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バスカードのチャージとまたしてもの人種差別

投稿日:

ニュージーランド留学 の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

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留学生活で、すっかりホームシックになることもなくなり、ニュージーランドの日常が普通になったけど、今日はまたしても、まだまだやっぱり言語や文化が違うって難しいなと思うできごとあり。

そして、人種差別にも遭うわで、なんかへこむ週のスタートでした。

 

まず、今日で切れてしまうバスの定期に運転手さんにチャージしてもらおうとしたら、できないよ!と断られてしまったのです。

なんで?バスの中でできるはずだし、みんなしてもらってるけど?(※2024年現在は、バス内ではできなくなっているそうです)

理由を聞いても、君のホームスティ先か学校に聞いてみたらとしか言われず、わけわからない。

いつまでも拙い英語で食いつくわけにもいかず、とりあえず諦めて普通にダウンタウンで降りました。

 

学校に到着して、早速スクールカウンセラーの元に行って話すとたぶんの理由がわかりました。

まず、ニュージーランドのバスカードは、日本のSuicaとかみたいに、定期とチャージ分を一緒のカードでは使えず、定期なら定期だけ。チャージするならチャージした分のお金だけと言うような使い方になるそうなのです。

だから、定期にチャージしたいなんて意味がわからないと思われた説と、50ドルチャージしようとしたので、そんな大きな金額出来ないよと言う意味だった説。

でも、私のホームスティ先は3ステージ分の片道4.30ドルなので、金額が大きいと言われてもこっちも困るって感じだけど。

「どっちにしろ、ドライバーが説明してくれればよかったのにね。」

それから、バスの運転手によって、リチャージはやってくれる人とくれない人もいるんだとか。なんだそりゃ!!

こういう時、いくらニュージーランドのゆったりした感じがいいなって思っていても、機械一つで乗り物に乗る手続きができる日本って、やっぱり素晴らしいよなと思ったりもします。

まぁ、言語でのやりとりができるかできないかも大きいけど。

バスドライバーの当たり外れは、日本でも当たり前のようにあるけどさ。

なんにせよ、定期は切れてしまうので後で駅まで行かなくちゃいけないことになりました。

 

なんか、ちっちゃなことだけど、スムーズに行かないことに理由が不明だと更にもやもやするというか。

ニュージーランドでの生活が慣れてきても、まだまだうまくいかなくてへこむことだらけだよなと思いながら、昼休みの時間に駅に向かいました。

 

「おお!サヨ!」

駅の入り口ですれ違う人にいきなり声をかけられて、声の方を見ると、クラスメイトのモロッコ人のオーマがいました。

あれ?そういえば最近、見かけなかったような。

「実はしばらく、オーストラリアに旅行に行ってたんだよ。で、今日から学校に戻るんだよ。」

ああ、そうなんだ。

彼は余裕があっていいなぁー。

私なんて、ここでの生活も精一杯なのに、ニュージーから他の国に旅行に行こうだなんてとても思えないや。

同じクラスでレベルも一緒なのに、なんでこんなに違うんだろ。

完全に気持ちの問題だろうなって思います。

 

で、私は朝からあったこと、で、わざわざ駅まで来た理由を話すと、

「あー、わかるよ。なぜかはわからないけど、駅でも意地悪なのかすぐにやってくれない人もいるから気をつけて。不思議だよね。同じこと頼んでるのに、駅の人が変われば何も聞かれずにやってくれるんだ。」

と言われて、更になんかプレッシャー。

 

当たり前だけど、日本で、Suicaにチャージできるのかできないのかで悩んだこともないです。

ちなみに、ニュージーではバスに乗っている時、次の停留場所のアナウンスなんて流れません。

1つ前のバスストップを過ぎたら、ストップボタンなり、窓にかかるベルのロープを引っ張るなりして、降りる合図をするのです。

なので、降りる場所を名前で覚えるわけにもいかず、最初の頃は景色を覚えるのに必死でした。

そして今は、切れてしまう定期券の更新に四苦八苦。

たぶん、留学生活なんて完全に慣れることなんてないのかもな。

 

更新はカウンターでする必要があります。

カウンターには7人ほどの列が出来ていて、自分の番になるまでの間、またなんかわけわからないことになったらどうしようとずっともやもやしていました。

そして私の番になりました。

でも、あれだけ心配してたのに、駅員さんは、「はいよっ」ってな感じでひょいひょいひょいと更新してくれました。

それだけで、再び地獄から天国へと救い出されるような単純な心。

とりあえず、これでまた明日からも無事に学校に来られる!!

当たり前なんだけど、朝からは当たり前の事じゃなかったんで。

 

でも、駅まで行ったせいで、午後の授業にはちょっとだけ遅刻です。

リチャードの隣の席が空いていたので座ると、リチャードから日本語を教えて欲しいと頼まれました。

「教えて欲しい言葉は、”あなたを永遠に愛しています。ずっと一緒にいよう。”」

おおー。なんでその言葉?

リチャードの彼女のディアナは日本人じゃないのに、誰に言うつもりよ・・・

 

ひとつ良かった事は、今日、ミッシェルの誕生日を遅ればせながらお祝い出来た事です。

先日、ママが本屋へ連れて行ってくれた時に買ったバースデープレゼントを渡すと、ミッシェルはすっごく感激してくれました。

仲良くなった彼女の誕生日を、面と向かってお祝い出来るなんて私も凄く幸せ。

来たばかりの頃、あんなに嫌になった学校。

でも今は、一日のうち、学校で過ごす時間が一番楽しくなったのは、紛れもなくミッシェルのおかげでもあるから。

 

そんな下がったり上がったりと、ジェットコースターみたいな気分の一日の締めくくりに、またしてもとどめを刺されるような傷付く出来事がありました。

ちょうど、帰りのバスに乗るのにバス停に着いた時、まだ予定時刻に数分も早いにも関わらず、乗ろうと思っていたバスはちょうど扉を閉めたのです。

でも、こっちのバスの時刻は適当で、早い時も遅い時もあるので、そんな時たいてい乗車希望の客は扉を叩いて開けてもらうのですが、ドライバーは私の顔を見ると、笑いながらNO!と言って、そのまま出発してしまったのです。

 

乗車拒否された!

 

なのに、すぐそこでニュージーランド人の乗客が走ってきて、同じように乗る合図を送ったら、わざわざ停まってすんなり扉を開けて乗せていたのです。

私は凄い傷付いた気分で、見送るしかありませんでした。泣きたい気分でした。

違うバスを待っていた黒人の女の子が一部始終を見ていて、「アジア人だからでしょ」と言いました。

「嫌なドライバーだけど、ドライバーの方が偉いから仕方ないのよ。」

と、その子は肩をすくめながら言いました。

ニュージーランドに来て、人種差別的な目に遭ったのは、正直初めてじゃないし、何度かあったけど、それでもやっぱり凄く心が傷付きます。

すっかりへこみきったまま、20分後、次のバスに乗り込みました。

悲しい気持ちで窓の外の見慣れた景色を見つめていました。

ニュージーランドに慣れたつもりなのに、まるでそれを許されないみたい。

 

朝からバスのことでごたごたして始まった一日は、最後の最後までバスがらみで曇らされたまま終わった一日でした。

ニュージーにいる限られた時間、笑って過ごせる日が一日でも多いことを心から願うよ。

 

夜ごはんは、フィッシュフライと、にんじん&カリフラワーのサラダ。

そして、私のお気に入りメニューのカリフラワーのグラタンでした。

こんな一日に、パパの味がとっても優しいよ。

 

食後は、ママと「ロボッツ」を観ました。

ディズニーアニメなら、英語オンリーでもなかなかしんどくないです。

まぁしょせん、私の英語レベルなんて子供レベルです。

 

 

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