クトナーホラを思い出すと、真っ先に浮かぶのは、このいくつもの飛行機雲が交差する綺麗な空。
とても静かな街と言う感想だけど、世界遺産にも登録されている美しい街です。
束の間の日帰り旅だったけど、行き当たりばったりで行ってしまった上(いつも通りではあったけど)、結構せわしない町散策となりました。
今日はそんなチェコ、クトナーホラの街のまとめ記事です。
想像する通りのザ、ヨーロッパの田舎町って感じで、最初にも書いたけど、美しい街です。
清々しくて、空が大きくて。そんな景色の中に佇む、建築物の存在感も本当に素晴らしかったです。
錆びている橋ですら絵になる町でした。
ヨーロッパの中でも、宝石に例えられるくらい美しさで絶賛されている街のようです。
綺麗なヨーロッパの田舎を旅したいなら、この街でのんびりするのもいいかも。
ただ、この街の歴史は、美しい宝石とはまたちょっと違って、かつては鉱山の町だったそうです。
そして歴史と共に翻弄され、姿を消したこともあった街。
色んな事を感じながら街を歩くと、更にこの街の奥深い空気を感じられました。
クトナーホラに行ってみるなら、2つの街を散策して見るのをおススメします。
それはセドレツとムニュスト。それぞれに見所があります。
旅日記の中では、新宿と西新宿みたいな..なんて書いたんですけど、規模で言うとそんな距離ではないです。
旅に出る前に下調べしてた時に、歩いて移動したって人のブログを見つけたことがあったんですけど、果たしてどれくらい時間がかかるのか不明。
まぁ、確実にデイトリップではおすすめしません。
2つの駅、それぞれへの移動は電車とバスで行けます。
こちらはセドレツ駅。
ちなみに私は電車移動しました。まぁ、それでプチパニックにもなったんですけど。※旅日記参照
更にちなみに話をすると、”クトナーホラ ○○(駅)”はいくつかあったので、降りる駅や停車場に注意です。
ここまでの写真を含め、見てもらうとおわかりの通り、ほんっとうに人がほとんどいませんでした。
ヨーロッパの観光場所なんて大抵どこも人、人、人で溢れていて、風景写真を撮ろうとすれば、物凄い観光客が写りこむのに、
この街はほんっとうに穴場と言う言葉が相応しいくらい、観光客もほとんどいないし、地元民も歩いていないし、ヨーロッパの景色だけの写真が撮りたいならもってこいの場所でしたね。
ただ、私のような、旅中では出会いを求めたい一人旅にはちょっと寂しくもあったのですが。
ただ、私にとっては、この街の旅を無事終えられたのは、かなりの色んな人の親切で行ってこられた感がとても強い場所です。
駅員さん達はもちろん、電車の中で助けてくれたおばあちゃん。
そんな優しい人達がいたから、あんなにも行き当たりばったり状態、思いっきり無知状態で行ったのに、迷子にならずに旅することができました。
断然、プラハよりもクトナーホラの方がチェコ旅では、良い思い出が多いです。
クトナーホラで買い物したのって、確か売店みたいな小さな店で飲み物買っただけだったような・・・
なので、正直物価に対してはなんともなのですが、確実にお土産屋さんなんかは、ふらーっと入ってみようかなと思う程度にお手頃なお店はなかったと思います。
それでもお土産屋さんを探すなら、ムニュストの旧市街かなー。
そもそもセドレツは、行きたかった観光場所以外には、レストランすら、お店なんかも見かけなかったし、ムニュストの方も、裏道通って行った行きの道は、ローカルな人の住む家しかありませんでした。
お土産とか、買い物の街でないことは確かです。
観光場所は教会等がメインになると思います。
ただ、ここの教会群はとにかく特殊。私は大好きですけど、人によっては苦手かも。
・聖母マリア大聖堂
まずはセドレツ側にあるこの大きな教会。
世界遺産です。
クトナーホラの街が辿ってきた歴史を感じるなら、断然ここ。
そして、ヨーロッパの古い建築物に興味がある方にとっても、ロマネスク様式時代の一部が残されていたりと、かなり興味深い教会だと思います。
・セドレツ納骨堂
別名、墓地教会。これもセドレツ側にあります。
私にとっては、何年も前から行ってみたい場所の一つだったので、むしろここに行ってみたくてチェコに行ったと言っても過言ではない場所です。
見所は、四万人の遺骨で出来た内部。
ホラースポットではございません。実際に行くと、そういうホラー的な雰囲気は感じません。
ダークツーリズムとか名前があるけど、怖くなりに行っているわけじゃないです。
”死について考え、死を忘れないように”
この場所が造られた意味を感じたいです。
・聖バルバラ教会
世界の色んな街の教会を見てきた中でも、凄く凄く初見で感動した教会です。
ゴシック調の建物が本当にかっこよくて、思わず見とれたイケメン教会です。
ここら辺に住んでいる人達は、あの教会の姿があるのが普通なんだもんね。日本で言う静岡山梨の富士山的な。
それが旅人にとっては、想像するだけで面白くもあります。
内部も凄くかっこ良かったです。
・石の泉
ムニュストの旧市街は、まさに石で造られた街という感じで、時折出くわす、こんな建造物が、またまた魅力的でもありました。
これはかつて貯水池として使われていたそうです。
旧市街の観光場所は小さくて、すぐに見て回れるので、この街の昔を感じながら散策するのもおすすめです。
・カートレイン
ヨーロッパで、カートレインに出くわすのってラッキーなんだそうですよ!
まぁ、別にこの街ならではってわけではないですが、たまたま遭遇して、おもしろーと思って撮った写真でした。
ちなみに、これは販売用の車を運んでるのかな?
カンボジアで、バスごとフェリーに乗って違う街へ行きましたが、ヨーロッパでは、車ごと列車に乗って旅もできるそうです。
カートレインって日本でも昔あったそうです。知らなかったー。
憧れの場所に行くってのに、相変わらず下調べゼロで来た結果、まずは切符を買うのですら大苦労。そんな始まりの日帰り旅でした。
親切な駅員さん達のおかげで無事に列車に乗り込み、車窓の景色はどんどんのどかな景色が拡がり始めました。
早速到着した、ずっと来てみたかった憧れの場所のある駅。しかし、予想を遥かに超えて人がほとんどいない。それでも冒険の始まりみたいでワクワクしました。
・人骨を巡る旅 inクトナー・ホラ セドリツ編 聖マリア大聖堂
まずは、クトナーホラの歴史を伝えている聖母マリア大聖堂から。
続いて、少し歩いた場所にある、ずっと来てみたかった場所へ。そんな場所ではいつでも色んな事を感じさせてくれます。
再び列車に乗ってムニュストへ。しかしまたしても下調べゼロの列車移動はプチパニックに陥るような出来事が次々と・・・
ムニュストは、ほんっとうに何もなくて、田舎の普通の景色。何のためにここに来たんだろうと我ながら思いながら、目の前に飛び込んできたおとぎ話の絵本のような景色に圧倒されました。
かっこよすぎるゴシック調の教会に感動しながら、内部へと。
束の間の旧市街を堪能し、なんかそれとなく迷子になりながらRPG気分で帰り道へ。旅の慕情に浸りつつ、無事にまたひとつ、世界の行きたかった場所へ行けたことに感謝する気持ちが溢れた時間でした。
納骨教会についての説明はこちら。
・・・・・
かなり束の間の時間だったのに、ヨーロッパ旅の中でも色濃く思い出すクトナーホラ。
まぁ、プラハの駅に到着するまでも聞いていたバスがないとか一苦労で、急遽鉄道で行くことになったのですが、これまた何が何だかわからない状態でよく行ってこられたもんだなと。
本当に旅って、現地の人に助けられながら進んでいくなぁってのは、しょっちゅう書いていることだけど、ここでもまたそれを実感した一日でした。
クトナーホラに関しては、もう大満足って言うのが素直な感想です。
帰りの列車で会った何人ものバックパッカー達が、この街に寄らずにどこに行っていたのかも気になるので、違う街を旅出来たらいいなぁ。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
ランキング参加中です。応援のワンクリックをよろしくお願いします。
こちらも更新中↓
アメブロ 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている