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ポーランドのセルフ式レストランでおばちゃんにアタフタ

投稿日:2016-08-30 更新日:

朝起きて、共有スペースでPCと向かい合ってたら、

宿のお兄さんが気の毒に思ったのか、

部屋を変えてあげるよ、と言ってくれました。

 

さすがに家族3人だけの、

しかも、ウェルカムモードじゃない部屋にお邪魔してるのは、

ちょっとストレスだったので、かなりラッキーな提案。

それにやっぱり、2段ベッドの上は、あまり好きじゃないです。

 

新しく連れて行ってくれた部屋は、ちゃんと下段。

しかも、部屋が変わっただけで明るいです。

 

「ここなら、ソケットも一人で使えるし、いいアイデアだろ?」

「うん。素敵!!ありがとう!」

 

お兄さん、優しいなぁ。

宿の管理人は、こうじゃなくちゃ!!

 

部屋の造りは一緒なのに、凄く明るい。

昨日の部屋は、なんであんなに暗かったのか。

あの家族の醸し出す雰囲気がそう感じさせたのか。

ひとまず、今夜もあの人達の部屋にならなくて本当に快適。

 

他にもバックパッカーカップルが居て、今日は3人です。

しかもこの部屋、窓から見える景色がいい。

 

スウォヴァツキ劇場

こんな素敵なお庭が、窓から見えちゃうのです。

まぁたぶん、昨日の部屋からも見えたんですけどね。

部屋内うろつくのすら、許されない雰囲気だったんで。

 

今日も、かなりの雨ですが、

オペラなんかが、ここで開催されるようです。

ドミトリーの窓の外の景色がいいのって、なんかいいですね。

 

今日は、本当にのんびりするつもりです。

知り尽くした街で、普通にごはんを食べて、

宿に戻って普通の一日を過ごす。

特に観光も遠出もしないので、メガネなんかでふら~っと出かけます。

 

旅の終盤では、そんな日が凄くいいです。

 

で、お昼を食べにやってきたのは、ポーランド料理店。

セルフ式レストラン、ポラコウスキ

セルフ式って何だろうって思ったけど、

カウンターで注文して目の前でお皿によそってもらって、会計して、

自分で好きなテーブルについて食べる形式です。

 

しかし、このガイドブックにも載っているレストランで、

かなりの心折れそうになる出来事に遭遇するのです。

 

カウンターの向こうには、

ヨーロッパのよくいる太った体型がたくましい、

なぜか不機嫌顔のおばちゃん。

 

ピエロギを注文すると、ポーランド語ですっごい何か言われました。

 

「”%$&’%&#(*~~~&%#($”#”&*‘’$&~!?」

 

( ̄Д ̄;;

「ぱーどぅん?」

 

(軽く舌打ちしながら)「#%&$(*+$#%~#)’%&()=~!!???」

 

「そ、、、そりー。。。Could you talk slowly?」

 

「#%&$(*+$#%~#)’%&()=~!!???」(かなりでかい低い声で) 

※1テンポたりともスピードは変わっちゃいない。相変わらず英単語ひとつ出てこない完全ポーリッシュ

 

こ、、、これはー、、、どうしよう。。。

とりあえず、となりに並んでいたカップルに「英語できますか?」と聞いてみたところ、

聴こえてないばりに無視!!

 

なおも食い下がってくるおばちゃん。

 

「#%&$(*+$#%~#)’%&()=~!!???あ”あ”

!!???」

 

ひいいいい~~~(;´Д`)ノ

 

ななななんか知らないけど、頼んでごめんなさい!!てか、来てごめんなさい!!!

 

わ、、、わかった!!わかったよ!!おばちゃん!!!

何言われてんのかさっぱりわかんないけど、

 

「OK!イエスイエス!!あ、Tak tak!!プロッシェン!!プロッシェン!」(はい、そうです。どうぞどうぞ) 

※パニックの末、出てきた完全カタコト意味不明ポーリッシュ

 

おばちゃん、無言のまま、スープだけを盛り付け、

ダン!とこぼしそうな勢いで、目の前に置きレジを打つと、無言でレシートに番号を書きました。

で、行け!とでも言うように、テーブルへと手を払う。

 

と、、、とりあえず、ピエロギも打たれていたし、この番号でできたら呼ぶってことだよね。

 

しかし、怖かった。。。

なんて威圧的なんだ。怒られているみたいな感じ。

威圧的レストランと呼ぼう。。。

 

正直、ヨーロッパのレストランって、どこの国でも若干迷うことはあったけど、

こんな怖かったの、初めてだよ。

 

ひとまず、椅子に座って気持ちを落ち着かせていると、

しばらくして何かおばちゃんが叫んでいる声が聴こえました。

やっぱりポーランド語で、何言ってるかわかりません。

 

ふと気づくと、さっき横に居たカップルが何やらじろじろと私の方を遠くから見て、

二人で何か話しています。

 

は!!私か!!

もしかしてこのレシートに書かれている番号が呼ばれているのか!?

 

再びカウンターへと取りに行くと、おばちゃんまたもや、お皿をドンッッ!!!

で、「行け!」

 

ううー。。。。

 

こんな事、言いたくなかったけど、

さすがに2回目は、気持ちを入れ替えようと思ってたけど、

相変わらず、苦手かも。ポーランド。。。( ;∀;)

 

せめて、「It’s up to you」って言える雰囲気で、笑って「OK」なんて返ってきたら最高なのに。。。

流れ出る心の涙。ボッキボキに折れてる気がします。。。

 

でも、でもね、めちゃくちゃおいしかったです。

ジューレック

 

ポーランドの定番スープ。

ポテトスープだそうで、ちょっと酸味の効いた味だけど、

とってもクリーミーな感じで、なんか優しくて、素朴で。

ゆでたまご、ウィンナー、ベーコンがたっぷり。

 

それと、これもポーランド名物、

ピエロギ

ポーランド版ギョウザなんて言われているけど、

ギョウザっぽくはないかも。

 

と言っても、これは中身はコロッケの具みたいな感じですが、

肉バージョンもあるらしくて、かけるソースなんかも種類がたくさんあるそう。

 

もしかしたら、レジでおばちゃんはそれを聞いてきたのかもしれませんが、

そんな事すら、知らず。

なんともほろ苦い初ピエロギ体験となりました。

 

でも、スープとピエロギ、凄い量だしかなりお腹いっぱいで、

この2つで16.60ズロティー=440円くらい

凄く安くて、おいしいです。

 

あと、威圧的おばちゃんにすら当たらなければ尚。(^▽^;)

 

 

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執筆者:


  1. あんじゅママ より:

    はじめまして。
    ドキドキ、ハラハラの体験中ですね。
    そんな経験は、なかなかできないと思います。
    健康に気をつけて、旅の中で、綺麗な景色、音、人、心をたくさんの味わって来てください(^.^(^.^)
    ファイトです✊

  2. ☆まりりん より:

    ジューレックにそんなエピソードがあったとは!!>_<
    完全心折れるね…
    よーし、今日の夜ご飯はジューレックにしよう!(お土産のやつで)

  3. なふら より:

    思い出した経験(^m^)

    お疲れさま♪

    読んでてね 思い出したのヨ
    最初のヨーロッパのバックパックの時
    サンドイッチを立って注文して
    品物を貰って椅子に座ろうとしたら
    ものすごい勢いで怒鳴られて追っ払われた(笑)
    たしか箒で追っ払われそうになったような記憶が(^^;A

    目が点になったけれど
    自国では味わえない応対って
    ヨーロッパって風速習慣が違うんだって気づいたヨ

    でもね
    私の専門学校の同級生に
    そのポーランドのおばちゃん風の人がいたヨ
    定年まで働いていた
    上司になった時
    人(お客様)とは直接会わない所に配属されてたけど
    客からの評判は
    3っつほど離れた市まで届くほど悪かった

    部屋を変えてもらえて明るくなって
    景色が良くなって
    ご飯食べれて美味しくて良かったね(^▽^)/

  4. COCO より:

    た 確かに よくわからない所で言葉もわからないのに邪険な扱いを受けたら、繊細な?日本人の私も心が折れるだろうなぁ~

    日本ってどちらかと言えばサービス過剰では?って思えるくらいになってるのが普通の感じだから、これに慣れてるとホント凹むな~

    ガンバれ!って応援しちゃう気分で読みましたよ

  5. ニコぬし より:

    !

    サヨさんかっこいいですね!
    読んでいて、
    自分だったら年甲斐もなく泣いてしまうのではと思いました!
    旅をしているといろいろありますよね・・・
    戦利品(?)のお料理が美味しくって何よりです≧(´▽`)≦

  6. ぐるくんのからあげ より:

    不思議ですね

    やっぱり他の国では、風習などが違うので、分からないことがあるのですね。

    やはり言葉の壁は大きいですね。

    たぶん、自国では、あたりまえのことなんでしょね。

    言葉が通じるとすぐわかることでしょうね。

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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