、タイからラオスへの国境越えでした。
無謀にも、陸路国境越えってどんな感じってのも調べても来なかったんで、ほんとぶっつけ本番的な、何をするのかもわかんなくておろおろしてました。
ラオスのイミグレ、すっごいちっちゃい所だったんですけど、日本人は短期滞在ならビザがいらないってのだけ、頭ん中にあったので、欧米人達と一緒の長い列に並ばなくていいのはわかったんですけど、その先がもうどうすればいいの状態。
ほんっと右も左もわからず、体当たりで適当に旅してた。よく生きてたな自分。
でも、それだけ誰かに助けてもらって旅をしてるってことですよね。
そんな感じだったんで、陸路国境越えのイミグレでの手続きが、最初の頃は本当に大っ嫌いでした。
用紙はどれなのか、何をするのか国によって違うし、時間はかかるし、バスなんで、置いて行かれたらどうしようっていつもハラハラだし。
でもまぁ、こんなんでもなんとかなってきました。
そんな不安な思いを避ける一番は、下調べをよくしとけよって事ですかね。
ヨーロッパは、陸路で移動して違う国に行っても、陸路イミグレもなかったし、楽な分どこが国境なのかもわかんなかったけど、最初の国ドイツでの空港入国審査は、結構質問攻めにされました。
あまりに質問され過ぎて、質問してる人、隣の審査官から笑いながら止められてた。
ヨーロッパへの入国も初めてだったし、またもや下調べもしてなくて、いきなりここで入国審査なの?ってわけわかんない状態でしたが、テーゲル空港の空港員の人は結構親切でした。
実はこの時の裏話なんですけど、日本人の女の子が短時間で乗り換えが必要らしく、でも英語が全く話せないらしくて、案内係のおじちゃんに日本語で凄い聞いてたんですけど、もちろんおじちゃんも困ってて。
たまたま遭遇したんで、軽い通訳的な事で助け舟を出してたんですけど、結局そのおじちゃんが飛行機に乗るまで面倒みるよって言って、その子を連れて行ってあげてました。
おじちゃんが優しいのはもちろんだけど、なんだか自分が留学に行った頃の事を思い出して、彼女に自分を重ねたりもしたのですが、彼女は強い!
言語が通じなくても日本語でガンガン攻める姿勢が、嫌味でもなんでもなく、強いなー凄いなーと思って。
私なんて今でも、びくびくドキドキしちゃうことだらけで。
きっと心配なんかしなくても、彼女はちゃんと切り抜けて行くんだろうなと思った、そんな出来事がありました。
長距離バス移動は、もちろん昼の移動もあれば夜行なんかもあるんですけど、基本夜行バスだと、早めに着いて、国境が開くのを待つという時間が時々生まれたりします。
ベトナム入国の時も、国境に夜中に着いたけど、バスの中で待たせてくれたんでまだ良かったんですが、ボリビアを出る時のバスは、国境までしか行かないバスだったんで、凍えるような国境に夜明け前に放り出されるというかなりの辛い状況でした。
でも、寒くてたまらなかったけど、ここで出会えたイタリア人ルカのおかげで、本当に忘れられない思い出になった国境越えでした。
こんな出会いがあるから、旅は楽しい。
あまり好きじゃない国境越えも、素敵な思い出が出来たりする。
ボリビア~アルゼンチンの陸路イミグレも、評判があまりよろしくないんで、そう聞くと、やっぱりタイの劣悪陸路イミグレが頭をよぎりましたが、運良くこの時は、朝一だったんですんなり入国できました。
誰かと一緒の国境越えは、心強くていいです。
今じゃ、大好きになった国ネパールではありますが、そんな国に足を踏み入れる最初のイミグレは最悪な出来事で幕を開けたのです。
インドからの長距離バスでの国境越えだったんですけど、ネパールビザの申請時にかかるお金を受け取り拒否されたのです。
理由は、お札が汚かったから。
そのお札はインドで両替してもらった米ドル札だったんですけど、まあ汚いと言っても、オンボロって程度でもなく、小さい落書きがあったんですよね。それがダメだと言われて拒否されたんです。
まぁ、準備不足の自分も悪いんですけど、その時は、これくらいいいじゃんか、そもそもなんでドルしかダメなんだよと、結構イライラしたのと共に、イミグレでのハプニングなんて初めてだったんで、軽くパニック状態でした。
結局、シンプルに両替する場所まで戻って、ドルに両替してもらって払ったんですけど、そのせいで余計にお金はかかったし、綺麗なお札はすんなり受け取って、急に感じ良くなった係員に対して、なんかこうぶつけどころのない怒りが沸々と沸いていました。
まぁ、その人はただちゃんと仕事してただけなんですけどね。
インドもネパールも、町は汚いのに、外国人の札には厳しいんだねー。
という嫌味をせめて書いておきます。
→ (移行中)
それまで海外は行った事もあったんですけど、誰かと何人かで行ってたんで、私はただついていくだけでなーんにも心配した事なかったんです。
その分、何をして入国するのか手続きなんかも全く気にもしてなかった私。
だけど、当たり前のようにうまくいかないのが初一人海外。
ニュージーランド留学が、初めての一人海外でした。
もう、英語はもちろん全く話せない。話せないし、話す勇気がなく、自分の話そうとする英語が正しいのか実際に喋ってみる自信もなかったんです。
不安しかない入国で、すんなりとは程遠かったけど、審査はなんとか切り抜けました。
そして、食べ物の持ち込みが厳しいニュージーで、持ち込む食べ物は全部口頭で申告しないといけないんですけど、その難関も準備のおかげですんなり通れたのに、その後抜き打ちにつかまるっていう、もはや運が悪いとしか言いようのない、一人イミグレデビュー戦でした。
空港はオークランドです。
色んな空港で入国審査を受けた今となってはよくわかるけど、この審査が凄くしっかりしている国、何も聞いて来ない国、
もちろんタイミングとか運、はたまた見た目なんかもあるんだろうけど、ニュージーランドはかなりしっかり聞いてくるイメージです。
ってのも、留学中、仲良くなった日本人の友人も、これで答えられなかったら別室に連れて行かれて苦労したそうなんで。
いつかまたニュージーには絶対に行きたいけど、その時は、すっかり対イミグレが大丈夫になった成長した姿を見せられるといいなぁー。
なんて言ってたら、また何か起きたりして。(笑)
→ そして、NZ到着
と、まだまだイミグレーションでの思い出を振り返ると、たくさんありますが、日本のイミグレーションは、外国人にとってはどんな感じなんでしょうね。今度、生徒に聞いてみよっと。
そんな私のイミグレーション体験ですが、実は日本にもエピソードがあります。
それは、結構な確率で怪しまれるってこと。
一度目は、東南アジア長旅から帰って来た関空で、そりゃもう怪しまれまくって、日本人なのに質問攻め。
まぁ、靴も汚れまくってたし、見た目が怪しかったのかもしれませんが、職業を聞かれて、無職ですけどって答えた後のバカにされたような目が忘れられない思い出です。
なんだよなんだよ!こんな長旅に出るのに、休みもらえるようないい身分じゃないんだよ!仕事辞めて行くに決まってんじゃん。
旅に出るまで、心ずたぼろにして働いてきたんだよ!!あんたにバカにされるような人生送ってないから!!
って言ってやりたい気持ちでいっぱいでした。。。言えなかったけど
→ (移行中)
二度目は、ヨーロッパ旅から帰って来た時。成田空港にて。
正直、東南アジア旅よりは短かったし、バックパック背負えなかったからスーツケースで行って、まぁまぁ(自分では)小奇麗な、東南アジア旅の時よりはちゃんとした服装で帰って来たつもりだったんですけど、
持っていた手荷物を検査されて、迎えに来てくれてる友人に渡すためのお土産のぬいぐるみをぐちゃぐちゃに触られてイラッとしたのは忘れられません。
この先も、このイミグレーションのエピソードは、旅した国の分だけ増えて行くんだろうなと思います。
楽しく、すんなり入国したいけど、なんか起きた時は、まぁネタができたと思って、また愚痴なりなんなり、ここでありのままに書こうと思います。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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