ポカラを出発!

いつも旅に出ると、すぐ寝つけるのに、

今回の旅は、東京でのいつもの不眠症を引きずっています。

で、今日に限っては、目を閉じると、あの山歩きの帰り道の暗い山の中の景色が甦り、

恐怖で、思わず目を開けてしまうと言う・・・

完全にトラウマです!!

いやほんと、あの牛飼いのおじいちゃんに出会わなかったらどうなってたか・・・

日本山妙法寺への山歩きは推奨しないでほしい。ほんと、一人は地獄・・・

いや、地獄って言っちゃだめだけど!わかってるけど!!

そんな感じで、ぐっすり眠れず、5時になったのでベッドから起き出します。

さて、カトマンズへ戻ろう。

いやもう、すでに昨日からだったけど、足が痛い!!

一歩踏み出す度に、もう痛くて思わず笑っちゃうような筋肉痛。

でも、カトマンズへ帰るのです!ゆっくりしてられません。

外はまだ暗いです。いくら私とは言え、さすがに途上国の人気のない暗い道を歩くのは、

若干たじろぎます。

ってことで、こういう時は変装です!女に見られなきゃいいのです!

基本、か弱く見られなければ、敵わないと思って襲われません。

ゴロー丸への土産に買ったゴアテックスを取り出し、フードをかぶって変装。

これ、旅に出るとやるの何回目だろうな。

ほら!もう変な奴にしか見られない!

何やってんのか・・・でも、女一人旅は変装大事ですよ。

宿からバスターミナルまでは、maps.meによると、徒歩27分と出ています。

でも私の足では40分はかかると想定して、早目に出発します。

またね!R&Rゲストハウス。出会えて本当に良かったよー。ダンニャワード!!

バックパックは、凄い重さです。

ほんと、久しぶりにこんな重いって感じたくらい。

外は・・・

暗っっ!!

人なんて、歩いてなんかいませんですぜ!!

でも、でも、

今の私には、こんなの全然平気!!

だって、今日は家があるから。普通にたくさんあるから。絶対、人がいるから!

あの山歩きに比べりゃ、断然マシですよ!!

足はもはや、ロボットみたいで、自分の足じゃないみたいだけれども。

バックパックがますます重くて、なかなかの修行だけれども。

今や、トラウマになっているくらい辛かった山歩きだけれど、

あのおかげですっかり歩くことに関しては、自信がつきまくりです。

バスターミナルまではほとんど真っすぐなので、迷うことなくバスターミナルに到着しました。

ターミナルに到着すると、籠をかついで、パンを売っているお兄さんがたくさんいました。

ひとつ、くださーい。

途中に寄るだろう食堂では、食事をしようと思っていないので、

これが、カトマンズまでの私の食料。

このパンが、すっごい大きいし、出来たててあったかくて、

冷めてもモチモチしていてすっごい美味しかったのです。

さて、パンを買い終えると、一人のおっちゃんが話しかけてきました。

「Do you remember me?」

はいはい!もう、全く驚きませんよ、その台詞。

それに、おっちゃんは本当に見覚えがある!

「来た時、ここでビューホテルを紹介してくれたよね?」

「そうだよ。ホテルは良かったか?」

「ああー、うん。。。(移動しちゃったけど)」

「チケットは持ってるのか?」

「持ってるよ!ほら!」

「じゃあ、出発まで俺の店で休んで行けよ!ここだから。」

と、おっちゃんが案内してくれたのは、バスターミナル内にある路面店でした。

でも、一体この仕組みはどうなってるんだろう。

バス停にあるお店のおっちゃんが客引きしてるの?

でも、町で会ったサンタナのオーナーは、自ら来てたみたいだし。

バスターミナル内の露店のおっちゃんが客引きなら、効率はいいと思うけど、

なんか凄い仕組みだな。

でも、客引きシステムのおかげで、ポカラには顔見知りがたくさんできて、

すっごい気持ちが楽に過ごせたよ。

おっちゃんのお店で再びガイドブックを開いて、カトマンズのページを見てたら、

ああ、私カトマンズに戻るのかぁーって、カトマンズも好きなのに寂しくてなんかどーんと来ました。

そのうちに明るくなってきたので、自分の乗るバスを探します。

ポカラも、たくさんバスが停まっているけれど、

係員みたいな人達が案内してくれるので助かります。

 

これは、パン売りのお兄さん。

 

で、乗り込んだバスは、来た時のバスよりかなりボロい!!

数百ルピーでグレードが変わるのかなぁ。

いやたぶん、カトマンズからのは確実にぼられてただけだと思うから、ただの運だと思うけど。

乗り込む時に案内してくれた係員の人が席まで案内してくれたんだけど、

なぜかポカラ → カトマンズは、指定席のはずなのに、番号は関係なく、

係員に決められる式でした。

「私の席は、№5のシートなんだけど。」

「いや、その番号は関係ないんだ。」

そんなことってアリ?

なんのために、リバーサイドリクエストしたのか・・・

でも、結局リバーサイドの席、案内されたからいいけど。

で、不思議な事に、たまにそうしてる国あったけど、

外国人は後ろの方の座席を案内されるんですよね。

このバスに乗っていた外国人は、私を含め3人だけです。

前の欧米系の女性と、後ろの席のチャイナのおっちゃん、

みんな後ろの席に縦に座らされました。

来た時にはついていなかった、椅子の横に充電できるコンセント口があるけど、

使える気がしなくて使わなかったのでわかりません。

ただひとつだけ参ったのは、椅子を倒すレバーがなくて椅子を倒せなかった事です。

しかも、通路側の席にはついているのに、なぜか窓側にはついてないのです。

ボロいのは、気にしないけど、何時間も乗るのにこれはなぁー。

そして座席後ろのポケットは、ゴムが伸びきってしまっていて、

水を入れると、こんな感じになるのがもう、ボロさを象徴していました。

出発して揺れたら落ちるんじゃないの。

ところで、山歩きのせいで、上着もジーンズもすっごい汚いのですよ。

とてもこれで帰国は無理そうです。

東南アジア旅から帰って来た時、乗り込んだバスで隣の席のOL風女性に、

あからさまに避けられたの思い出します。

バスは、5分遅れでバスターミナルを出発しました。

今日も相変わらず、天気が悪くて、雨がぽつぽつ降り出していました。

これで、最後まで綺麗にヒマラヤが見える事がなさそうです。

隣りの席には、誰もいなくて、広く使えてラッキーって思ってたら、

来た時同様、何度か停留所に停まった後、ネパール人の男性が乗り込んできて、

「キミの隣りに座ってもいい?」と言って、私の隣りに座りました。

まぁ、前の欧米人は体が大きいし、後ろのチャイナのおっちゃんは、

荷物を置いて座席占領してるからわかるんだけど、来た時の悪夢再び (あのずーーーーっと電話してうるさかった奴です)かなと勝手に思って、

一瞬ひるみもしましたが、彼は笑顔で挨拶してくれて、その後自己紹介もしてくれました。

スワラという名前で、カトマンズのお兄ちゃんに会いに行くそうで。

すっごくいい人そうでした。

そんな感じの人が隣りなら、束の間のバス旅もいい感じになるのです。

そして、その彼、スワラのパワーなのか、この後とっておきのような奇跡が起こるのです。

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コメント

  1. ted & LEON より:

    毎回すんげ~旅でござんす
    なんか鏡の前で写メのやつトイレットペーパーが映ってるの
    なんかいい感じ
    おんぼろバスの写メでジーパンがビリビリ
    なんかいい感じ (^O^)/

    ガンバレ~

  2. tekutekubunbun より:

    こんばんは
    アハハ
    それって変装になってる?? (^∇^)

    山歩きが効いてるでしょ~
    早朝から荷物持ってテクテク

    そのパンって何が挟んであるの??
    中の黒いのが気になるんだけど

    それにしても途上国のバスターミナルは舗装されてないんですね
    雨上がりだと大変そう

    てか奇跡が起こるんだ!! (≧▽≦)

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