ギャップ萌えで可愛い笑顔にすっかりやられてしまった、
ウルグアイ人の彼と、仲良く居眠りしていたら、
あっという間にマチュピチュ駅に到着しました。
その間、ゴロー丸は、憧れのインカレイルをしっかり堪能したそうです。※いつもは真逆
マチュピチュ村は、その名の通り、
マチュピチュ山の麓にある村なのですが、
マチュピチュ村とは愛称のようなもので、
正式名は、アグアス・カリエンテスと言います。
初代村長が日本人です。
野内与吉さんという方です。
南米旅で、マチュピチュに行くよと報告したら、
友人がこれをちゃんと勉強しておくようにと、
野内さんについてのあれこれを送ってくれました。
せっかくなので、そんな友人が送ってくれた野内さんについての事柄を簡単に記します。
野内氏は、福島県出身。
1917年に、官約移民としてペルーへやってきました。
※官約移民とは契約を経て移民をすること。国や企業から送られた人です。その反対が、自由移民。
野内氏は、アメリカ、南米を周ったのち、再びペルーへ。
そして、線路拡大工事を成功させた後、村で一番の大型施設となる
ホテル・ノウチをオープンさせるために奔走。
その間も、村で機械などが壊れ、困っている人がいれば、修理をしてあげたり、
災害などが起これば、村人と共に、政府への支援を要請をし、復興への足場の作り方を教え、
畑や水力発電所の建設なども野内氏が発案して始まったのだそうです。
やがて、ホテルが完成すると、1階を村人に無償で提供。
それらは、公共施設として、使われ始めたそうです。
その後、行政官となり、やがて村長へ。
マチュピチュ村が、まだ村ではない頃から、その地を発展させ、やがて村となるまで、
尽力し続けた人物なのです。
そして、1968年、ペルーの地で永眠しました。
もちろん偉人だなと思うし、尊敬すべき、日本人先祖だなと思いますが、
友人に送ってもらった全てを読んで、
苦労もたくさんあっただろうけど、
野内さんは、幸せだったんだろうなーと思いました。
インドの村に井戸を造りたいと言って奔走している友人のことも、少しよぎったのです。
私は、この旅に出る寸前まで、野内さんのことを知りませんでした。
ほんと、無知な状態で旅する自分が恥ずかしいです。
でも、何事にも勉強熱心な友人は、いつも旅の報告をすると、
観光地ではない視点で、こんな風にチェックポイントを送ってくれるので、
そんな日本人がいたんだなってことを感じながら、その場所を歩けることにとても感謝をしています。
ペルーの神様。そんな彼女の赤ちゃんが、母子ともに健康に生まれますようにー。
改札を出るとすぐに、メルカドなるお土産屋さんが、たくさん並んでいるのですが、
まだ朝早すぎて、全く開いていないので、帰りにでも散策することに。
そんな市場を抜けて、村へと出ると、すでにマチュピチュへと送迎をしているバスが何台も停まっています。
ツアーなんかのバスも停まっていて、どれに乗っていいか迷うのですが、
ちゃんと整理する人なんかもいて、チケットを見せれば、どのバスに乗ったらいいか教えてくれました。
私達は、個人なので、入り口まで行く普通のバスに乗って行きます。
まあ、車内は相変わらず満員です。
リンカさんの手配してくれたチケットは、特にこのバスの時間などは決まっていないので、
好きな時間で乗れるようです。
バスも常に、山の上と村を行き来しているので、すぐに来るようです。
ちなみに後ほど、戻ってきますが、
マチュピチュ村は、のどかな村です。
とはいえ、さすが大人気世界遺産のマチュピチュの麓の村と言うだけあって、
お店なんかもたくさんあって、かなり明るい賑やかな雰囲気です。
これも、野内さんの貢献があったからこそなんだなと思うと、
ちなみにこの写真に写っているバスは、本物のバスではなくて、模型なんです。
オブジェですね。
結構な大きさなんです。
クスコからのスタンドバイミーコースもとい、
実際に歩いて行ったという、まつくん情報によると、
麓から入り口までは、徒歩2時間。
(´・ω・`)おおぅ。。。
まあその、軽い登山ですよね。山を登って行くわけですし。
もう乗っちゃってるから、今更どうしようとか迷いもないんですが。。。
たぶん、もう一回来てもバスで。
ダメパッカー。※今流行りのあの台詞調で。
入り口へ行くまでの車窓は、すっごい眺めです。
山は美しいですねー。
そして、湧き出る雲が神秘的で神々しく演出してる。
でも、道が結構な怖さです。
写真に道が写りこんでいない時点で、結構な道ギリギリ状態なんだなとおわかりいただけると思いますが、
細い道が、途中崩れかけてるし、基本、雨が降ったりやんだりで、時にどしゃ降り状態なんで。
昔、行ったよと言っていた友達情報によると、
この道、猛スピードで走られて、バスの乗客みんなでキレたそうです。
とりあえず、このバスは、かなり安全運転してくれたんで、安心できました。
と言うか、いつしかこういう道に慣れてしまった自分がいる。
やっぱりラオスの道の恐怖には勝てない。いや、勝たなくていい。
入り口、到着しました―!!
すっごい人ですね!
チケットは、前もって買っておいた方がいいとのアドバイス、なるほどって感じですね。
もちろん、ここ、入り口でもチケット買えます。
でも、入場制限もあるそうですよ。
トイレは、1ソルです。
ちゃんとレシートまでくれます。
中にはないので、必ずここで行っておくべしですね!
そして、ここのすぐそばに、有名な日本語で書かれた世界平和の祈りがあります。
この入場ゲートで、チケットとチケットに書かれた情報とパスポートの情報が合っているのかチェックをされてから、
リンカさんがチケットの情報が正しいか、確認してって念を押した意味がわかったよ。
まさに国際線並みですね。
マチュピチュ観光、ここに来るまで本当に徹底されています。
お金もすっごいかかったけど、一切ズルできないようになっているんですよね。
これを、外国人からのお金儲けだと言っている人ももちろんいるわけで。
とにかく、ここに来たからには、楽しもう―!!
今回も一緒に行くぞー。はるこー!
それでは、マチュピチュ遺跡の中へ!
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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