旅日記 ペルー クスコ

ふと思い出すのは、こんな瞬間

投稿日:2017-09-29 更新日:

サン・ペドロ市場を出て、市場もいいけど、周りも面白いよと教えてもらった通り、

市場周りを、少し歩いて周ってみることにします。

何に出会えるかなー。



 

地元の場所にとけ込んでしまう時間も、いつか懐かしく甦る一瞬ですね。

確かに、市場を取り囲むようにずらーっと路上で色んなものを売っている人が並ぶように座っています。

 

市場の中でも売られていたようなものはもちろん、

野菜、肉、名物のクイ。。。

風船を売り歩く人。

 

お昼御飯を売る人、食べる人。

たぶん、クスコで働いている人のランチはこんな感じなんですね。

どこかのお洒落カフェとかではなく、路上のおばちゃんの手作りごはん。

それもいいなー。

 

クスコは、ボリビアにも近いから似てるのは当たり前なのかもしれないけど、 

ここでも、路上で販売しながら、編み物をしているおばあちゃんがたくさんいます。

こうやって手編みで作っている姿をちゃんと見ると、

南米の民芸品は、ひとつひとつ違っていて、ちゃんと人の手で作られた、

凄く価値のあるものだなーって思います。

 

一見、似たように見えるものでも、色合いも模様も微妙に違うから、 

どのお土産屋さんを覗いても、いいなってものに出会えて、きりがないってくらい楽しいんですよね。

 

大量生産されてないのに、これらはとても安いから、

私は手作り大好きだし、買う側にとっては物凄く嬉しいけど、

価値云々言わずとも、こういう場所って素敵だなと本当に思う。

おおっ!!

愛しの犬種、シーズーさん発見!!服をちゃんと着せられていてほっこり。

 

またしても、お散歩シーズー発見!!

シーズーを見かけるとね、ついていきたくなっちゃうのー♪

 

ジャグラーは、いつしか2人になって跳ねていました。

 

今日は、市場に来てからずっと食べまくっていますが、

またしてもお菓子が買いたくなってしまったのです。

 

とうもろこしのポン菓子。

食べ歩きしたい!!

 

この辺りの道端には、何人かのおじちゃんが売っているんですが、

すぐそばに売っていたおじちゃんにいくらなのか聞くと、

「7ソル」

「ほんとうー?あのおばちゃんが編んでいる帽子とお菓子が同じ値段!?」

 

南米では、東南アジアみたいに値段交渉はそんなに下がらないけど、

オイっ!って言いたくなるような金額を言ってくることもあまりないので、

うーん。( ̄ー ̄;


ゴロー丸いわく、おじちゃん7と1を間違えてるんじゃないの?って言うけど、

そうであることを願う。

とりあえず、別のおじちゃんがナッツ詰めをしていたので、聞いてみる。

そしたら、すぐそばにいた見ず知らずの紳士風のおじちゃんが、

「全部1ソルだよ。これもそれも1ソル。こういう道で売っている袋のお菓子はみんな1ソルだよ。」

と説明してくれました。

 

じゃあ、おじちゃん、1袋ちょうだい。

ってことで、念願のポン菓子を無事買えました! 

日本でも見かけるこのお菓子って、南米のジャイアントコーンを使ってるんだなー。

さっき食べたとうもろこしなら、この大きさになるの納得。

 

ここで、雨が結構降りだしてきたんで、おじちゃんのそばで雨宿りすることにしました。

おじちゃんは、商品をちょっと濡れないようによけたら、再びナッツを袋に詰め出しました。

 

おじちゃんの隣りにしゃがみこんで見ていると、目が合ったおじちゃんが、食べるようなしぐさをしたので、

袋から取り出して、1つ食べてみました。

おいしい。

日本で売ってるのとおんなじ。ほんのり甘くて優しい味。

「おいしい」と言うとおじちゃんは笑って、またナッツを詰め続けました。

すぐに雨がやんだので、行こうと思って立ちあがると、おじちゃんが顔をあげたので、

グラシアスと言うと、おじちゃんはにっこり笑って頷きました。

 

これまた、いつもの旅先での何気ない、胸が締め付けられる瞬間です。

そして、いつかふと思い出して、懐かしくて温かくて泣きそうになるような、旅でしか出会えない瞬間。

 

おじちゃんのこの日常、けなすつもりも憐れむつもりもなく、何の感情も必要ない時間。

それ以下でもそれ以上でもない日常。

クスコのこの景色として、おじちゃんはいつもここでナッツ詰めをしているんだろう。

 

旅に出ると、とにかく色んな人に出会う。

ちょっとだけすれ違って、挨拶した人もたくさん。

顔もはっきり覚えていない人達。

 

でも、この一瞬だけ、偶然雨が降ったから、すぐそばにしゃがみこんで

束の間、同じ目線で笑いあったおじちゃんとは、いつかまた会うことはあるのかな?

そんなことに、途方もなく寂しくなった瞬間。

でもでも。

クスコには、いつか絶対また来たいと思う。

 

おじちゃんも元気でいてね。

 

 

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執筆者:


  1. naru より:

    共感!!

    こんにちは~(^O^)
    いつも楽しく拝見させていただいています。

    何か、凄く共感したのでコメントさせていただきました。(^O^)

    自分も、一瞬の出会いが偶然ではないのではないかと考える事が多いからです。

    電車で隣に座った方、飛行機で隣になった方、旅先で出会った方、食堂で相席になった方まで…

    隣人でも、まったく顔を合わせない方もいれば、毎日のように外で会う方もいます。
    ま、ここは相性ですかね、、、(笑)

    もちろん考え方ひとつですが、一瞬の出会いでも必然的と考えると、出会いがとても楽しくなりますし、相手に対して交換が持て大切に思えるのです。(^O^)

    きっと、サヨさんのように外国での一瞬の出会いは一生に一度切の出会いかも知れませんが、それもとても素敵な事ではないでしょか…(^O^)

    すもません、長々と…

    ぐれぐれも気をつけて旅を続けて下さいね。(^-^)/

  2. 仙台-じゅん より:

    あ~(”◇”)ゞ

    一枚目の写真、現地のかわいい女の子を撮ったんだなと思ってました。

    よく見たら、カメラ持ってるし、サヨさんじゃないですか( ゚Д゚)
    どうみても現地の人、完全に周囲に同化しちゃってますね(^^♪

  3. ジョークおじさんタケシ(団塊世代) より:

    フーセン売りが歩いてるなんて・・・
    まだまだ個人の行商がメインであるんですねえ。
    私が生まれるまだまだ以前の日本も、たぶん
    似たようなものだったんでしょう。
    初めてなのに懐かしい、といった風情ですね。

  4. ぐるくんのからあげ より:

    市場

    市場はどの国もエネルギッシュですね。

    私が30年前行った中央アジアもそうでした。

    しかし雰囲気が少し違いますね。

    それぞれのお国柄がありますね。

  5. まーぼー より:

    シーズーが着ている服、後ろからだと
    帯があってKIMONOっぽく見えますね。
    ニホンびいきの方の犬なのかな?

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
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