backpacker 一人旅情報・旅日記 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

旅日記 ボリビア ウユニ

ウユニ塩湖のトレイン・セメタリー~列車の墓場

投稿日:2017-05-30 更新日:

AM10:30 いよいよ、ウユニ塩湖のツアーが始まりました。





車は、真っ白の大地へ!と思いきや、まずは、小さな小屋みたいな場所へ寄って、長靴を借りに行きます。

一応、申し込みの時に、足のサイズは記入したんだけど、各自、好きなものを選ぶように言われます。

ザーッと見てみた感じ、基本、大きめのサイズが多い。

 

鏡張りの中を歩くには、長靴必須だから、本当は日本で買って持っていこうか迷ってたところでした。

でも、ツアーについてくるらしいという情報を聞いて、買ってきませんでした。

荷物になるし、持ってこなくて良かった。これ、気が利いてると思う。

きっと改良されてきたんだろうな。

 

で、黄色い長靴!

黄色に黄色で、黄色づくしってことで!( ´艸`)

黄色は、好きな色でもありますが、初長旅の時に、叔母さんがプレゼントしてくれたワンピースも黄色だったし、

ラッキーカラーではないんだけど、私にとって、特別な色。

 

そして、この後、写真撮影なんかで使う、おもちゃなんかも積み込んで、再びウユニ塩湖へと続く道を走り出しました。

舗装された道を通っていくと、

すぐに窓の外には、白い地面が広がりだしました。

そして舗装された道が終わり、ちょっとガタガタ道へ入ると、車は停まりました。

 

まずは、ツアー最初の観光場所、

列車の墓場です。

ここも、ウユニ塩湖ツアーへ行くなら、欠かせないスポットなのです。

その名の通り、朽ちた列車が何台も置かれている場所です。

 

真っ直ぐに延びた線路に、ひとり、オシフィエンチムを思い出しました。

でも、ここでジェノサイドがあったわけでもなく、心静かに傾けるような場所でもないのですが、

だけどある意味、ここもボリビアにとっては負の遺産なのです。

 

かつて、自分の領土つまり、ボリビアであった現在のチリの北部や海の方まで、

この列車たちは鉱山物や資源を運び、動いていたのです。

でも、やがて資源も枯れ、戦争によって終着駅もチリに奪われると、

当たり前のように、線路も廃線となり、置き去りにされた列車たちは、風化していったのです。

 

1940年代の頃のことでした。

今は、こうして観光場所のひとつになっているから、

ある意味、復活を遂げた奇跡の場所と言えるのかな。

 

ここでは基本、みんな列車に登って、記念撮影などをします。

列車のてっぺんって、結構、高くて怖いです。

列車の上に登るなんて経験、なかなかすることもないけど、

若干、高所恐怖症気味な私は、登ったはいいが、降りられるのか?と思ったほどです。

ちなみ、おぼっちゃまゴロー丸は、登りませんでした。

おいでよって言っても、なぜか、「いいよ!写真撮ってるから。」

と、かたくなに、俺はカメラマンだからと表面だけかっこつけて、登りませんでした。

みんな空気を読んでくれて、それ以上は、何も言われませんでした。

 

まあ、いいよ。地面でね。

両手に花ってことで。

 

こんなところにまで登っちゃう。

海外で遭遇する、びっくりする欧米人の行動あるあるですね。

ここもそうだし、この後行った場所なんかも全部そうだけど、

朝、昼、晩、どの時間に来ても、ウユニの観光場所は、絵になると思う。

 

薄暗くなっていく夕焼けなんかを背にしたら、哀愁漂う列車の墓場が見られそうだし。

昼に来ても、清々しいし。

 

なんか、青春だなぁって思えるような、何度見直しても、胸が締め付けられるような、大好きな一枚。

そしていつも、憧れの場所に来た時は、夢の中を歩いてるみたいに、ふわふわしてるんです。

この場所にいること自体が、夢みたいで。

自分が夢を見てて、創り出してんじゃないかって思うくらい。

 

でも、ここへの一歩も、自分で選んだ自分の道なんだなぁとつくづく思う。

選んで選んで、間違っていたのかもしれないって落ち込んで、悔やんで、

でもって今、ここに辿り着いてる。

あまり人からは祝福されないことばかりだったけど、私の人生も捨てたもんじゃないな。

 

旅は人生のご褒美だと思う。そして、旅先の出会いは、旅からのプレゼントなのだ。

 

そんな気持ちに浸りながらも、もちろんまだまだウユニ塩湖ツアーの見どころは、序章なのです。

こんな風に考えちゃうことも、旅先あるあるですね。

さあ、次の場所へ!!

 

 

あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
ランキング参加中です。応援のワンクリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅行情報へ
にほんブログ村


放浪記ランキング

 

こちらも更新中↓

アメブロ 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

ゴロー丸ブログ 真面目なサラリーマン旅をする

 

<sponsored link>







-旅日記, ボリビア, ウユニ

執筆者:


  1. ろっしぱぱ より:

    すっごい!!!
    スケール感が…
    全然…違う!!!
    羨ましい~~~けど…
    恐くて行けない街!!!(笑)
    画像で楽しませてもらってます!!!

  2. バジル より:

    はじめまして、ろっしパパブログから来ました。
    列車の墓場…
    歴史やお国柄を知って見ると、より感じるものが有りそうです。
    朽ちた列車も、また人に見られて、乗られて、孫をあやすおじいちゃんのように見えました。

comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PREV
そこはもうウユニの町でした!
NEXT
白と青だけのウユニ塩湖の世界とコルチャニ村

関連記事

素敵な予感がするペルー旅の幕開け

チリのサンティアゴを飛び立ち、車内は満席。   SKYエアラインは、南米のLCCです。 食事もなし、ドリンクサービスも有料。 ひとまず再び寝まくりました。 南米旅、最後の国のペルーでは、再び体調万全で…

続きを読む

十分のおまけ

無事、十分瀑布も観終わったので、再び十分駅へ帰ります。 途中、流し運転をしていたタクシーのドライバーから営業されましたが、 乗るほどの距離でもないので、歩きます。   ドライバーはすんなり去…

続きを読む

留学授業でカクテル作り体験

ニュージーランド留学の頃の記事を古いブログから移行します。 *日付は留学時のものではありません* ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ニュージーランドに…

続きを読む

はじめまして、ボリビア!大好きです!!

マイアミを飛び立ち、7時間後、そろそろ到着だからと起こされ、寝ぼけ眼で窓の外を見ると。。。 私が、ほんとにほんとに、ずーーーーーっと憧れだった国、ボリビア。    見下ろした灯りの感じが、ア…

続きを読む

マカオの大砲台が並ぶモンテの砦

マカオの戦跡はモンテの砦です。今は見晴らしのいい絶景が見られる場所でも、ぐちゃぐちゃな人間の戦争に対する感情があらわになっている場所なのです。

パトゥーサイへ行こう!そして、僧侶との出会い再び

ラオスに来てから、かなり旅の中だるみをしているような。。。 そして、ラオスの日差しは、本当にきつくて、ここビエンチャンはもっときつい気がする。   ここでも残念ながら、本当に水とか空気とかが…

続きを読む

Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

sponsored link