旅日記 ネパール ポカラ 長距離バス

ネパールの長距離バスはこんな感じ

投稿日:2019-04-26 更新日:

ひとまず、昨日買っておいたサモサの残りの1個を食べて、酔い止めを飲みます。

 

一回目にネパールに来た時、インドからバスで入った時もかなりのガタガタ道だったけど、

たぶん、あの時の道を通りながらポカラに行くはず。

噂でもかなりのガタゴト道らしいので、酔い止めはしっかりです。

 

それにしても、内装はそんなに古い感じがしないけど、

こういう所にオンボロ具合が出てる。

しかも暖房なんて絶対かからないだろうから、この寒い中で走り出したらすきま風で絶対凍える!

ってことで、

サモサの包み紙をちぎって、隙間に詰めてみました。

これで、風びゅうびゅうも免れたはず。

 

こういうの、どこかの国のバスに乗った時、誰かがやっておいたのを見て学んだ、

いいのか悪いのかって言う技です。

時々、エアコンの吹き出し口に何か詰めてあるのよく見ます。

 

今まで、冷房は効いていても、暖房を効かせているバスに出会った事はないので。

まぁ、凍えるよりましですね。

 

このバス乗り場から乗り込んだ客はだいたい全席の3分の1くらいでした。

半分は欧米人だったけど、半分地元の人でした。

でも、やっぱり途中途中で何度も停まっては人を拾って行って、

最終的には満席になりましたが。

ネパール人は、指定席ではないようです。

出発時刻7時、そんなに時間経たずに出発しました。

 

この長距離バスの窓から見る、朝の町の雰囲気とか、

地元の人の普通の朝の過ごし方を眺めるのが好きなんですよー。

昨日、来るのを断念したスワヤンブナートにも停車。

 

バスからだけど、結局来られたよ。

道は、朝の大渋滞。

それに加え、数メートルおきに停まっては、人を拾って行くもんだから、

ローカルバス並に、ちっとも進みません。

スワヤンブナートまでも30分くらい経過してました。

 

そして、本気で走り出してすぐに、首都カトマンズを離れ、

道は舗装がなくなり、完全に土剥き出しで、

しかも昨日一日中、大雨だった影響で、泥水で道はぐっちゃぐちゃ。

途中、何台も、ぬかるみにはまってしまった車を、数名で押している光景に遭遇。

最強にがったんごっとんのバスに揺られながら、

ポカラまで、片道7時間のバス旅が始まりました。

 

カトマンズを出発したバスは、ガタゴト道を走って行きます。

まぁ、午後には着くので楽勝ですね!! 

 

道自体は雨上がり、ぬかるんだ舗装されていない道で、もちろんガタゴトなんですが、

走っているのは、山道。

いわば崖沿いを走っているのです。

 

窓の外をのぞきこむとこんな感じ。

まぁその、ガードレールなんかもほっとんどないんで、

あんまり下は覗きこまない方がいいですね。

昨日町で会ったM氏も崖の下にバス落ちてるの見えるからって言ってたし。。。

とは言え、曇り空だったカトマンズを抜けて、

だんだん標高が高くなり、靄が晴れて山肌が姿を現すと、

凄く感動してテンションも上がります。

自分は今、ヒマラヤの国に居て、ヒマラヤの中にいるんだと思うと、

本当、日常の中のご褒美のような気すらしてきます。

 

毎回、長距離バスの窓からは、似たような事を思うけど、

この景色が、

日常の中でなかなか癒されない事について、

なんで自分ばっかりって思ったりとか、傷つくことを言われて、歯ぎしりするくらい悔しかったり、

マイナスな感情に自分が支配されてしまったりする中で、

よく頑張ってここまで来たね、と言ってくれているようなそんな風に感じるのです。

やっぱりこういう時間は、自分にとって凄く必要だなとあらためて思う。

 

地元の人々の暮らしが見えるのも、長距離バスならでは。

やっぱり、バスは好きです。

少しして、アテンダントのお兄さんからペットボトルの水が配られました。

ちなみに、ネパールのアテンダントは、若い男の子がやる仕事のようです。

 

ここでひとつ、軽くイラッとする出来事が。。

 

車内はまだ、満員でもなく結構空いていたのに、

なぜか隣りの席に座って来たネパール人がいました。

もうずーーっと、乗り込んできた時からずーーーっと、スマホで会話しててうるさいのです。

 

奴は通路側。

アテンダントが水を私に渡そうとすると、率先して受け取りそのまま座席ポケットへ。

普通奥の人間に回すでしょ!!自分の分なんか、すぐにもらえるのに。

子供だってレディファーストしてんだぞ!! → ちっちゃなドイツ人紳士  

いや、私がレディーとみなされていないだけかも知んないけど!

 

結局、奴は休憩終わって戻ってきても、再び電話開始。

ポカラに着いて、先に降りてくまでずーーーっと会話してて、正直うっとおしかったです。

よく、7時間近くも電話できるよ。耳痛くなるでしょ。

他の席に行けよー。

お隣さんに恵まれない長距離バスはちょっと辛い。

 

気を取り直して。

 

時々、川も渡ります。

この川沿いの景色はかなり見覚えがあります。

タルチョは、どこにあっても素敵だなと思うけど、川に揺れていてもなんかいい。

 

1時間ほど走って、トイレ休憩になりました。

いわゆるパーキングエリアかな。

小さなお店があって買い物もできる所で、休憩です。

ちなみにインドからネパールへ来た時に寄ったトイレは、

扉と言うより、ただの板が置いてあって、腰くらいの場所まで隠れるだけで、

思いっきり、覗きこまれれば楽に見えてしまう、そんな青空トイレ状態だったので、

若干心配してましたが、まぁ、あれよりはしっかりしたトイレです。

でも、中にはなんでかすっごく大きな窓があって、

思いっきり、向こう側にある家の人からは丸見え状態になってますけど。

世界のトイレ事情も、変わってて面白いなぁー。

 

ちなみに、バスにはトイレはついていないんだけど、

トイレ休憩はほんと頻繁にあって、全部で3回。

だから、トイレ付きのVIPバスに乗らなくても、全く心配ないレベルだと思います。

 

2回目の休憩はランチタイム入れての休憩なので、ちょっと長めでした。

別料金だけど、ブッフェ式のランチが食べられるようです。

 

私は食べなかったんで、ちょっと辺りをふらふら。

山に暮らすネパール人の生活風景が興味深かったです。

そしてふと気がつけば、遠くに、ポカラからよく見えると言う白いヒマラヤが姿を現し、

中央ネパールへ、足を踏み入れたんだと気付かされます。

早くポカラの町から眺めたい!とも思うけど、

やっぱりバスに乗りながら見える、この流れて行く景色が、

色んな顔を見せてくれて、もうちょっとこうして眺めたいなーとも思うのです。

まあ相変わらず、隣のネパール人は、電話でしゃべくっててうるさいけどね。

イヤホンの音楽突き抜けて来るくらいの声量。

 

3回目の休憩所で、ずっと寒くてたまらなかったんで、チヤ飲みました。

あ、マーラが描いてくれたヘナタトゥー、こんな感じになりました。

消えてくのがちょっと切ない。消えなくても困るけど。

 

一人で美味しく飲んでたら、可愛い子ちゃんがどこからかやってきて、顔を覗き込んできました。

きゃわゆい!!

このボーダーコリー柄のワンさん、ネパールではよく見かけます。

この子は飼い犬かもしれないけど、各国の野良犬が国によって違うのが面白いです。

タイとかは暑いから、毛が短い子だけど、ラオスや南米の山の国辺りもそうだったけど、

寒いシーズンがある国は、毛が長い子が多いのです。

ちゃんと順応してるんですね!ほんと、動物って面白い!!

 

3回目の休憩が終わってしまえば、もうポカラまでもう一息です。

向こうの方には、ポカラにいる間は、ずっと眺めることになるマチャプチャレが、

姿を現し始め、 まるで呼んでいるかのように、そびえています。

そして、再び山間の景色が終わり、

町が姿を現し始めました。

 

ヤギの散歩。

そして、予定時刻よりやや早く、

バスは、ポカラのバスターミナルに到着しました。

 

ずっと旅友達からおすすめされてたポカラ。

来てみたかったポカラ。

憧れのポカラでの生活が始まるのです!

 

と、その前にポカラの洗礼が。。。

 

 

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執筆者:


  1. つよつよぴー より:

    何時も拝見しています。
    ワタシ絶対車酔いします、読んでいてそう思いました。

  2. ヒーリングタイム より:

    ポカラ
    こんばんは。
    ポカラ、良いですね。
    昔、1回だけネパールへ行った時、ポカラへも行こうとしたのですが、飛行機が天候不良で飛べず、行けませんでした。
    5日間の旅だったので、仕方が無いのですが心残りでした。
    もう、行く機会もないと思います。羨ましい限りです。

  3. tekutekubunbun より:

    こんばんは
    バスの旅も楽しそうだけど、舗装されてない道だと話も別かな(笑)
    列車と違って景色がゆっくり流れていくから外を見るのも楽しめそう
    でもすごい崖っぷちを走るんだね!
    しかもガードレールが無いし!!
    これはちと怖いなぁ~

    スマホで長電話してるって事は電波が通じるんだ!!
    チョット驚き

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Sayo

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