さてさて、女二人旅、大喧嘩の始まり~。
カンボジアに着いてから乗りこんできたおじさん達は、呉さんに話しかけます。
おじさん「どこから来たの?」
呉「私は台湾。彼女は日本。」
お「ジャパン?!」
その途端、そのおじさん達の視線が一斉にこっちに注がれ、声色が変わるのが分かりました。
あー、もう。簡単に日本とか言わないでほしい。
言っても何も問題なさそうな人は、自分で判断するから!!
案の定、質問攻撃が始まります。私は目を合せなかったので呉さんに。
お「彼女は日本のどこ?職業は?」
答えてほしくもないのに、呉さんがぺらぺらと答えてしまいました。
お「君達のカンボジアでのスケジュールは?」
呉「プノンペンに三泊して、その後シェムリアップに行って~
観光は、~に行って~」ぺらぺらぺ~
お「ホテルはどこに泊るの?」
呉「ホテルは、~ホテルで、アドレスは~なんだけど、場所知ってるー?」
ちょっとちょっとちょっと!!ホテルの場所まで話すのはどうかと思うんだけど!
「呉さん!!あんまり、よくわかんない人に、情報全部しゃべんないで!!」
思わず、少し大きい声で言ってしまいました。
呉「あっ。。。」
もう、かなりこの時すでにイライラ。朝の鍵事件から、呉さんに振り回されっぱなしに感じていました。
たぶん、私も疑心暗鬼になり過ぎだし、私の情報なんて大したことでもないんだけど、
小さなことでイライラしてしまうようになってしまっていました。
途中、バスごと船に乗って岸を渡ります。
窓の外は、こんな風にバイクごとフェリーに乗っている人達がたくさん。
こんな面白い経験もなかなかないですね。
そして、更にバスで走り、夕方6時、いよいよプノンペンに到着しました。
降りてさっそく、トゥクトゥクのおじさんが話しかけてきます。
「どこ行くの~?君達、どこの国~?」
とりあえず、ここも他の国にしかり、
町の中心部までは、歩いて行けそうな距離ではありません。
とりあえず、中心部まで行かなくては。
「町の中心部まで、いくらですか?」
トゥクトゥク「8ドル」
オイ!!(`・ω・´)
んなわけないでしょーが!!
前もって調べてきたとこによると、町の中心部まで一人2ドルで行けるとの事だったので、ここで交渉成立する必要なし!
「呉さん、これボられているから、違う人をさが。。。」
呉「私達、乗ります!」
は?
ちょ、、、ちょちょちょ、、、、、
なんで、宣言しちゃってんの!!選手宣誓じゃないんだよ!!
呉「乗るよ!」(`・ω・´)
「何言ってんの?すっごいぼられてるんだよ!乗らないよ!」
呉「だって、他にいないし、どうするの?」
「ちょっと、ガイドブック見せて。今どこか調べるから。で、いくらか考えるから!」
↑私、カンボジアガイドブック持ってきてないところが、ダメダメ人間
呉:むかつき顔で、ガイドブックを投げる
イラッとしながらも、とりあえず地図を見ると、やっぱりそんな物凄く遠いって感じでもありません。
とにかくこのぼったくりトゥクトゥクと、交渉してみなくては。
「二人で4ドル。」
トゥクトゥク「ノー、8ドル」
「4ドルじゃないと乗らない!」
ト「6ドル~」
「4ドル!」
ト「OK、5ドル」
とりあえず、周りも暗いし、プノンペンは夜が心配なので早くホテルにつかなくては。ってことで、5ドルで妥協。
呉「~ってホテル知ってる?そこまで行けるかなぁ?」
トゥクトゥク「ホテルを探すなら、8ドル。」
もー。私が苦労して交渉したのに!!余計なこと言わないでほしい。
プノンペンでは、ホテルを探すとその分高めに取られます。
出会った、他の旅人も言ってました。
でも、ここまで一人で東南アジアを周ってきた私の知識と経験や勘を、呉さんは1ミリも信用してくれません。
「いや、中心部まででいいから5ドルで行ってください!」
トゥクトゥクに乗りこみます。
もう、呉さんとしゃべるのも疲れた。。。(-“”-;)
沈黙。。。。
沈黙。。。。。
沈黙が続きます。
気まずい。
でも、話したくない。
心に炎がメラメラと燃えあがるのが自ら見えるようだ。
とりあえず、落ち着け。私。
いったんおちつい。。。
呉「ねー、どうしたのー?へんなかおー」
ぴきーーーん。————————何かが切れた音
変な顔で結構だよ!!そりゃ、変な顔にもなるよ!!元々かもしんないけどさ。。。
「あのさあ!誰かれ構わず、情報を教えないで!何があるか分かんないんだよ!もっと警戒してよ!それから、ボられてまで、私は平気でお金を払いたくない!」
無邪気な呉さんにイラッとしてついつい、本音をぶちまけてしまいました。
こんな風に、女友達にキレたのって、ほんっと学生時代以来かもしれない。
呉「あ。。。」
「それから、二人旅なんだから、もっとお互い譲り合ったり話しあったりして旅しようよ!
この空気悪いのわからない!?」
呉「。。。。。。」
お互い沈黙。空気最悪。ぴゅ~。。。
この蒸し暑いカンボジアで、北風が吹いています、私のとこだけ。
嫌ですね。。。女同志で海外に来て喧嘩って。。。
やっぱり、気ままな私に二人旅は難しいのかな。。
呉「ごめんね。。。でも、みんな悪い人達じゃないよ?」
謝らせてしまった。でも、
そうじゃなくて。。。(‐_‐;)
この旅で、途中で出会った女子二人旅の子が言っていました。
彼女は、ちょっと女二人旅に疲れてしまっていて、ちょっと愚痴るように言っていたのを思い出します。
二人旅は、いいこともある分、その子との思い出になってしまう。
一人旅はたくさん出会いがある。人だけじゃなくても。
その愚痴を聞いた時、なんとなく自分の中にも不安風が吹いたのは、こうなることを自らわかっていたからかもしれません。
それでも二人旅を選んだのも自分。
私はちょっとカリカリしすぎ。
私の方がもっともっと努力が必要なのかもしれない。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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こんばんは!!
いつも楽しくブログ拝見してます。
すごく面白くて
毎日更新されるのを楽しみにしてます
ずっと前からコメント入れようと思ってたのですが、ようやく本日叶いました(…自分がズボラなだけ)
これからも楽しくて素敵なブログをまってます