旅日記 アルゼンチン サルタ 長距離バス

チョコレート多めでアルゼンチンの長距離バス移動開始

投稿日:2017-07-06 更新日:

最後のサルタの町散策を終え、預かってもらってる荷物をとりに宿へ戻り、

結構買い込んだお土産なんかをパッキングして、

お礼を言って、宿を去ります。


2人の従業員のお姉さんが、声をそろえて、

「se lo pasa bien~!See you!!」と送りだしてくれて、

とっても清々しい気持ちになりました。

 

旅と宿はもちろん切り離せないものだけど、

この別れ際に明るく送り出してくれる宿って、本当に素晴らしいと思うのです。






 

そして歩いて再び、サルタのバスターミナルへと到着しました。

 

足止めされた時は、ふざけんなよー。まじかよー。先進みたいんだよー。

なんて、長すぎる滞在にも思えるのに、結局その町を去る日になってしまうと、

もっと居たかったって、センチメンタルな気分になるものです。

 

特に思いもよらず好きになった町や、居心地の良かった町は、

いつか必ず再訪!!なんて思いながら、いつになるだろな~っていう気持ちもいっぱいです。

でも、サルタは絶対、いつか!!

 

ターミナルで、バスの到着番号が表示される電光掲示板みたいのを見てみたけど、

よくわからなかったんで、チケットを買ったTigre Iguazu社のカウンターをのぞいてみると、

購入した時に親身になってくれたおじちゃんがちょうどいて、

私達の顔を見るなり、察知してくれて、わざわざ出てきて乗り場を教えてくれました。

 

おじちゃん、チケットの大事な箇所にも蛍光ペンでわかりやすいように、ライン引いてくれたし、

本当にお世話になりました。ありがとう。

 

そして、これから乗るバス。

バスを待ってたら、ちょうど隣に立ってた女の子から話しかけられました。

  

「サルタに居たのね!サルタはどう?楽しんでる?」

「うん、凄く素敵な町。親切な人がたくさんいて、私この町大好き!」

 

こんな小さなやりとりでさえ、好きになった町を去るのは、たまらなく愛しいのです。

特にこんな風にフレンドリーに接してくれる人が、この町は本当に多かった。

いつかまた、南米で帰ってきたい町ができたよ。

 

で、そんなやりとりを微笑ましく横で見ていたゴロー丸。  

おもむろに口を開くと、

  

ゴ「This Bus 。。。バーニョ?セルビシオ??」

女の子「??Sorry?」

 

ゴ(無表情気味で)「バーニョ、バス?トイレ?」

 

女の子「ごめんなさい。わからないの。」

 

 

(;´▽`)

 

すすす、すいません!!うちのゴロー丸が!!

せっかく話しかけてくれたのに、変な空気にして!!!

しかも、自分の方が、英語わかってないのに、フォーリナートークで偉そうにっっ。。。

 

ゴロー丸は、本当に緊張するとすぐトイレ行きたくなるし、

どこかへ行く時の心配事はまずトイレのあるなしだし、

ましてやこんな24時間越えの移動、長距離バスなんて言ったら、頭の中トイレのことしかなくなります。

で、こんな旅先でのいちばん情趣的になる瞬間にも、トイレの話題なんて持ち出しちゃうんです。

 

ゴロー丸、言語がままならなくとも、必死でトイレのこと聞いちゃうんですよ。

まさか、トイレの話されるとは思いもしないですよね。。。ハイ。

 

しかし、安心してください。

 

カマ、セミカマ使用のバスはたいていトイレもちゃんとついてるんで。

で、今回のこのバス、ソファーもしっかりやわらか。座席も広い!!

 

16:00、サルタの町を出発!!

 

I hope to see you!Salta!! 

 

バスの中で、日記を書くゴロー丸。

私はいつも旅先では日記をつけているので、ゴロー丸にも絶対に書いた方がいい!とごり押ししたのです。

いつか、想像だけではなく、自分で読み返して、思い出の世界に浸るのもいいなと思います。

日本でしんどい時、私はよく自分の過去の旅に助けられています。

 

まぁ、日記自体は、自分しか読まないものだからいいんだけど、

ゴロー丸の日記、これですからね。

完全、本人にしか解読不明。。。

 

そんなゴロー丸のブログは、こちらです。 

真面目なサラリーマン旅をする  

 

すぐに、夕飯のサンドイッチが配られました。

パンメイン、そして甘いものが必ずついてくるアルゼンチンバスのごはん。

何にも食事とか出なかった今までの旅に比べると、

南米の食事付きの素敵バス。でも、すっかり慣れました。

 

窓の外を見ると、もう夕焼けが拡がっていました。

自分は今、旅の真っただ中にいるんだと、強く感じます。

夏の最高に暑い時間よりも、誰かと過ごしているよりも、一番はっきりと感じる濃さ。

色んな国の色んな町で、夕焼けを見られていることの幸せ。

 

健康であることが当たり前なんかじゃないっていうことを知ってから、

ますます旅先での時間が濃厚に感じられます。

そんな思いに佇みながら、すっかり寝入ってしまっていたら、

朝方、乗り換え地に到着したよと、アテンダントのお兄さんが起こしてくれました。

  

自分で荷物をとりだして、次のバスへ。

レジデンシア。このバスもまた、乗り心地いい。

私は、長距離バスは大好きですが、ヨーロッパのバスも乗り心地良かったし、

ちょっとオンボロではあるけど、東南アジアの寝たり起きたり自由にできる、座椅子っぽいバス席も凄く好きだし、

 

日本ではやっと最近、長距離バスに力を入れ始めたみたいだけど、

まだまだ安くて快適なバスってないから、これだけは海外の方がいいと思う。

 

朝ごはんに、おやつセットが配られました。

南米のバスは、やっぱりこのごはん付きシステムが凄くいいと思う。

お菓子だけど、何もでないよりかなりいい!!

 

そんなことを言いながら、チョコレートを食べまくって何か忘れてないかって感じですが。帰国したら体重計乗るの怖い!

 

窓の外は、朝焼け。

 

太陽がのぼって、また一日が始まった。

旅先ではこの景色の繰り返しなのに、何もかもがここにある気分になる。

ゴロー丸は、ラキアカでお別れしたルカとの時間をまだ引きずっていたようで、

iPodから、RUCAって曲が流れてきたと、嬉しそうに私に見せてきた。

ピュアなんだか、何なんだか。

 

窓の外には、だんだん、水が多めの景色が広がり始めました。

動物がいる景色でも、サルタまでのあの山岳地帯とは、かなり異なる景色です。

もう、アルパカはすっかりいないし。

 

まだバスも乗り換えるけど、目的地に近付いてきたことを感じさせます。

 

 

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執筆者:


  1. うしおクローバー* より:

    行く街、去る街、サルタの街。

    良い旅ですね!私もサルタに行ってみたいです。いつの日か…
    とりあえず、猿田彦珈琲を飲んで、今後の旅のことを考えます。

    ゴロちゃんの手書き日記は…民族ズボンをサヨさんに恥ずかしいと言われて、しまむら的な店で新ズボンを買ったくだりですね。webゴロちゃん日記も楽しいです。

    旅は…心と人生を支えてくれますよね。

    これからも良い旅をね‼

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Sayo

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一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
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