旅日記 タイ バンコク

最後の一日も小さな奇跡がたくさんでした。

投稿日:2014-08-10 更新日:

この旅、最後の一日です。

 

最後の一日は、この旅一番の高いホテルへ行こうと決めていたので、

カオサンにとどまるか、空港近くにするか迷ったけど、

カオサンど真ん中のD&Dに泊まることにしました。

昨夜の一件で、寝不足気味だし、暑過ぎて体は疲れまくっているし、

さっさとチェックアウトして移動しようと思ったのに、なんと凄い雨が降り出したんですよ。

ちょっとこの中を移動できないくらいの大雨。

一刻も早く出たかったけど、仕方ないので弱まるのを1時間程度待ち、宿を出ました。

 

思えば、ベトナムのフエを出発する朝、ちょっと雨に打たれたけど、

それでもなんとか、ここまで使わずに来た傘の初のお出ましでした。

 

大通りに出てすぐに、おじさんに話しかけられました。

「日本人ですか?」

「はい!」

「うれしいねー。日本人まったくいなくて出会えなかったから。」

 

私が旅に出たばかりの頃もそうでした。日本人恋しくて。

実際、いるんだけど縁がなくて出会えないんですよね。

だからこそ、出会えた人達って、ほんとに運命だったんだなってありがたいんですよね。

しかもおじさん、私とまったく同じ時にカンボジアのシェムリアップにいたそう。

凄い偶然だなー。

 

こんな風に町中で日本人から声をかけられるような出会いがたくさんあると思っていたのに、

こんな風に声をかけられると言う出会い方は、この時が初めてでした。

 

チャオプラヤー川とも、今日でお別れです。

この景色好きだった~。。。(´∀`)

 

って。。。ん?

み、、、みなさん、覚えてらっしゃいますか!?

初めてこの川の朝を見たあの日!!

 

ズームイン再び!!

やっぱり!!あの子ですよ!!!(*゚▽゚*)

あの後、一回も出会えてなかったのに。

あの日とは、向きも反対だけど。

でも、でも、あの子なんですね!!

君もサヨナラを言いに、出てきてくれたの?元気でね!!また会おうね!!!

 

ってことで、雨もまぁまぁ降っているので、まっすぐにD&D到着。

まだ早かったので、待つように言われたんですが、

バンコクの宿は早めに入れてくれないですね。

でも、かなり涼しいこのフロント。待つよ!私、いつまででも待てるよ!!

日記を書きながら待っていると、

欧米系のお相撲さんくらいの超太ったおじさんが私の隣に、

つぶす気なのかってくらいの勢いでドスン!!

しかも、その後真隣で、ギターを大声で弾き語りし始めるっていう、

何の罰ゲーム?状態になりました。

ほんと、自由な人達だな。歌いたかったから歌っただけって感じ。

 

しかし、この旅最後の宿になったなぁ。。。

ふと、自分を見ます。

私、靴もジーパンもかなりきったないなぁー。歩きまわったもんなー。

この何度も投げ捨てたくなったバックパックの重さも最後なんだなー。

 

でも、そんなところですら愛しい。

大きな怪我とか紛失とかもなく、ここまで自分の荷物が無事共にあったことにも感謝。

物思いに耽っていると、やっとチェックインの時間となりました。

 

ちなみにこのホテル、デジポットで500B要求されるのですが、

恥ずかしながら、私もう手持ちのバーツがそんなにもなかったので、

人質としてパスポートを預けることになりました。

 

ベトナムでは、宿のフロントにパスポートを預けるってルール、かなり多かったんですが、

タイでは、ここと以前泊まったラッキーホステルだけでした。

 

まぁ、ここはドミトリーでもゲストハウスでもなく、ちゃんとしたホテルですからね。

見てください!この感じ。今までにないでしょ???

 

私の部屋はここ!

 

でも、部屋は思ってたより高級感なしでした。

でもでも、エアコンがついているだけで快適!!

このホテル、カオサンのど真ん中にあるだけあって、

部屋によっては、カオサンの通りに面しているため、

うるさすぎて眠れない!なんてこともあるらしいのですが、

ラッキーなことに、カオサン通りとは逆側の部屋をあてがってもらえたため、

静か~に滞在できました。

むしろちょっと、静かすぎて、寂しさすら覚えたくらいです。

 

さて、最後にやらなくてはいけないことがあります。

この旅最後の、次の場所への足確保です。

つまり、

スワンナプーム空港への足を確保しちゃいましょう!!

 

来た時には、空港からの移動手段も少ないので電車&タクシーで来ました。

しかも、パヤータイから乗ったタクシーは、

凄く真面目なタクシーを引き当てたみたいで、値段もぼられませんでした。

 

だけど、今となっちゃ、それが危険な賭けであることは重々にわかった。

しかももう、手持ちのバーツも限られているので、無駄な両替もしたくありません。

 

ってことで、どうする?

 

あのですねー、さすがバックパッカーの集まるカオサンだけあって、

空港までの移動手段も様々。

で、空港までのミニバスもたっくさん出ているのです。

ってことで、その中で一番安かった、100Bのお店に行って予約をしてきました。

 

さあ、この旅でもうすることは全部終わりました。

思い出の道なんかをふらふらしてみようかな。

 

私は、カオサンの通りよりも、少しはずれた通りなんかが好きでした。

チャオプラヤー川沿いの公園に続く道とか、裏道とか。

でもバンコクはお腹いっぱいだ~なんて思いつつ、絶対いつかまた来るんだろうな~。

 

って、思いながら歩いていたら、、、

な、、、なんか、向こうから知っている顔が歩いて来る~!!!(@_@)

 

ツルさーん!!!!

 

そうそう。先日岡さんと一緒に再会する予定だったツルさんと、

なんとこんなカオサンでもなんでもない場所で、ばったり会えちゃったのです!!

もう二度と会えないと思ってたのに!!!

東京でだって、出先で知人と偶然出くわすことなんてないのに!

 

「なんで、ここにおるん!?(笑)」

「いやいや、こっちのセリフだよー!!」

 

この後もずっとタイに住むというツルさんは、

就職も決まり、これから住む場所なんかを探すのだと言います。

だから、他のみんなみたいに、また日本で会おうね!は叶いません。

 

私はこの第一印象は超怖いお方の、

だけどそれに反して、とっても男らしくて優しい中身が凄く尊敬できると思っていたので、

もう一度、こんなところで再会できるなんて。。。

こんな奇跡、ほんとに嬉しかったです。

 

「日本語教師なら、こっちで働けるんちゃう?知り合いとかに聞いてあげようか?」

「いや。私はやっぱり住むのは、日本がいいんだよね。」

「そっかー。」

 

お互いの思う場所は違っていても、出会えたことに感謝です。

この旅の出会いはすべてプレゼントだと、ほんっとうに思っています。

すでにすっかりバンコクの人となって馴染みまくってるツルさんは、

私と話している間も、たくさんの通りすがりの知人から声をかけられていました。

そんなツルさんとも、握手をしてお別れをしました。

 

ほんっとに、色んな町に行って、

たくさんの Bye! と See you!がありました。

旅の中で、さよならもこれが最後となるでしょう。

 

 

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執筆者:


  1. poko より:

    サヨちゃんへ

    8月8日のブログに・・あと一日と書き込んで有ったので・・今日の日曜日に帰国だと思ってました。

    だから・・前回のブログにコメントしてしまいました・・(T▽T;)

    ま~元気なら良しだよね・・最後の夜を、楽しんで下さい・・(=⌒▽⌒=)

  2. 翔まろりん より:

    お疲れ様でしたぁ
    1番は何より 体調をくずさず
    無事に旅をおえてよかったですねw

    そして
    口で現すことの出来ない
    お金じゃ買えない
    とても大きなものを得れたと思います

    お疲れ様でしたヾ( ´ー`)

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
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