再建中の首里城を歩く

さて。首里城に到着しました。

守礼門から入ると、園比屋武御嶽石門があります。

また、沖縄の読み方は難しいですね。「そのひゃんうたきいしもん」と読むそうです。

木の扉に琉球石灰岩で造られたというこの門は、国王が城の外に行く際に安全を祈った場所なのだそうです。

もともと、国宝でもあったそうですが、戦争で一部が破壊されてしまったため復元され、2000年に世界遺産に登録されたそうです。

屋根にはシーサーではなく、しゃちほこが乗っているのが珍しいですね。

今でもここは人々が祈りを捧げる場所でもあるそうです。

ここを過ぎたらいよいよ首里城が見えてきます。

高い石壁がかっこいいですね。

歓会門、瑞泉門、漏刻門と入っていくといよいよです。

警備員さんかな?門のところに立っているおじちゃんがハイサーイって挨拶してくれます。

その瞬間だけで、ちょっと旅のテンションをあげてくれるのです。

・・・が。

みなさんご存知の通り、2019年に起きた火災で現在正殿を含むいくつかの場所が復興途中です。

首里城はこれまでにも長い歴史の中で何度も何度も破壊されてきたそうで、でもそれでも何度もまた復興してほしい人々の願いによって再建されてきた場所。

まるで見えない何かとの戦いのような、でもそれでも沖縄の人たちが手を放さずに何度も作り直してきた想いの強い場所でもあります。

2026年には完成予定だそうです。

それでも現在は、まさに復興途中の首里城を見ることができます。

透明パネル越しに大工事をしている様子が見えます。

こんな感じです。

これも見せちゃうってのがたくましいと言うか。

こんなのなかなか見ることができないもんね。これはこれで貴重だと思います。

そして周囲には、ここまでの道のりの写真展示や説明なんかも。

どどん。表面から。

外観はほとんど完成に近そうですね。

きっと、次に来た時には完成した姿が見られるね。

今度こそどこまでもどこまでも残っていってほしい。

それから、復興展示室もあって、中では首里城の歴史や復興についてなどの映像が流されています。

ちょっとここまで来るとかなり暑過ぎるので、この中でしばし休憩がてら首里城についてのお勉強などにちょうどいいです。

カフェもありますよ!

ちなみにお土産屋さんもあるので、首里城土産も買いました。

売り上げが復興に役立つのです。と言ってももうとっくに目途は立っていると思うけど。

これは、貯水に使われていたそうな。かなり大きいです。

ふとしたとこで、ちょこちょこ気になるものが出没するのが遺跡ならではですね。

で、ここまで来たら、首里城からの展望が見たいところです。

東のアザナと呼ばれる展望台に進みます。

ちょうど、晴れも絶好調で本当に景色が綺麗です。

ここからの景色をぐるりと見渡すことができます。

ちなみにこの東のアザナはとっても狭いので、通路途中なのに立ち止まって写真撮ってる人がいたりすると警備員さんに立ち止まらないように怒られていました。

それでも警備員さんの声を無視して邪魔になって写真撮影している人、外国人でもなく日本人のおっちゃんだったので、なんかまた見ててイライラしちゃう・・・

いやいや。この景色を見て深呼吸。

あー。こういう素晴らしい景色を見るたびに思うことは、誰かと見たらもっと楽しいのかもなぁーなんてこと。

もう一人旅で何度となく思ったこと。

過去の旅のシーンが蘇ります。

ここではハンガリーのブタペストの景色を思い出しました。

でも、旅に出ると自分の過去の旅とのリンクが面白いなーって思います。

まだまだ国内も海外も、たくさんの景色が見たいです。

そんな色んな気持ちをぐるぐると去来させながら、遠くの景色を撮っていると、すぐ横に来たおじちゃんが「あれが久高島だよ」と教えてくれました。

久高島。

呼ばれた人だけが降り立てるとも言われているインドみたいな場所。

今回本気で行ってみたくて、どうにかスケジュールに織り込もうと情報とにらめっこしていたんだけど、今回はスケジュール上諦めるしかなく。

でもきっといつか呼ばれるよね。インドにも呼んでもらえたし。

とりあえず、避けるようにしてきた沖縄にこうして来られて、ベタな観光場所だろうが首里城にいられるのも自分にとっては凄い奇跡みたいなんだから。

しかもまだ、完成してないからまた来いよ!っていうメッセージ付き!と勝手に思っておく。

そしてやっぱり、遺跡ではこういう門や窓の手前にもロマンがあると思っています。

古い古い昔の人もここに立って、この向こう側を眺めたんだってことに想いを馳せます。

ちょっとずつ景色は変わっていっただろうけど、昔からずーっと「今」を見せてくれているこの変わらない枠の形だけが過去からずーっと景色を運んできてくれているんだよね。

穏やかな日も、荒れ果てた日も、何十万という日を超えてずっと続いているこの場所は本当に凄いと思うのです。

時代の向こうまでずっと人々の想いを乗せて、この場所の平和が続きますように。

あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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