旅日記 ボリビア ラパス

世界一標高の高い都市の洗礼 ラパス空港から市内へ

投稿日:2017-05-15 更新日:

空港からは、乗り合いバスで市内まで移動します。

空港を1歩出ると、タクシーのおっちゃんが次から次へと声をかけてくるけれど、

乗り合いバスで行くって言ったら、「乗り場はあっちだよ。」と教えてくれました。

どこかの街のソンテオみたいに、嘘ついたり騙したりしないところが、ますますボリビア高評価!

→ 一生忘れられない傷。。。





空港を出て、右脇の道沿いから乗り合いバスは出ています。

ミニバスと言う名のバンですね。

 

ボリビアの通貨は、”ボリビアーノ”です。

乗り合いバス、2人で8ボリ=135円くらい

 

ちゃんと、乗り合いバスを仕切ってる人がいるので、その人に行き先を言います。

で、その人からドライバーへ通訳してくれてた。バックパックを車の上にのせて乗り込みます。

 

バンの中は地元民で満員!

ところでねー。

なんかラパス空港に降り立ってから、息苦しいような感じで、

貧血持ちがさらにクラクラ。

普通にしてるだけで、息切れしてるし、ちょっと歩くともうぜいぜいだし。。。

 

っていうのも、この空港がある、エルアルトは、ラパスと併せて、世界で最も標高が高い都市です。

 

標高、3650m。

 

すっかりバックパックを担ぐことには慣れたけど、登山経験がない私には、気を抜けないところ。

水分もこまめに摂るといいそうなので、飲んではいましたが、

まんまと頭が痛くなる前触れがあったので、イブを早めに飲みました。

 

何事も前もってが一番。

 

しかし、景色がもう美しいし、空気も澄んでいて綺麗。

 

窓から見える町の景色が、もう、早く散策したい!!って旅人魂を掻き立ててくる!!

ラパスは、すり鉢状の形をした街で、ぐるーっと山々に取り囲まれています。

その山の高層地帯に住むのが、どっちかというと貧しい家で、すり鉢状の底部分の低層に住むのは、裕福層らしいです。

その歴史を考えれば、インディオとスペイン人の関係なんかもあるんだろうけど、ちょっと皮肉な形態ですね。

結構、日本だと逆な考えあるけど、これくらい高い所が大変だと、その理由に辿り着くのかな。


とりあえず、サンフランシスコ寺院を通り過ぎて、少しした場所で、降ろしてくれました。

このモニュメントの所です。

さて。初日はいつも前もって、宿を予約してくるのですが、

初日は、なるべく情報集めも兼ねて、日本人が居そうな宿へ。

で、今回予約してきた宿は、ここからは、徒歩5分程度って書いてあったのですが、

 

無理!!

 

ラパスの市内は、そのすり鉢状の底の辺りです。

でもって、たいてい宿やなんやら、行きたいところへ行くのに、坂を上り下りしなくてはいけません。


 

で、宿は、坂ののぼった所です。

 

体がついていかないのです!!( ̄□ ̄;)

 

ほんと、すっかりバックパックの重みなんて、へっちゃらなのに、こんなに投げ捨てたくなったの、初旅以来です。

2~3m進んでは、座り込み。。。その繰り返し。

若干、気持ち悪さもあり、とにかく全速力で走った後みたいに、息が全くもたないのです。

 

ゴロー丸は、意外に平気だったようで、大丈夫か?と声をかけてはくれるけど、

だからと言って、さすがに二人分のバックパックを担ぐほどの余裕もないらしく、

とにかく早く!せめてこのバックパックをおろしたい!と本気でしんどかったです。

 

高山病。

 

着いていきなりなる人もすっごく多いらしい。

私は大丈夫~って、タカをくくっていたわけでは、絶対にありません。

ただ、こればかりは来てみないとわかんなかったし、

早めに飲んだ鎮痛剤のおかげで、頭痛は楽になったので、私なんかは、全然ましな方だと思います。


やっと、宿に到着しました!!

 

ラパス生活でお世話になる宿、ホステル、AUSTRIA

やっと。。。やっと着いたー!!

5分の道を、20分くらいかかった気がする。

 

で、海外なんだから仕方ないと、いつもは納得する受付へ行く数段程度の階段もきつい。。。

でも、やっと着いた受付。受付のおじさんは、物腰の柔らかい話し方をする人で、英語もばっちり。

まだ、チェックイン前だったので、待っててねと言われ、ちゃんと待合所もありました。

 

そこのソファーに倒れ込むように横になると、すぐに睡魔に襲われ、眠りこけていました。

再び、おじさんの声で起こされて、少し早いけど、チェックインさせてもらえました。

シャワー室(トイレ兼3部屋)、トイレ(シャワー室兼3部屋&2部屋)の説明をしてくれました。

 

シャワー室、受付につながる呼び出しベルがあります。

おじさんはしきりに、何かあったらすぐにこれを押すこと!と念を押して説明をしてくれました。

 

キッチンルームもあります。

ラパス。

もちろん、ボリビアが、世界で一番憧れていた国でした。

でも、もうひとつ、旅をするうえで、ラパスというと思い出していたことがありました。

 

私がまだ、長旅に出てみたいなーと旅に憧れの感情だけを抱いていた頃、

毎日のように、たくさんの旅ブログを読み耽っていましたが、

その中のブロガーで、ラパスで、旅の途中、志半ばで、亡くなられた夫婦の方がいました。

その場所が、まさにラパスでした。

 

もちろん会ったこともなかったけど、あの頃、凄く衝撃を受けたのを覚えています。

きっとウユニにも行く予定で、でも見られなかったんだなってことを思うと、悲しい気持ちになりました。

彼女達が泊まったのは、どこだったんだろう。

わかんないけど、彼女も同じように、この景色を見たんだな。

今日みたいに、晴れていたならいいな。

 

なんだか、そんなことをふと思い出していました。

 

宿の前の道から見える、ちょっと汚れているけれど、その向こうに見える輝く山の斜面の景色が、

ラパスにいる間、泣きたくなるくらいに凄く凄く、大好きな景色でした。

 

 

あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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-旅日記, ボリビア, ラパス

執筆者:


  1. ☆まりりん より:

    私もその夫婦の話、ブログとかで見たことある。
    ラパスだったんだね。
    この夫婦は高山病じゃなかったけど、高山病でシャワールームで具合悪くなって…っていうケースがいっぱいあるんだろうね。
    富士山山頂と同じ位の高度に突然来たら、私も適応できなそう(ToT)

  2. Naoki より:

    楽しく拝見しています。
    併せて自分の2015年の南米旅行を思い出しています。

    あぁまた、旅に出たい!

    中南米に行った2015年は4月から8月末までグアテマラへ、その後エクアドル、コロンビア、からボリビアへ空路入りました。ボリビアが最初ではなかったし、ラパスには数日滞在したので、高山病にはなりませんでした。

    ところで、ラパスの標高差1,000マートル?くらいを自転車で疾走する、デスロード(Death Road)には参加されましたか?
    私は、行きませんでした。(日本ほど安全に留意している国ではないので、十分に気をつける必要があります。)

    サンフランシスコ教会の周辺を何度も歩き回りました。そんなことやらで、、、色々と思い出しています。

    今後も写真やらブログを楽しみにしています。

    でも、とにかく何があっても安全にだけは気をつけて旅を続けてください。では。

  3. ジョークおじさんタケシ(団塊世代) より:

    景色はすごいけど富士山頂に近い標高ですね。
    三度登りましたが三度目は年齢的に高山病で山頂に
    行けず途中棄権しました。
    まだ軽度なのがすごいですね。若さの勝利でしょうか。
    ラパス、グーグル地図で確認しました。遠いですね。

  4. かみぞー より:

    ☆ そうそう ☆
    先日の「マイアミのオマケ」で
    ミッフィーちゃんの涙の件、
    ブログ写真をよくよく見ましたら、
    ホントに目から水が出てましたねぇ。
    ちゃんと見ずにコメントをしてもーしわけありませぬ。
    なんで、泣いちゃっているんだろー、気になる―。

    ラパスの街って、
    すり鉢状の底部分の方が酸素が濃いので、
    富裕層が暮らしているって聞いた事がありますよん。
    (※これ、かなり諸説ありそうですが…)

    高度障害(高山病)…まぁ、到着をしたら2時間は
    落ち着いていましょう♪寝たらダメ!
    北アルプスの山小屋でも言われている事なのですが、
    寝ちゃうと呼吸が浅くなって、体内へ取り込める酸素量が
    少なくなるので、寝ちゃダメなんですって。
    僕タンなんて、北アルプスの稜線を歩いている時、
    眠くて仕方ないですけどね。まぁ、酸素の薄い山小屋での
    宿泊では熟睡できていないせいもあるのでしょうが…

    のろけのろけと最近大評判…
    ⇔ゴロー丸様のユニークな言動ばかりが評判
    ってな感じかもですよん。

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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