ニュージーランド留学 の頃の記事を古いブログから移行します。
*日付は留学時のものではありません*
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さて。
ラッキーにも一人分のチケットを偶然もらえた私とママは、いよいよスカイタワーを登りました。
上に到着して、目の前に拡がった景色は・・・
オークランドの町並みと、西海岸です。
まぁ正直、ニュージーランドと言えば、このオークランドのダウンタウンの都会さよりも、ちょっと離れた場所に拡がる、緑と空の景色の方が素敵だなとは思うけど、それでもこうやって高い場所から見下ろすと、ニュージーに来てからの色んな思い出も一緒に一望できてひときわ感慨深いです。
初日にエージェントに連れて行ってもらったワンツリーヒルや、とんぼくんのバイクの後ろに乗って、連れて行ってもらった港。
さなえさんや、ミッシェルとかヨンホ、クラスメイト達と行った色んな場所なんかも。
何度かお世話になった銀行や、あ!あの時行ったラグビー場はあそこかな?
色々蘇って来て楽しいです。
一度行ったきりの場所や、あれから何度も行ってみた場所、全部に留学生活の思い出がありました。
そんな感じで、窓の外を観ながら、ちょっとセンチメンタルな気分にもなっている私の目の前を、人が降りて行ってびっくり。
実は、ここスカイタワーでは、スカイジャンプやスカイウォークと名前が付いたアクティビティが体験できるのです。
いわゆるバンジージャンプや、命綱をつけてタワーの外を歩けるというアレです。
その料金もちょっと学生にはキツイって言うような料金でもあるのですが、そもそも私は絶叫系が無理なので、どっちもとてもチャレンジすらしようとも思わないんですが。
ちなみに、そんな私レベルでも、ちょっと度胸試しができる場所があります。
床がガラス張りになっているところがあるのです。
みんなこの上に乗って写真を撮っているけど、高所恐怖症の私には無理!!
ママに、そこに立って写真を撮りましょうって言われたけど、怖すぎて足を乗せることすらできなかった。
その上、大きめの窓の場所では、結構逆立ちをして写真を撮っている人もいて、いわゆるトリック写真的なやつなんだと思うんだけど、
「ほらサヨ!あなたもやってみたら?」
いやいや、それも絶対に無理ー!!
ベンチに座って超超ふつーな写真を撮る私は、もうちょい自分の殻を破らないとな・・・
ちなみに日本語のガイドももらえますよ。
ママは、窓の外をジャンプしている人や、逆立ちしている人に向かって歓声を送ったりして盛り上げていました。
本当に明るくて、優しい面倒見のいいママ。
道を聞かれれば、わからなくても親身になってわかる人を探してあげるし、私にもいつも「大丈夫、心配しないで」が口癖。
私の事をいつも、スウィーティーと呼んでくれる。
素敵な人だなって改めて思います。
その後は、ママがお気に入りだと言う映画館もある施設の中の本屋さんへ。
カフェも併設されたこの本屋は、飲み物を頼むと、売っている本を買わなくても自由に読むことができるのです。
日本じゃ立ち読みが主流だったりもするけど、これはこれで斬新な。
時々、飲み物をこぼされた形跡でボロボロな本もあったりするけど、それでもそれはあくまで売り物だから棚に並んでいます。
ある意味新しい図書館かも。
私は犬の本、ママはクラフトの本をとって椅子に座って読み耽ります。
少しして、ママがお気に入りだと言う大きなストロベリースムージーを買ってきてくれました。
こんな風に本を読んで過ごす休日なんて、日本にいた時はほとんどしなかったし、友達や誰かと本を読んで過ごすのも、果たしてあったかな?
そんな風に考えながらも、これがニュージーランドの過ごし方なんだなって。
こういう一瞬一瞬が、留学なんだなと思います。
帰り際、ママがもう1つやりたいことがあるのと言って、お店に行きました。
そこでなんか可愛い羊の帽子と手袋セット。
「ポーズはこうしてね。」とママに言われるままに写真を撮りました。
ママが撮る写真は、だいたいぶれているし、指も入っています。(笑)
楽しい一日でした。
家に帰ると、パパが夕飯は出来ているよと出迎えてくれました。
チキンと大量のグリーンピース。
それからハーブを混ぜて焼いたホットケーキとジャガイモとかぼちゃのグリルでした。
夕食後、いつものようにみんなでDVDを見ていると、昨日から帰っていなかったサウトが同郷らしいサウジアラビアの友達を引き連れて帰ってきて、ひと悶着ありました。
「彼を僕の部屋に泊めるよ。」
パパが驚き気味に、それはダメだよと答える。
するとサウトが、「じゃあ、僕が彼の家に行く。荷物を持って行くよ。」と言って、自分の部屋に向かいました。
サウトが部屋に戻っている間、パパは英語が結構上級らしいサウトの友達と話しこんでいました。
私には詳しい理由は聴き取れなかったけど。
荷物を持ってリビングへ戻ってきたサウトがパパに言い放ちました。
「僕は、外国の人とは一緒に暮らせない。彼女とは全然話していないし、あなたはダメと言うことばかりだ。」
サウトの言った”彼女”は、私のことなんだと思うけど、奴の身勝手さに私はかなり腹が立ちました。
さんっざん、迷惑かけて好き勝手やってきたのに、パパに対してもその言葉はどうかと思いました。
そもそも私が奴と口を聞かなくなった理由だって、自分でよくわかっているだろうに。
腹も立ったけど、あまりに突然のことに何が何だか驚いてもいて、私は何も言いませんでした。
でもなぜか、ママも同じように何も言いませんでした。
サウトをドアまで見送ったパパが戻ってくると、ママと呆れたようなしぐさをして目配せをしました。
ママは私にいつものように、「心配しなくていいの。」と言いました。
この時はまたしても身勝手に出て行ったサウトに怒りやら、でも私が原因ならちょっと申し訳なかったのかもと思ったりもしたけど、
サウトが家にいられなくなった本当の理由は後から知ることになりました。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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