旅日記 タイ アユタヤ

アユタヤ最後の夜は素敵な時間でした。

投稿日:2014-02-16 更新日:

やっと日本人のサムライに会えて、一人旅で張り詰めていた緊張もほぐれました。

3人で、夜の宴会がスタートです。





 

間もなく、同じ宿やら近くの宿やら、サイフォンのレストランに来た他の外国人も加わって、

とってもインターナショナルな宴会へ。

 

フランス、ドイツ、インドネシア、、、、etc

そして我らが日本です。

 

しばらく一人旅で寂しい時間が多かったので、とっても楽しい!

ちなみに、ここにいたメンバー、実は結構凄い人らしくて、

お酒の流通に係わっていたり、サイフォンにも飾ってある仏像を造った人だったりと、しかも、日本の漁師までいるし。

 

色んな話が飛び交って面白い。

 

ちなみに、このチャンスに、ドイツ人に安いチケットを探してもらったんだけど、やっぱり、思った価格は見つかりませんでした。

 

うーん。

やっぱり、今回もまだ、ポーランドにも呼ばれてないってことで!!

 

いつか、絶対行けるさ。

ってか、行くし!!!(`・ω・´)

 

お酒のうんちくを語るフランス人。

 

この人、酒業に係わっているだけあって、珍しいお酒を持ち歩いてて、

この日も、姫リンゴで造られたっていう60度の強いお酒をふるまってくれたんだけど、舐めた程度で、火を噴くかと思いました。

 

しかも、飲め飲めって進めてくるし。

 

でも、優しいヒロシさんがこっそり自分の空のグラスと交換してくれたんで、救われましたけど。

 

「いくつか国を周ったけど、日本人は、フレンドリーで好きだ。でもチャイナは。。。」

ウェーっと、首つりのポーズをする彼。

あまりに何回も言うもんだから、ヒロシさんに止められていました。

 

で、仏像のうんちくを語る、仏像職人。

リトルブッダは必要だよ、と。


ここのゲストハウスに飾ってある仏像も彼が手がけたそうです。

 

そして。

左の女性が、サイフォンのボスです。

カツさんを超お気に入り。

 

初日に通りかかったカツさんを見て、ヒロシさんに絶対連れてこい!って言ったらしいです。笑

肉食系の女性、素敵だー!!


で、右側の女性はインドネシア人女性。

常に笑顔で、とても聡明そうな人でした。

彼女は私の名前をずっと覚えててくれた。。。(>_<)

 

そして、真ん中の男性がドイツ人。

この人、とってもスローペースで穏やかな優しい人なんですよ。

常に笑みを浮かべていて、話し方も本当に優しくて紳士的な人でした。

 

で、日本のサムライ。

ヒロシさんが手にしている刀は、なぜかラオスで50万kipを5万kipまで負けてもらって買ったという偽物の日本刀ですが、

国境越えで苦労するらしいです。笑

 

もちろん、外国人には大ウケ。

とある目標を持ってて、このフェイク刀は手放せないそうですよ。

 

 

そして、日本の漁師。

 

カツさんの気配り、本当に凄くて、おつまみが切れそうになると、原付で何回も買いに言ってくれた。

 

「サンキューとジェントルマンは、日本語でなんて言うんだい?」

「ありがとう と 紳士 だよ。」

「アリガト!シンシ!!」(▽´ )ツ

 

ってわけで、アリガト!シンシ!が、この時、ブームになっていました。

何かしてもらったら、アリガト!シンシ!誰に対しても、アリガト!シンシ!

 

ところで、カツさんが吸っていた煙草のパッケージが凄いので、

写真を撮らせてもらいました。

 

タイの煙草、グロいです!

 

吸い続けると、こうなっちゃうよってのをアピールしてるらしいです。

でも、絶対、これは違う病気だと思いますが。。。

 

あとは、ペットボトルのお茶!絶対砂糖が入っています。

砂糖が入っていない飲み物を求めると、結局は水しかないんですよね。

なので、旅に出るとひたすら水!今まであまり日本で水なんて買わなかったのに、すっかり水を買うことが当たり前に。

タイでは、長距離バスやお寺入場で配られたりもするし、安宿でもくれたりするから、助かります。

 

とにかく、暗ーい夜から、一気に明るい夜へ。

あの、ビンのノック音が恐ろしくて、部屋の中でびびってた私はもういない。

 

出会いって本当に奇跡で、旅は一期一会だと思います。

時間がほんの一瞬ずれただけでも、出会えないこともあるわけだし。

そんな言葉、よく飛び交っていても、こうして経験してみないとわかんなかった。

 

私はなんだか、ヒロシさんに、はるこのこと、打ち明けたくなって話しました。

 

「これから日本に帰って、はるこがいない部屋で一人で暮らしていくことが、本当に考えられないんです。。。」

 

自分にとっては、人生嫌になるくらい突然訪れた辛いお別れだったけど、ペットロスなんて、わかってくれない人もいるから、誰かれ構わず話せるものじゃなくて。

でも、話せる気がした人には、話してみた方がいいのかもしれない。

 

「わかるよ。俺は猫だった。今でもやっぱ辛いもん。」

「でもね、喜怒哀楽って言葉があるじゃん。で、動物っていうのは、それを教えてくれているんだと思うんだよ。死に行く姿も、それを見せて何かを教えているんだと思うよ。」

 

ヒロシさんは、凄く親身になって話を聞いてくれました。

というか、そういう人だから、打ち明けたくなったんです。

そして、返ってきた言葉が、凄く考えさせられる言葉でした。

 

教えてくれている。。。

確かにそうなのかも。

一緒にいた時間が奇跡なんだから、犬はその姿ですべてを教えてくれているのかもしれない。

 

ちょっと、笑われることかもしれないことも打ち明けました。

 

「あの!あの私!この旅で、なんではるこが死んだのか、わかる人に出会いたいんです!はること話せる人に!」

「・・・そっかぁ。ごめんね。俺、わかんないや。」( ̄▽ ̄;)

 

まぁ、そりゃそうだ。

さすがに、もがいているとはいえ、そんな事言われても困っちゃうし、普通だったら、ドン引きされること我ながら言ってると思うもん。

 

でもなんだか、ちょっとだけ心が晴れかけたような。。。

 

カツさんが、自分の部屋へ帰ったので、じゃあ、そろそろ私も帰ります、と、後ろ髪引かれながら、戻ることに。

もっと話していたい気持ちと、移動の準備やら何やらやらなきゃいけない現実。

 

ドイツ人男性が、ヨーロッパの挨拶なんだと、手の甲にキスをしてくれます。

続いてフランス人男性も。

 

そして、ヒロシさんが、

「俺も!俺もしていい?」

「あ、同じ日本人なので、やめときます。」(・∀・)

 

そうそう。

そもそも、ボスがカツさんと楽しい観光に行っている混乱の影響で、

実は私にも良い影響がありました。

 

最初、とりあえず荷物置いておいて、後でシングルルームに移動してもらうって話だったんだけど、

結局その間に、宿が満員になってしまったので、

そのまま今日の私の部屋、スイートルーム(°∀°)b

 

広いです!綺麗です!ベッド、二つもあります!


と、浮かれてると、部屋をノックする音が。。。

 

ノック音はすっかりトラウマになってしまいましたが、まあ、ビンはもうアユタヤにいないのです。

ドアを開けるとヒロシさんでした。

 

「うそうそ!ごめん!シンガポール人の真似してみて調子にのってみた。

あ、ベッドふたつあるね。いいねー。ここで寝ていい?」

「えー、運び出せるなら、一個持っていってもいいよー。」

 

ちなみにこの宿でのヒロシさんの扱いは酷く、

一階のレストランの奥に置いてあるソファーで寝させられています。

シャッターが閉まるだけだから、ほぼ外寝状態で、ものすごい寒いらしいです。笑

 

「いやいや、冗談。おやすみー。」

 

ああ。サムライ達が下の階にいるという安心感。

 

久々に、電気を消して寝ました。

 

 

 

あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
ランキング参加中です。応援のワンクリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅行情報へ
にほんブログ村


放浪記ランキング

 

こちらも更新中↓

こちらも更新中↓

アメブロ 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

 

 

<sponsored link>







-旅日記, タイ, アユタヤ

執筆者:


  1. ちゃりこ父 より:

    こんにちは。

    な~んだ!

    ロマンスは、ないのか…(笑)

comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PREV
パナン・チューン寺 そしてもう一人のサムライとの出会い
NEXT
そして旅の仲間は解散した

関連記事

ヘナカーストとサーランギー

カトマンズ、2年前と変わったなと思ったのは、お土産に値札がちゃんと付けられているお店が増えたなと感じました。値段交渉めんどくさいので、値札があると買いやすいです。とは言え、やっぱり洋服なんかはまだまだ値札なしのお店も多くて、いくら?って聞くと、オイッ!って言いたくなるような金額言われる店も多いんだけど。

夢の世界へ行く準備は出来ていますか?

ふらふらしながら、暗くなるのを待ちました。   だんだんと、とばりが降りてくると。。。 夜が綺麗な町、ホイアンはそれはそれはまばゆくて、まるで夢の中を歩いているようでした。 ランタン、好きな…

続きを読む

なんでか凄く寂しいタイ初日の帰り道

いくら変わってしまったという噂でも、さすがにタイっぽさはちょっとくらい残っているでしょう!!と、 高をくくってわざわざやってきたルンピニー公園。   まんまと屋台は全くなくて、期待してたオオ…

続きを読む

オーストリアの空気を吸い込んで

ウィーン到着。   Stadion駅前バスターミナルは、今までの町とは違って、 バスターミナルって感じの建物はないのですが、(もしかしたら見つけてないだけかも?) ショッピングモールを取り囲…

続きを読む

英語の宿題はちゃんと自分で

最近帰国の事を考え出すと凄く寂しくなってきました。あんなに最初の頃は日本に帰りたいって思っていたのに、今は帰りたくない。そんな自分でも驚きの感情の中にいる最近です。今朝は、いつも通りクラスメイト達に、”サヨ、宿題はやってきたかい?”って聞かれて始まりました。そのー、別に私が劣等生で心配されているってわけではなくて、(多少あるかもしれないけど)みんなまだまだ自分の英語に不安で、宿題の答え合わせで授業中に指されるのが嫌な・・・

マチュピチュ遺跡ラスト

マチュピチュ編、ラストです!     続いては、3つの窓の神殿と呼ばれている場所です。 ここも見事な石積みで、ぴったりと造られています。   マチュピチュでは、この石積みの見た目は凄く意味が…

続きを読む

Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

sponsored link