旅日記 ニュージーランド オークランド 留学

韓国人の友達と日本人の友達

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ニュージーランド留学 の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

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待ちに待った金曜日。

金曜日は、午前中授業のみなので、本当に朝から気が楽!!

 

ニュージーランドに来てから、色んな事があったなぁと思います。

いいことも悪いことも、一日として何もなかった日はなくて、

自分の感情も波に乗ってるみたいに、すぐにあがってさがって。

でも、住めば都。ちょっとずつ慣れて落ち着いてきた自分がいます。

人から見たら、わからないけど、自分なりに頑張ってきたなぁなんて思います。

新しい自分にも出会う留学だなぁと思います。

 

語学力は。。。そうそう簡単には上がらないけど。

でも、友達がいて、確かに笑っている自分がいて、かけがえのない時間なんだなぁと感じます。

そして今日は、さなえさんとのランチの約束の日!!楽しみでしかない!

 

金曜日は、毎週卒業式があります。

今日で、上級クラスの日本人の女の人が一人卒業らしいです。

彼女とは最初からクラスも違っていたので、話したこともなかったけど、

この学校の数少ない日本人がまた一人減ります。

 

しかし!!

 

同じ日本人同士とは言え、やっぱり上級英語!!

彼女の卒業スピーチは正直何を言っているのか、半分以上聴き取れなかったけど、

凄く清々しい顔をしていたのが印象的でした。

おんなじ日本人で、こんなところで出会えたんだし、本当は話してみたかったけど、

やっぱり初日のあの事件が私の中では大きなトラウマで、

自分からは行けずにいる。。。

 

とは言え、最近はミッシェルという仲良しさんもできたし、

ますます新しい誰かと話す機会も減って行ってはいるけど。

 

最近、オークランドはますます冷え込んでいて、今日もちょっとカイロが欲しいって思うくらいではあるのですが、

今日は、ちょっとお太りのキウィの先生で、暑い暑いと言いながら、

教室のエアコンの温度を下げるので、更に凍えました。

休み時間になって、寒い寒いと言ってたら、ミッシェルが手作りの温かいお茶をカップに注いでくれました。

 

本当にミッシェルって女神なんじゃないかと思う。

ニュージーランドでは、お茶があまり飲めないので、それだけでも凄く嬉しいのです。

そんな事を言うと、

「私、絶対にお茶が飲みたくなると思って、国からたくさん持ってきたの」とミッシェル。

やっぱり、日本人と韓国人って想いが伝わると言うか、かなり似ているんだと思う。

そして私はまだまだ海外を良く知らない。

ニュージーに来る前に、お茶が飲めないとか気付きもしなかった。

 

金曜の授業は、一週間の復習的な授業なので、テストやら、

一人ずつ先生からの質問に答えると言う授業内容が多いのです。

相変わらず自分の英語に全く自信がないので、指される順番が遅くなるように後ろの方の席に座ったらミッシェルから、

「サヨ、なんでそんな離れて座るのよ!隣に来てよ!」と言われた。

「でも~、前の方だと早く指される可能性があるから。。。」

「大丈夫よ!そういうのは早く終った方が気が楽なんだから!それに私はあまり目が良くないから、ここがいいの!さぁ、隣に座って!!」

さなえさんから、韓国人の女性は強いと言う話を聞いてたけど、本当にそう思う。(笑)

でも、面倒見が良くて気が強い姐御肌。そんなミッシェルがやっぱり好き。

しぶしぶ、一番前のミッシェルの隣に座りました。

 

休み時間にフセインから、「サヨ、サウトが風邪ひいたんだって?」と聞かれました。

ちなみにサウトは、しばらく学校に来ていません。

「風邪?そんなわけない。彼は昨日も夜遅くまで、リビングでパソコンを見て笑ってたんだから」

苦笑いで答えると、「まじかよ。。。」と訝しげな顔をするフセイン。

サウトって、サウトって。。。本当に嫌な奴!!

こうやって同じ国の友達が心配してくれてるのに、その人にまで嘘つくなんて。

ちなみに今朝のサウトは、いつものようにパパが起こしに来たのに、

「すぐに起きるよ」と答えてたのに、結局起きてこなかった。(奴の部屋は私の部屋の向かい)

一部始終を話してやりたい!!けど、学校でまで奴と顔を合わせるのも嫌。

フセインは、サウジアラビア人の生徒の中でも年上らしく、サウジの他の生徒達をまとめている様子。

ちなみにサウトと違って、とってもまともで、学校もきちんと来ている。

 

本日の授業の終わりに、昨日リスニングしたテストが返ってきました。

先生が読み上げる文章をひたすら私達は紙に書くと言うテストです。

返って来た答案用紙は、赤ペンでたくさん修正されていて、思わず笑ってしまいました。

でも先生は、「そんなことないわ。よくできてるわよ。サヨ。」と、優しくフォローしてくれました。

生活には慣れても、英語にはなかなか慣れきれない。

 

放課後、さなえさんとの待ち合わせ時間までまだ時間があったので、

学校のパソコンでメールチェックをしていると、違うクラスの日本人の女性から話しかけられました。

「日本語で話してOKだよね?」

「もちろん!!」

「ときどきさ~、意地でも日本人と日本語話したくないって子いるからさー」

と彼女。ああ、わかります。身に染みてわかります。

そんな子がいるなんて、やっぱり留学に来てみないと知りもしませんでした。

「もう、日本人自体NGって子もいるからさ~!うかつに話しかけられないよね」

本当に、そうですよねー。

私は、同じ日本人との出会いだって、大大大歓迎なんだけど。

まぁ、色んな人がいますね。

とりあえず、同じ学校にやっと日本語で話せる人に会えました。

 

時間になって、学校を出ようとした時、クラスメイトのリチャードから呼び止められました。

で、リチャードの向こう側に、学校中の韓国人の男の子達が、

アイドルグループのごとくみんなで微笑んでいました。

「サヨ、パーティーやるんだけど来ない?いるのはみんな韓国人なんだけど」

「へー、パーティー、いいね!でも、あいにく今日は友達と約束があって」

「そっか。じゃあまた今度!また誘うよ。」

そんな感じでバイバイしました。

 

韓国人の男の子達は、みーんな柔らかい雰囲気でふわふわしていて優しい。

リチャードも、入学日が同じだったからか良く気にかけてくれる。

ちなみに、初日に日本人から無視された事件の直後、

困っている私につたない英語で教えてくれたのは、リチャードでした。

本当に、韓国人が日本人にこんなに友好的にしてくれるなんて、思ってもみなかった。

そして、彼らは必ず授業で自分の国について話す時に、「韓国人の女性は気が強い」と言っているのが印象的。

 

さなえさんと一週間ぶりのランチです。

今日あったそんな出来事を話していると、じゃあ韓国料理を食べに行こう!!となりました。

クイーンストリートの坂を登って行った所に、さなえさんのおすすめのお店があるそうです。

そう言えば、とんぼくんとも韓国料理に行ったなぁ。

ニュージーランドに来たのに、私の中ではもう一個、とっても近い国ができたと思う。

今日は本当に寒いので、サムゲタンは凄く温かくて美味しかったです。

さなえさんもまた、学校が慣れなくて大変だと言いました。

私は、今でも大変だけど、一週間目なんて心身ともにボロボロのヘトヘト状態だったから、凄く気持ちわかりますー。

でも、こうしてさなえさんと日本語で話しているだけで、ここも日本に感じます。

美味しいものをいっぱい食べて、いっぱい話したらまた元気がチャージされました。

また来週も頑張ろうっと!!

 

泣いても笑っても、私がニュージーランドにいられるのなんて、

人生の何%程度なんだからと思うと、目一杯楽しまないとと今は思います。

今は重たい感情に支配されるのはもったいない。

 

今日の夜ごはんは、パパ特製ミートソーススパゲティでした。

しかし、麺がどんどん伸びて食べても食べても減らないのです。(笑)

これは、わんこそばみたいだ。

ママを見ると、全く同じ感じのようでした。

ちなみに私とママは、パパの作ったごはんを残した事がないのです。

しかし、ママはついにギブアップ!!

でも、私は頑張って完食しました。

 

しかし、パパのごはんを毎日こんなに食べていて、体重が確実に増えている気がする。

でも、ニュージーランドに来て、初めて知ったパパの味ってのを、大事にしたいなと思います。

 

 

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Sayo

バックパッカー。
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