【南米旅】アルゼンチン サルタの街まとめ

アルゼンチンの北部にある街サルタは、色んな町を旅した中でも、凄く忘れられない素敵な町です。

旅の途中で思いがけず、寄ることになった街でしたが、そんな意識していなかった街との出会いが、宝物になってくれました。

前に見た映画で、旅の途中で素敵な町に出会って最後はそこに戻って暮らすという内容だったのですが、私がその主人公になるなら、この街を選ぶかもしれないってくらい好きな街です。

今日は、そんなサルタのまとめ記事です。

町の雰囲気

大都会じゃないけど、ド田舎でもなく、凄くバランスのいい街だと思いました。

まずはバスターミナルを出て、街の中心部に向かうと飛び込んでくる景色は、こんな感じのロープウェイのある景色。

こんなほのぼのした場所からすぐに中心部には辿り着けますが、街の中心部は、ほのぼのとは打って変わって結構な人の数です。

公園も人がたくさん。

いつも思うけど、やっぱり公園に人が集まる街っていいなぁって思います。

お店なんかも大小の大きさの店が結構あって、賑やかです。

小さめの商店から、

お菓子なんかを売る露店。

大きめの洋服屋やショッピングモールなんかもありました。

ほら、マックもある!!

サルタは、アルゼンチンの中ではそれなりに人口も多いみたいで、都会なんだと思います。

だけど、ガッチガチの都会じゃなくて、旅をするには凄く過ごしやすい感じです。

 

人の感じ

これはもう、住みたいくらいと言うくらい、地元の人は本当に親切で優しかったです。

南米はどこに行っても親切な人が多かったけど、特にサルタでは、旅を続けられるのは、対現地の人。地元の人達に助けられて前に進めるんだなと改めて実感した出来事がたくさんありました。

お店の人もフレンドリーな人が多かったです。

ホットドッグ屋のお兄さん。大盛りで作ってくれたよ!!

次から次へと訪れる問題も、この街だったから助けられたなぁって思います。

自分の旅グッズの大切なものを失くしかけたけど、ちゃんと戻ってきた事件もあったし、街を歩いていても笑顔を返してくれる人や、ここに座りなってベンチを譲ってくれたりと、外国人に優しい街、本当に素敵過ぎです。思い出すだけで、心が温かくなります。

人も温かいから、野良のワンちゃんも優しかったな。

 

物価

そんな大絶賛の街なのに、旅人泣かせだったのが物価。そして、アルゼンチンのハイパーインフレ。

結構、可愛いおみやげ屋さんなんかもあったのですが、とにかく高い!

Caschyargentina

この見つけたお店のグッズも凄く可愛くて、爆買い!ってしたかったけど、とてもできませんでした。

しかも南米旅、まだまだ折り返しにも来てなかったし。

 

ディスカウントしているお店見つけて、ここはちょっと安かったけど、品質は微妙なものもありました。

そして、そんなハイパーインフレの影響で、両替にも本当に苦労しました。

旅日記の方でも書いたけど、アルゼンチンでの両替についてのエピソードは尽きなくて、かなり色んな国を旅した中でも苦労した問題でした。

もしかしたら、到着した時間帯が夕方近くだったのも問題だったのかもしれないけど、結局このアルゼンチンでの両替問題は、次の街プエルトイグアスでも大苦労する羽目になりました。

なぜかカードも使えなかったし・・・

ちなみに、買い物ではドルもアルゼンチンペソも使えたのですが、アルゼンチンペソが最後に余っても、ドルへの再両替は難しいとの声もあるので、そこも注意ですね。何回もアルゼンチンに行くなら問題ないけど。

 

食べ物

これまた、人の感じに続いて良かったのが食べ物です。

ちゃんとしたレストランからファストフード、屋台ごはんなど結構食べまくっていた街でもあります。

居心地がいい街って、食も進むんですよね。

左上:ホットドッグ

アルゼンチンのパンは、白くて結構ずっしり系です。そこにソーセージはもちろん、屋台のお兄さんが色々乗せてくれました。サクサクのジャガイモのスナックみたいなのがいい味出してました。

左下:レストランのチキンステーキ

かなりチキンが柔らかかったです。焼き具合もいい感じでした。

右上:ロクロ

アルゼンチン北部の郷土料理です。とうもろこしを潰して煮込んだスープに野菜たっぷり入ったシチュー。特に強力なスパイスの味が効いているとかそんなこともなく、日本人にも食べやすい優しい味です。

右下:フライドポテト、ハーブソースがけ

このソースがとにかく美味しかった!!スーパーとかに売っているなら買って帰りたかったくらい。

 

そして、更に忘れられないくらい激ウマだったのがこれ!!

パンにつけるサルサソースとクリームソース。

旅日記にも書いたけど、これがもう美味し過ぎて、パンを食べまくってしまったくらい。その後、どの町でも出会えなかった味。

これをもう一回食べるのは、夢だなぁ。

 

他にもちょいちょい食べたけど、あとは街中で売られているサンドイッチもおすすめです。

このお店はかなり人気店らしくて、お客さんたくさんいました。

紙に包んで渡してくれるのが、外国って感じで好き。

 

宿情報 *シーズンなどにより料金は変わると思うので参考までに

サルタで泊まった宿は1軒。

サルタは、寄る予定じゃなかった街だったので、予約は入れていなかったのですが、急遽泊めてもらった宿です。

ホステル・ポルテル・デ・ラ・リンダ Portal de la Linda

部屋:?

泊まった部屋:ドミトリー? トイレ・シャワー外

料金:一泊2700円くらい

感想

良かった点・従業員が親切、バスターミナルにもダウンタウンにも近いロケーション

高い方と安い方の部屋を提案されて(倍の料金)、安い方を選択しましたが、本当に寝て支度するだけだったので何も問題はありませんでした。宿の場所も悪くなかったです。

悪かった点・クレジットカードが使えない

宿の入り口にもカードのシールが貼ってあったし、地球の歩き方にもカードが使えるって書いてあったけど、使えないと言われました。あれも、ハイパーインフレの影響だったのか・・・

アルゼンチンの中では安宿の方だったのかも知れないけど、両替も苦労したので、現金のみの支払いはちょっと数日になると困るかもしれないです。

 

中庭なんかもあって、普通に清潔感はありました。

高い部屋と古い部屋の違いは、ズバリ”治安面”なんだと思います。

泊まった部屋の方はフロントと棟が分かれていて、道路を渡ったところにあります。もちろん鍵もしっかり入り口と部屋の入り口の二箇所にありますが。

高い部屋の方は、フロントのある棟の方でフロントを抜けた先や二階にあるようです。フロント側の棟には従業員さんが何人かいて、誰もいないこっち側とはかなり雰囲気が違って明るく安心できる感じでした。

なので、一人旅にはちょっと気を付けたい点かもしれません。

良い街だけどやっぱり南米なので。

 

サルタ観光

サルタは、郊外にも見どころがあって、何日かかけて行っても楽しめる街だと思いますが、私が行った時は郊外は長距離バスで通っただけだったので、ダウンタウンで行った場所を軽く書きます。

 

・バスターミナル

アルゼンチン付近のあらゆるところへ行くバスが出ているターミナルで、それなりに大きいです。チケット買うのに英語が通じなくて苦労したけど、言葉が通じないからと言って適当にせずに、大事な事を伝えようとしてくれた窓口のおじちゃんにも、通訳してくれたカップルにも本当に感謝でいっぱい。

少しですが、UFOキャッチャーなどゲームができるエリアもありました。

 

・サンフランシスコ教会

街の中心部でひときわ目立つ大きくて立派な教会です。夜はライトアップされていてとても綺麗です。

内部もこの街のように穏やかな雰囲気で、装飾も凄く美しいです。

 

・イグレシア・デ・ラ・カンデラリア教会

とてもカラフルで、可愛らしい色合いの教会で、こちらも目を惹きます。

 

・レストラン ドーニャ・サルタ

上にも書いた、ディップソースが激ウマだった感動のレストラン。中も凄くおしゃれ。店員さんもフレンドリーでした。

ここに忘れ物をしたんだけど、捨てずに置いておいてくれて戻ってきたことにもまた感動の嵐でした。

 

・PLAZA DEL LAGO

サルタで民芸品のおみやげを探すならここ。

いわゆる市場ですね。ホットドッグのお兄さんの屋台もここにあります。

 

サルタ旅 もくじ

・次々と奇跡が起きるアルゼンチン旅が始まった。

バスの到着が遅れたせいで、泊まることになった街サルタ。でも、いきなり親切な人達に助けられて、サルタの滞在がむしろ楽しみに変わりました

この辺で、今のアルゼンチン事情に気付くべきだったのかも

泊まる宿を探そう!ってことで、調べてきた宿一軒目で無事泊まれることになったけど、あらら?雲行きが怪しい?!

・ここまで清く正しい旅をしてきたけど・・・

今まで両替でこんなに苦労した街はなかった!それでもサルタの親切な人達に助けられてなんとか進めそうです。初めてのあれに手を出してしまった旅人となりました

・アルゼンチン料理を食べて、ゴロー丸勝手に怒る

お土産市場や夜の素敵な雰囲気を楽しみながら、すっかりサルタの虜になった私とは正反対に疲れが溜まったあの人は・・・

・忘れ物が戻ってくる町サルタ

究極の疲れのせいで、朝目覚めたら、あれもこれもない!だけど初旅からの相棒だったあれだけはどうしても諦めきれなくて、最後の望みをかけることに

・アンデスのミイラの少女に会いに行く

またしてもハイパーインフレに戸惑いつつも、かつて生贄となった少女のミイラが展示されている博物館へ

・小さいけど見どころたくさん。サルタの町を紹介!

すっかり大好きになったサルタの街を散策。でも、この街にも悲しい光景はあって・・・

・サルタの可愛い女子高生見つけた!

引き続き街歩きをしながら、可愛いワンコ達に出会いながら束の間の優しい街にお別れ。スーパーも楽しみました

・チョコレート多めでアルゼンチンの長距離バス移動開始

再びバスターミナルへ。最後のサルタの思い出もできて、南米旅は次の街へと続いて行くのです

 

・・・・・

旅をしていて、予定通りに進まないことも多々あって、時々名前も知らなかった街に寄ることになったりもするけれど、それがとんでもなく素敵な街だと、やっぱり街に呼ばれていた運命を感じてとても幸せな思い出に変わります。

サルタは紛れもなくそんな街でした。まさか、アルゼンチンにそんな思い出の街ができると思わなかったです。

私が好きになる街って夜の雰囲気もとても大事です。サルタも凄く夜のとばりもまた、優しい空気で溢れていました。

 

また行きたいか・・・

絶対に!!今度は、何日か滞在して、郊外もゆっくり観に行ってみたいです。

 

 

あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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一人旅が大好き。特に長距離バスを乗り継いでの移動が多く、現地の人との交流がとても好きです。 読んでくれた方が、旅気分になってもらえるようなサイト作りを心がけています。