ついに久しぶりの一人旅の出発の朝となってしまいました。
ほんと、結構今回の旅は気合いを入れて準備してて、気がつけばほんとあっという間に出発の日となってしまいました。
旅は、始まってしまえば本当にノンストップで走り抜けていくので、今回は、次はどこの町に行こうかと迷っている時間がもったいないなと思ったのです。
時間も限られているし。
やっぱり一人旅の始まりは、若干トラベルブルー気味です。
結局ほとんど眠れず起きる時間となったのです。
フライトは、朝早い便です。
起きて支度をしていると、愛犬さくらさんが寝室からやってきました。
じーーーっと見てくるので、ああちゃんとわかってたんだな、理解してたんだなと、なんか切なくなりました。
元気に留守番しててよ。お土産買ってくるからね。
そんなことを言いながら、支度を進めている間も、じーーっと目線をはずしません。
ううっ、なんかどうしようもない気持ちになるじゃん。
が、
さくらは別に、私が旅に出るから見送りにやってきたわけではありませんでした。
私が、さくらのおやつ置場のそばでガサガサやってたから、こんな早朝からおやつもらえるなんてラッキー!って気持ちでやって来たのです。
案の定、おやつあげたらさっさと寝室戻って行ったよ、あの子は。。。
愛犬が 寂しがるより おやつ求め 字余り。出発寸前、心の俳句。
ってことで、いよいよ旅に出発です。
実は、ぼんやりと心の中で、今回が当面最後の一人旅にするかもなーなんて思ってました。
前回もちらっと書いたけど、だんだんと日本を飛び出すことに、ワクワクよりも、不安でいっぱいになってしまうという気持ちの方が、いつしか大きくなってしまっているということに気付いたからです。
何ヶ月か前なんかは、過去の旅ブログを新しいブログに移行しながら、自分の出発時の心細い気持ちを読み返して、ああもうこんな想いはしなくていいんだな。
とさえ思ってしまったのです。
実際、一人旅をするペースは前よりすっごく空いてしまっているし。
これが、卒業するタイミングなのかもしれない。そんなことを考えたりもして、実際、親友にこれで一人旅最後にするかもーなんてメッセージ送ったりもしたんですけど、でもやっぱり今思うのは、心細いけどそれでも私はずっと一人旅をしたいなって気持ちもあって。
最後って決めて行くのは凄いけど、やっぱり私は、最後とは言い切れないのです。
ただ気持ちは迷っていて、それはきっと旅の中で答えが出るのかなぁと。
ひとまず、トラベルブルーのまま空港に向かうことにします。
とは言え、日本を飛び立って、空の上に出ちゃえば、そんな気持ちはすっかり消えて、もはや楽しみって気持ちが再びやってくるのです。
やっぱりどうしても、飛行機がね、飛行機なんだよ・・・
っていう、飛行機嫌いのうだうだした気持ちを綴っちゃうのも、自分と対峙する時間がたっぷりある一人旅ならではなんですけど。
ゴロー丸手作りのおにぎりを持って、出発!!
時間は、朝の4時です。薄暗い!
さすがにこの時間にタクシーがすんなりつかまるか心配だったけど、すぐに反対車線側に3台続けてやってきました。
うーん、残念だなと思っていると、そのうちの一台が脇道に入り、すぐにUターンして来てくれました。
が、タクシーのサインが、”回送”になっていることに気づきました。
ドライバーさんが、「そんなに遠くじゃなくていいでしょ?」と言ってくれたので、東京駅までなんですけどと言うと、快くOKしてくれました。
ありがたい。幸先いい感じ。
走り出してすぐにドライバーさんは、津軽三味線の音が好きなんだよねって言って、津軽三味線のCDを流しました。
で、津軽三味線の良さについて話してくれて、そんな話をへぇーと聞きながら、旅の音楽とは、色んな場所で出会ってきたけど、今回の旅の始まりは津軽三味線の音なんだなと、ぼんやりと考えていました。
帰国したら、三味線演奏のコンサートなんか行ってみたいなぁ。
程よい大きさの綺麗な音と、ドライバーさんのお話が心地いい車内でした。
そして、成田空港行きのいつものバス乗り場に到着して、もう家に帰るだけだったから千円でいいよと、半額以上の金額に負けてくれて、凄くいい気持ちのスタート!
こんなスタートを切れると、旅先でもきっといい出会いがある気がしてくるのです。
そして、バス停に到着して、予定より早く着いたので、予約してたよりも一本早いバスに乗車。
乗り込んだ客はたった5人でした。
バスの中で、ウォークマン聴こうかと思ったけど、さっきの津軽三味線の音が耳の奥に残っていて、なんだか心地よかったので聴くのをやめました。
夜明け前の道路の電灯を見ながら、物思いに耽ります。
初めて、長い一人旅に出た時のこと。
空が明けて行くのは、あんまり好きじゃないけど、でも夜行バスなんかの窓から、
夜更けのこの淡い明かりとか、暗闇の中のぽつんとした明かりを見るのは凄く好きだったなー。
東南アジア旅で、いくつもの夜をこうしてバスに乗りながら、
色んな町の灯りを見て越えてきたなと思う。
一人で見る夜の明かりはすっごく綺麗で、弱いのに最高に強くて、
自分の明日とか未来とかは見えなくても、今ここに紛れもなく、ちゃんといるんだっていう、
なんかうまいこと言えないけど、私自身を励ましてくれてた気がした。
一人旅やめたら、こんな風に一人で夜の灯りを見ることもなくなるのかー。
で、その東南アジア旅で、束の間、呉さんと一緒だった時間に、
一人で長い長い旅をしてきた中で思ったことを話してた時があったなー。
こうして、念願の旅をすることができて、本当に良かったと思ったこと、
でも、しんどくて苦しいことも多いってことがわかったってこと、
日本に帰ったら、しばらくはちゃんと自分の国、日本を旅したい。
そして、ちゃんと結婚して家庭を作りたい。
そんなことを話してました。
でも、現実は理想通りには進まないし、そんな理想も病気が見つかって崩れて、
でも幸運なことに生かされて、まだまだ時間を与えてもらって。
また、日本での自分の世界に疲れて、また旅をして癒されて、そしてまた繰り返して。
今、また旅に出られる。なんて、贅沢な。
最後の一人旅かもって思いながら、一生旅人では居たいくせに。
なんかほんと、つらつらと取り留めがないですね。
一人旅、そんなテンションで行きます!
目を閉じると、人生で初めて、親友と旅に出た時の夜明けや、NZでホームスティしてた時の、私の部屋の窓の景色が浮かびます。
あの全部とも繋がってるんだなぁー。
空港到着!
朝早くてまだ、出国ゲートは閉まってました。
なんか、こんなの初めて見ました。
ちなみに、成田空港っていつの間にか、日本人の出国審査は顔認証システムになったんですね。
なんだかんだで1年ぶりくらいの海外です。
行きのフライトは、エアアジア!
成田からエアアジアに乗るのは、初めてのはず。
これでまずは、ひっさしぶりのバンコクへ飛びます!
搭乗ゲートで待っていると、なぜか警察官が3人、飛行機へと乗り込んで行きました。
少ししてもう一人、警官が乗りこんで行きました。
搭乗予定時間が来ても、パイロットも乗り込まずにいつまでも一緒に搭乗ゲートで待機してたので、すっごいそわそわしました。
そのうち遅れておりますとだけアナウンスが流れ、一体何があったの!?
やっとここに来たら、腹くくって嫌いな飛行機に乗り込んでやるさって思ってるのに、そんな私の決意にすっごい水さしまくってるんですけど。
結局、いったいぜんたい何があったのか説明もなく、30分遅れでやっと搭乗できました。
飛行機に乗り込んだら絶対やるいつものおまじないは、飛行機に無事に届けてねとお願いすることです。
隣りの席は、黒人さんカップルでした。
挨拶してくれたけど、結構厄介な人達でした。
彼氏の方が私の隣りに座ったんだけど、その人がすっごい体が大きいから、完全に肩から腕が私の座席エリアにはみ出して来て、常にその肘が私を突き刺す状態。
真ん中の席の人に肘かけは譲りましょうったって、肘ごとはみだされるとたまらないです。
私は常に窓に寄りかからないと、彼の腕が私の座席3分の1くらいの場所まで占領しているのです。
うとうとして寝そうになると、おのずと彼に寄り添ってしまうし、もう、なんで体の小さな彼女がこっち側じゃないのかと、勝手にイライラしてたしんどいフライトでした。
みなさんは、そんな時どうしますかー?
幸先良かったはずなんだけどなー。
ひとまずバンコクまで眠りこけますか。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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サヨさん、こんにちは♪
サヨさんの気持ちは想像しても容易に解ります。
男でも僕のように1人旅は不安を超えて怖いですが、サヨさんは先進国じゃなく東南アジア諸国なので、よけいに治安が心配ですよね。
サヨさんのように世界中を見てきた女性なら、結婚してからたとえ別れたとしても十分に自分の力で生きて行けます。
そうなんです
新幹線でも同様ですが、なんで大きい人が
通路側に座って通路に思い切りはみ出さないのか…
って、大きなお世話ですが、
気を使えよ!みたいな気分になりますね
大きい人は神経が足りてないんでしょう!
気をつけて行ってらっしゃい!
こんばんは
期待と不安が入り混じった
不安の方が大きいのかな??
何度行っても一人旅は不安な部分があるんだろうな
オイラはとてもじゃないけど海外を一人旅なんてできないなぁ~
幸先良かったはずなんだけど、この先何があるのかな??
女性の自由
私は独身には結婚、結婚したら子供は、それが当たり前と思っている人好きじゃないです。人それぞれだし抱えている事情もみんな違うのに無神経ですよね。
まりちゃんとのインドブログ、サヨさんの視点すごく楽しかったです。
次も楽しみにしています。