この夜は、一人旅冥利に尽きるとしか言い様のない、
奇跡みたいな出会いがいっぱいあって、日本を思いきって飛び出して良かったなと、
いきなり幸せに思える出来事に会えた夜でした。
今日は夕飯何にしよう?というか、どこで食べよう。
とタメルの中心部を適当に歩いてたら、なんとまぁ、ほんっとうに偶然、あの店に遭遇したのです。
それは、カトマンズのマクドナルド!!
ほら!あの!!→ カトマンズにあの世界的有名店があった
この再会は、結構おおっっっって思った!!
だって、あの時はガイドブックとかも持たずに適当に歩いて見つけた店だったから、
場所がどこらへんにあるのかも知らなかったし。
もちろん、ガイドブックがある今も、このマクドナルドは地図に名前すら掲載されてないんです。
こんなの導かれたとしか思えない!辿り着くようになってたんだー。凄い。
いやもう、迷うことなく入りましたよー。
入ったとこで、ふと気付く。
あれ?客が一人もいない。
もしかして、まだ準備中とかだったりする??
すぐに迎えてくれた店員さんに、夕飯食べられる?って聞いたら、もちろん!って、
席に案内してくれました。
はぁぁーーー。懐かしい~!!
覚えてる覚えてる!この内装。
あの頃は、地震の後だったから、停電で店の中結構暗くて、
メニュー見るのも結構苦戦した記憶があるんだけど、
すっかり明るくなっていました。
何より、ここの店員さんのみんなの感じが凄く良くて、
帰り際に「See you!」って笑顔で言ってくれたのがあの時嬉しかったのです。
まだそこまで親しくもなってないしとか、なんか気にしちゃって、
明日は来られないんだよって伝えられなかったけど、無事、また来たよ!!
たぶん、あの時の店員さんはもういないけど、でも今の店員さんもすっごく感じいい。
いやもう、こんな全てが感激過ぎて、さっきからニヤニヤしながら店内を見回してる、
変な外国人の一人旅女なんですけど、まぁ、そんなのいいや。
フレンドリーな店員さんがすっごい話しかけてくれました。
「日本人?ネパールは初めて?」
「ううん。2回目なの。このお店も前に来たんだよ。それで、嬉しくて。」
「本当?Nice to see you」
「そうそう。Nice to see you」
僕はカビンっていうんだ。と自己紹介してくれた彼は、この後もずっと、
この変なジャパニーズに興味を持ってくれたらしく、あれこれお話しに来てくれました。
カビン。
キミとは、Nice to meet youだけどね。
なんにしようかなぁー。
ダルバートは頼むにしても、あ、モモも頼もう。
ちなみにモモの中身は、いくつか種類があるんだけど、
カトマンズでは、チキン、ベジタブル、バフの3種類が多いのです。
田舎に行くと、ポテトとか色々また変わってきます。
で、前回食べたかよくわかんないんだけど、(たぶん、チキンモモだった気がする)
バフモモを食べてみたかったのです。
バフとは、水牛の事です。
おねがいしまーす!!
カビンが奥の厨房にオーダーをかけに行ってくれると、
厨房から一人のコック姿の男の子が挨拶をしにきてくれました。
彼はなんか、前に見たことあるような気がする。
一人旅なんだけど、いきなり一人旅感がなくなって、明るい夕食を送れることが、
凄くなんだかありがたいのです。
でも、やっぱりこんな出会いとか、こんな風に話せるのも、一人旅ならではだなと、
ネパールについてからずっと、そんな幸せを噛みしめています。
来た来た。
ダルバート withバナナラッシー
前にも書いたとおり、ダルバートはネパールの定食です。
豆のスープ、漬物、カレー、あとはカレー味の野菜炒めなどがたくさん出されます。
スープと漬物以外は、店によって色々な総菜が出てきます。
店によっては、デザートのヨーグルトがついていたり、ついていなかったり。
でも、ついているとちょっと嬉しい。
カビンの教えてくれたところによると、このヨーグルトは、ズーズーと呼ぶらしい。
「でも、ズーズーって、ズーズーダウのズーズーでしょ?あれとは別の物じゃないの?」
「作り方はだいたい同じだよ。材料が違うけど。呼び方は一緒。」
ズーズーダウは、ネパールのバクタプルという町の名物なのですが、
このダルバートについてくるのでも、ズーズーダウなんですかね。
それともこのお店がこれを出してるだけなのかな。
まぁいいや。そのうち、バクタプルに実際に行って確認するか。
とは言え、
忘れてたー。
このお店、すっごい量が多かったってことを。
特にこの、米の量が半端じゃないんですけど!
ネパールは、こうして食べられないくらいの量でお客さんをもてなすんだって、
以前、生徒が話してくれた事があったけど、
私は食べ物残しちゃだめでしょって考えの日本人だから、ここでもなお、
ネパールの豊かさ具合を考え始めちゃったりするんだけど、
結局そんな考えは、先進国の勝手な驕りだよなーってことに、自分の中で辿り着くのです。
ラオスやカンボジアで身を以て教えてもらったことです。
「これは、スモールだから、おかわりできるからね!」
「え?これスモールなの?」
「たくさん食べてね。」
たくさん食べる方ですけど。
ですが、この量はさすがにおかわりは絶対にしないと思うけど。
で、そうこうしているうちに来たー。
バフモモ。
そうそう。カレー味のソースですね。
いやもう、旅に出ると最初の頃は、うまく食べられなくて痩せてくってくらいなのに、
いきなりこんなしょっぱなから食べまくって、なんかやっぱり、幸せだ―。
「好きな物だけでもおかわりできるからね!」
いやもう、お腹いっぱい。
前に来た時は、友人と一緒だったからなぁ。
でも、これら全部で555ルピー。
本当に物価が安い国バンザイ!!
最後に、カビンがこれ食べてごらん。と、面白い物を持ってきてくれました。
「ん?これ、食べるの?」
これは、ソーンフって言って、食後にネパール人は食べるんだって。
「これ美味しいんだよ!」
薦められるままに一口食べてみると。
すっごい、芳香剤食べたみたいな感じ!
角砂糖があるだけましだけど、目が覚めますねこれ。
「美味しいだろ?」
「う、、、うん。グッド。。。」
「まだカトマンズに居るの?」
「いや、この後は違う町に行くよ。でもカトマンズにはまた戻ってくる!」
カビンとは、連絡先とフェイスブックを交換して、
また来るからねとバイバイしました。
この旅先でのフェイスブックの交換をするたびに、アユタヤのBIN事件が甦るけど、
後にも先にも、あんなのあの時だけだと信じて、
やっぱり旅先では、新しい出会いにわくわくしていたいです。
とは言え、旅の間で長くいることになる町に現地の友達が出来るのは、凄く心強いです。
カビンとも、友達になれて嬉しかったー。
そして、この夜は、まだまだ幸せを感じる出会いが待っていたのです。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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アメブロ 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている
どれも美味しそうですね~
全て必然、偶然ではないですよ~
全て意味のある出会いだと思いますよ~
これからも良い旅を!
こんばんは
ハンバーガーの無いマック о(ж>▽<)y ☆
偶然の再会は嬉しいですよね~
しかも愛想のいい店員さん
確かにすごい量ですね!
食べきれないでしょ~
ソーンフってもみ殻みたいに見えるんだけど(笑)
芳香剤って (≧▽≦)
これって食べるの??
それとも口に含むだけ??