旅日記 ニュージーランド ロトルア 留学

ロトルアへ出発!!

投稿日:

ニュージーランド留学の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

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夜中、どしゃ降りの雨の音で目が覚めました。

今日は、雨かもしれないなぁ。

私は晴れ女の方なのに。残念。。。

 

朝5時、起こされて寝ぼけ眼のまま朝の支度をしました。

あ、雨はどうなったんだろう?やんでるのかな?音は聴こえないけど。

窓の外を見ると、どうにか雨は免れた様子。

 

よっしゃぁぁぁ!!

 

今日は、楽しみにしていたニュージーランドでの初旅行の日なのです。

私が行ってみたいとリクエストしていたロトルア。

ホームスティ一家で出かけるのです!!

※ロトルアとは、北島にある有名な観光地。温泉や地熱帯のある場所です。

”ロトルア”という地名は、マオリ語からつけられていて、ROTO=Lake(湖)RUA=Cave(穴)という意味らしい。

 

リビングへ行くと、ママから長旅になるから枕とブランケットを部屋から持ってくるようにと言われました。

秋も深まっていて結構寒いけど、南へ下るので更に寒いらしい。

部屋に戻って、椅子にかけてあるミニブランケットを持って行くことにしました。

日本を発つ時、プレゼントでもらったブランケットは、机に向かって勉強する時の相棒。

 

エージェントの人から来た頃に教えてもらったのは、

ニュージーランドでは、家族で過ごす時間を大切にするから、

あまり部屋に暖房器具は置かないそう。

その話通りに、私のホームスティ先でも、暖房は、リビングの大きな暖炉のみ。

暖炉はリビングでは充分にあったかいんだけど、それでもお風呂とか部屋はちょっと辛い。

ひとりっこで育ったもんで、一日の中では1人の時間も必要なんです私。。。

 

寒過ぎて、部屋の中の唯一の暖、電気毛布にあっためてもらおうと、

ベッドの中に入りながら勉強しようとすると、たちまち眠気に襲われてしまうし、

かと言って、パパとママが寝た後リビングに1人でいたら奴がやってくるので、

やっぱり部屋に帰りたい。

ミニブランケットは暖めてくれるけど、

このホームスティ先での部屋の寒さ事情は、結構シビアです。

 

それに、車の中も寒いんです。

こっちで走っている車は、日本のお下がりとかも多いので、暖房はあまり効かないのか、

それともニュージーランド人があまり暖房を嫌がるのか、

はたまた、そんなの我が家だけなのか。

なんにせよ、長時間乗るならブランケットは必需品ですね。

パパもママも枕とブランケットをしっかり手にして、さぁ出発!!

 

ってならないのが、いつものこと。

奴待ちなのです。

サウトは、もちろん自分で起きられないのはいつものことなんだけど、

かれこれ30分以上待たされています。

化粧もしないのに、いったい何の支度にそんなに時間をかけてるんだか。

 

やっとサウトがやってきたのでいよいよ出発です。

ママは、私にも言ったように、サウトにもブランケットと枕を持ってくるように言いました。

でもサウトは、

「僕は寝ないよ。眠くないし。服だってたくさん着たからあったかい。必要ない。」

と言い切り、部屋に戻りませんでした。

いやいや、絶対ママの言う通りにした方がいいって、と思ったけど、

サウトが凍えようが知ったこっちゃないので、何も言いませんでした。

 

ですが。。。

 

車に乗り込みすぐにサウトは、「寒い!寒い!」と騒ぎだし、

運転席のパパに暖房を強くするように要求しました。

そのうえ、すぐに暖房なんて効くはずもないのに、大袈裟に震えながら、

今にも死にそうな顔で「助けてくれ。僕は寒いのは嫌いなんだ。」

 

もうさ、バカじゃないの!?

 

こんなバカなの日本じゃ、やんちゃな子供くらいなもんだよ。

いとこの小学生だって、いまどきもっとちゃんとしてるよ。

そんな風に隣で騒ぐサウトを、私はガン無視しました。

でも、優しいママは、そんなサウトにブランケットを貸してあげました。

 

更に調子に乗ったサウトは、

「ママ、枕もくれ!僕はあまり寝ていないから少し眠りたい。」

そう言うと、狭い車内で私が隣に座っているにも関わらず、奴は横になりました。

「この枕、好きじゃない。サヨ、君の足の上で寝てもいい?」

 

ぶん殴ってもいいですか?

ぶん殴って、かかと落としして、車の窓から投げ捨てても許されますよね!?

 

私は黙って足の上にバッグを置き、車の外の景色に集中しようと思いました。

でも、寝たままどんどん幅をとってくるサウト。

こんな奴に膝枕してやるつもりなんて微塵たりともないんですけど!!

おかげで私は、出来る限りドアにひっつかなくてはいけなくなり、かなり肩身の狭い思いをすることになりました。

 

気を取り直して。

サウトのことを、自分の中から追い出していない事としてしまえば、楽しむ以外ありません。

憧れのロトルア。

外はまだ、朝の6時半というだけあって暗いです。

いつも乗っている通学バスのルートとは逆方面へ、車は走り出しました。

 

わくわくする!!

 

ニュージーランドに留学に来て、まだオークランドしか私は知りません。

それも語学学校のあるダウンタウンは、都会なので、そんな顔しか見ていないのです。

だから、都会以外の景色も初めて。

 

少しして、高速道路を走りだしました。

ニュージーランドの高速は、日本の高速とは違って、ガッチガチのコンクリートで覆われていません。

道はちゃんと綺麗だけど、左右には緑の雄大な景色が拡がるのです。

大きな建物とかはもうなくて、一面、緑!緑!緑!!

彼方には山が連なり、道の両脇には、牧場がいくつも続いています。

それも当たり前のように。

 

羊、馬、牛、ヤギ、フォーン、そのうえアルパカまで。

のんびりと草を食べていたり、時々長ーい首をあげて、通り過ぎる車を見ています。

可愛い!!

時にはトナカイがいたり、名前がわかんないような変わった動物も。

とにかく草食動物のオンパレード。

自然凄い!かっこいい、ニュージーランド。

まるで、これが本当のニュージーだよって言われているみたい。

ああー、やっと会えたねー!!

 

1時間くらい走って、「少し休憩しよう」と言って、パパは車を停めました。

車から降りると、ひんやりしているけど気持ちが良くて、

オークランドよりも空気が澄んでいるような気がしました。

 

HUKANUI PARK

ただの公園?それとも、パーキングエリア的な場所?

よくわからないけど、パパはお掃除のおばちゃんと少し会話をしていました。

 

しばらくして、お掃除のおばちゃんと二人になったので、

「ここは、とても綺麗な場所ですね。」って言ってみたら、

おばちゃん「そうなのよ!」と言って、なんかジェスチャーとか交えながら説明してくれたんだけど、

あまり聴き取れず。。。こんな会話もできるようにならないと、目標の世界への一人旅はまだまだだなぁ。。。

 

気がつくと、あっという間に辺りは明るくなっていました。

再び車は走り出します。

今度は、時折、小さな町が現れるけど、オークランドとは違って、とてもゆったりしている気がしました。

 

窓の外の景色に釘づけの私に、ママが時々、ガイドをしてくれました。

大きなチーズファクトリーや、北島で一番長い川だというワイカト川。

そしてまた小さな町が現れて、犬と羊の形をした大きな建物がありました。

あれは何って聞いてみたら、ティラウという町で全体的に可愛い建物とかが多いんだって。

そんな話を聞いているうちにまた、景色は牧場と動物に変わっていました。

 

日本とは違う全部が面白い。

自然という、紛れもないものを前提に佇む景色が素敵過ぎて。

全部を切り取って瞼に焼き付けておかなくてはと思った。

 

そして、車はとある場所に到着しました。

車を降りる前から感じてたけど、車を降りたら更に匂いが増しました。

硫黄の匂い。

ロトルアは温泉の町なので、硫黄の匂いが溢れているのです。

でもこの匂い、私は嫌いじゃないです。

 

そんなロトルアの有名な観光場所に到着です。

Hells Gate(Tikitere)

さあ行きましょう!とウキウキ気味で歩き出すママの後ろ姿。

 

果たして、中はどんな感じ!?

 

 

 

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Sayo

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