旅日記 ネパール カトマンズ

タメルのローカルエリアの日常

投稿日:2019-04-04 更新日:

よっしゃ。

カトマンズのみなさん、にやにや顔のジャパニーズが、タメル地区散策にでかけますよー。

でも、ただ懐かしくてにやにやしてるだけですからね!

意外と、変な詐欺とか引っ掛かんないですからね!

 

あっ、本当はタメルの外国人滞在の中心エリアを歩こうと思ったのに、

懐かしさと、”なんかここ見た気がする―!!”っていう気配につられて、すっかり逆方面へ。

タメル中心部から南下して、すぐに現れるローカルエリアにやってきました。

気がつけば、地図も何も見てなかったので、完全に迷子です。

ここどこ???

たぶん、中心地から大して離れてないけど。

 

とは言え、記憶にある景色です。懐かしい。

しかし、原付、こんなに凄かったっけな???

 

変わらないようでいて、ネパールもちょっとづつ進化しているのかも。

 

そんなことをいちいち考えながら、時に独り言をつぶやきながら、どんどんローカルエリアへ。 

ネパールも冬です。オフシーズンです。

宿の人達に、散々オフシーズンだから、あまり観光客もいないよって聞かされてきたけど、

ローカルエリアでもあるけど、ほんのちょっと南下しただけで、すっごい現地感あります。

 

そして店先に並んでいるのも、冬のネパールに必要なフェルトや毛糸のセーターや帽子が、

すっごいたくさん売られています。

なんだか、それらが並ぶ店を見ながら歩いていると、南米を旅した時が甦って来て、

ここは南米だっけ?と変な感覚に。

 

店の人や道端のネパール人と目が合って挨拶しようとすると、

ついつい「ナマステ」じゃなくて、「オラ」って言ってしまいそうになる。いや、まじで。

 

このおかしな感覚は、色んな国で時々起こるんだけど、

だんだんとその土地がすっかり当たり前になっていって、

そのうち普通に現地の挨拶言葉が出てくるようになる。

それは、旅してきたっていう時間と共に、たくさんの現地の人が挨拶してくれて、

自分もそれに返して、口癖のように慣れてきたという、幸せな旅人の証でもある。

 

その国の簡単な言葉も知らないまま、旅を終えてしまうこともあったけど、

すぐに思い出せるのは、やっぱり思い出がある国が多いのです。 

ネパールの地図を見ると、やたらと道なんかにチョークと書いてあるのが目立つけれど、

ちなみにチョークとは、道が交ざる場所で、いわゆる交差点のことです。

 

そして、そのチョークとつく場所には、やたらと小さな祠やストゥーパが建てられています。

これは、タヒティ・チョークに建つストゥーパ。 

大きくて目立ちます。

相変わらず、ストゥーパから延びているタルチョが綺麗だなと思うけど、

やっぱり2回目だからかなのか、今日は青空じゃないからなのか、あの頃ほど感動してません。

もちろん、この景色は世界の中でも好きだなーと思うのですが。

 

そして、この辺りから更に南下して行くと、完全に現地人ばかりの世界になります。

タメル中心部よりも、これがカトマンズの本来の姿なんだなっていうのが見られて、

ぶらり歩きの散策には、もってこいの場所だと思います。 

が、道が結構一本道のようでいて、入り組んでいてごちゃごちゃしていてわかりにくいので、

迷子注意ではありますが。

案の定、私、今どこ?状態になってます。

適当なとこで、maps.meのお世話になろうっと。

 

道端で、野菜を売っているおっちゃん。 

ナマステーって挨拶したら、笑って返してくれましたよ。

 

え?野菜いるかって??

私、あんまり旅中では料理しない旅人なんだよー。

あんた外国人だもんな。そりゃ買わないよなって、おっちゃん笑ってました。楽しい。

 

この派手ってわけではないんだけど、凄く存在感のあるネパールの寺院もやっぱり素敵です。 

東南アジアの寺みたいに、辺に金ピカでもないし、

小さな寺院に入るのはいちいちお金取られないけれど、

ネパールの人ももちろん凄く信仰深くて、寺院もストゥーパも凄く大切にしているのがわかる。

 

観光客としては、綺麗な寺は、単純に凄いなって思うけど、

地元の人達の質素な暮らしを知った今は、寺と町の人の差が凄いと、

ちょっとなんか引っかかるなって思ってしまう。

自慢の金ピカも、地元の人が笑ってこそなんだと思う。

 

ネパールにも外国人料金はあるけれど、

でもなんかこのネパールの信仰の仕方は好きだなと思います。

 

さまよっていたら、道の奥の方に大きなストゥーパを見つけました。

 

カテシンブー・ストゥーパ 

かなり大きな仏塔です。

1950年頃に造られた仏塔で、以前に行ったスワヤンブナートの複製版らしいです。

タルチョたなびくスワヤンブナートが素敵  

 

確かにそっくり!!

 

ここは、入場料とかないけど、結構な広さで、小さなお寺や仏塔なども敷地内にあり、

スワヤンブナートに行き損ねたり、行けなかったら、タメルから徒歩圏内のここに来るってのも、

ありかもです。

山の上じゃないから、雰囲気もだいぶ異なりはしますけど。

あとは、全く外国人観光客がいないのも、なかなかいいかもしれません。

完全に地元の人達の場所なんで、かなりこの辺の暮らしが垣間見られます。

 

ハトに餌を撒く人。

そうそう。ハトは、神の使いなんでしたね。

で、ストゥーパはネパール人にとって、憩う場所でもあるんだそうです。

公園に行くような感覚でもあるそうで。

思い思いに、夕方を過ごすネパール人の姿を見ることもできました。

 

そして、この完全地元民のエリアを歩くと、おのずと目に飛び込んでくる景色があります。

 

2年前に来た時は、ネパール大地震から結構すぐの頃で、この辺も崩れていたりと、

明らかに被害が大きかったことがわかったのですが、

実は、あれから更に2年過ぎた今も。

ネパールは、やっぱりまだまだ凄く貧しい国で、

大災害の爪痕の回復には、もっともっと時間がかかるんだろうなと。

 

そんなネパールの地震の爪痕にはまた後で遭遇することになりましたが、

今はとりあえず、このもう一度、ネパールに来ることが出来た、帰って来たという想いを噛みしめて、

この旅も終わった時に、本当に貴重な物をたくさん得たと思えるように、

たくさんの出会いを重ねられる旅になるように、この時間も大事に過ごそう、なんて思いました。

ただ、しっかりと見つめて。

 

変わったように思えることと、やっぱり変わらないこと、

私が思っている勝手なイメージ、されどそれは勘違い。

 

勘違いだけど、必要なこともある。

 

これが、ネパールの「今」。

忘れずに、ずっと覚えておきたいネパールの今です。

 

 

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執筆者:


  1. tekutekubunbun より:

    こんばんは
    場所も分からないのにどんどん進んでいくのがすごい (≧▽≦)
    迷子になってもへっちゃら(笑)
    皆がよく行く観光地ではなく現地の人たちの所に入っていっちゃう
    楽しんでますね~ (o^-‘)b

comment

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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