旅日記 ボリビア ラパス

ラパスの月の谷へと行く・・・のだけど

投稿日:2017-05-25 更新日:

目的地の月の谷へは、学生広場より乗り合いバンで行くという情報しかありません。

 

乗り場があるの?

どうやって乗るんだろう??

 

疑問は尽きないけど、行ってみるしかありません。





 

学生広場


案の定、乗り場的なのも、何もない。

 

でも、とにかくバンを捕まえなければ。時間も限られているし。

月の谷のあるマリャサ地区へは、到底歩いて行ける距離ではありません。

そっち方面へ行くバンは、231番と273番。

 

↓こんな風に車の屋根にナンバーが乗っているので、それを見て呼び止めなければいけません。

バンは、5~10分に1本くらい来たかなー。

でも、やっと来ても満員なことがかなり多いです。

 

満員じゃ乗れもしないので、次を待つのですが、

待って待って待って。。。待ち続けて、やっと来た空席ありのバンに声をかけたら、あっち側へ行けと言われました。

この広場周辺は、ロータリーっぽいから、止まれないのであっちで乗れという事かな?と思い、素直に指を差された方へ行きました。

 

でも、言われた場所で立つ私たちの前を、一見もせずそのドライバーは素通りしていきました

 

え?乗せてくれないの!?

 

後ろに乗っていた乗客たちから一斉に注がれた、好奇的な目線がかなり痛かったです。

いきなり、これには本気でちょっと泣きたくなりました。

意味がわからなかったのです。

 

これ、完全に一人だと心折れるやつだ。。。

 

かと言って、そんな理由がわからないことに負けるわけにもいかないので、再び来た、同じ番号のバンのおじさんに声をかけました。

 

おじさんは、行くよ!行くよ!乗りな!乗りな!と大きくジェスチャーしてくれて、一安心。

 

やっと乗せてくれたよー。やっと行けるよー。今度は嬉しくて涙出そう。

かなりガタンゴトンと揺れながら、街を離れて30分くらい、山を登って行って、入り口で、降ろしてくれました。

 

慣れて来たラパス中心地の景色とはまた違って、見てるだけで面白かったです。

 

「そこが入り口だよ。帰る時は、こっちじゃなくて、そっち側の道路から車を捕まえな!」

 

おじちゃん!本当にグラシアス!!(ノ◇≦。)

 

二人で、6ボリでお釣りもくれました。ねばって、いいドライバーに出会えて良かった。

 

海外に来て、行きたい場所へ行けそうにないような、出鼻をくじかれることに遭遇すると、すぐ心折れそうになります。。。

いやまあ、一人旅や個人旅では、だいたいスムーズにいかないことに遭遇するんだけど。

 

一瞬だけど、もう宿に戻って引きこもってようか、とすら思います。

気持ちはね。。布団被って泣きたい気分。でも、行かずに終わることの方が悔しいからがんばるけど。

いつも、冷静に、行ける他の方法に切り替えられるといいなと思うんだけど、心がささくれ立ちそうになってしまう。

そのあとで、必ずあきらめなくて良かったーってことに出会えてはいるんだけど。

この感覚だけは、慣れない。

 

入り口に到着しました!アルパカとサボテンが目印です。

 

チケット 1枚15ボリ=245円くらい

 

ここは、月の谷(Mallasa)という場所なのですが、

名前の通り、まるで月面にいるかのような景色が広がる場所なんです。

 

いってみましょうー!!

って、観光客一人もいませんね。

貸し切りってことですね!!

 

とりあえず、ここを抜けて。。。

 

って、ボリビアに来ても、荷物をガサゴソしてるゴロー丸。

エントランスを地下から抜けて、再び地上に出ると、

凄い景色が広がっていました。

なるほどー!!

ここが月かー!!

って、素直に思っちゃうような、月の谷と言われるだけある場所ですね。

剥き出しの鍾乳洞にも似てるなー。

ここが自然にできた場所だなんて、なんだか凄いですよね。

 

こっちこっちー!!

 

この奇岩たちの景色ももちろん絶景なんだけど、ここはラパスのてっぺんでもあるのです。

 

岩の向こうに広がる、ボリビアの家々とのコラボもまた素敵。

 

南米は、丘の上に十字架がたくさん見られるんだよねー。

 

近づいてみたいけど、近づいてはいけないような、いつもそんな気がして、

近くに行く機会がない。

 

でも、そんな近付けない神聖な場所もいいなと思う。

 

途中から、15分コースと45分コースに分かれております。

 

サボテンが、いつしか南米に来たことに慣れた心を、ハッと思い出させる。

ここは、南米。ここは、南米。。。

 

市場で売られている、サボテンの実を食べてみたい!

とにかくここは、静かすぎる場所で、バスなんかももちろん停まってないし、観光客に全然出会えないし、

一人だったら、若干不安になったのかなぁって場所です。

超有名観光地ほどの溢れる観光客も嫌なんですけどね。

 

多少は、出会ってこその観光地かなぁーと、生意気にも感じるくらい、貸し切り状態でした。

まあ、穴場観光地って事で。

 

帰りは、おじちゃんに教えてもらったように待ってはみたものの、行きとは違い、車もほとんど通りません。

タクシーすら、止まってません。

 

ちなみにラパスのダウンタウンへ帰るには、この前から乗ります。

 

入場料払わなくても、外からでももうこの辺一帯、十分、月の谷っぽい景色が広がってますね。

そして、月の谷以外は、なーーーんにもない場所です。

 

受付で、ダウンタウンに戻るバンを聞いたら、親切に紙に書いてくれました!!


902と、273のバンで、PRADO行きと書いてある車を待ちます。

なかなか車が来ないなーと思いつつも、バンはまあまあ来ました。

 

でも、来た時と同じように、やっと来ても満員ってこともあるので、待ちましょう!

待ちましょう!待ちま。。。


10分くらいで3台見送って、やっと空席があって乗れました。

 

たぶん、全然焦らなくていいのに、日本に居る時、時間厳守!が当たり前過ぎて、なぜか焦ってしまうのが、よくないんだろうな。

もっと、時間なんてたくさんあるさーって余裕のある人間になりたいです。

ゴロー丸ほどののんびり感覚じゃなくても。

 

と、感じた、ラパス郊外への束の間の観光でした。

帰りは、ダウンタウンの見覚えのある景色が広がってきたところで、適当に降ろしてもらいました。

 

 

あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
ランキング参加中です。応援のワンクリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅行情報へ
にほんブログ村


放浪記ランキング

 

こちらも更新中↓

アメブロ 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

ゴロー丸ブログ 真面目なサラリーマン旅をする

 

<sponsored link>







-旅日記, ボリビア, ラパス

執筆者:


  1. COCO より:

    わかるわかる
    日本人って愛想の良い人多いけど、海外の人ってお店の人でも ぶっきらぼうな物の言い方する人多いじゃないですかー?!
    だから何かわからない事あって聞いてもそんな態度であしらわれると心折れちゃう事よくあります。
    ツアーだと予定が組まれて段取り済だから、そんな思いはしなくても済むんでしょうけどね…

    そういう時は、誰か愚痴でも聞いてくれる相棒が欲しいな~って思いますね~(^_-)

    いいなー
    マイペースのゴロー丸(≧▽≦)

comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PREV
ラパスの朝は。。。色々あります!
NEXT
旅スタイルを注意され、ぶーたれる。そしてウユニへ!

関連記事

タージマハルの周りを歩きながら歴史を想う

さて、タージマハルその2です。   眩いばかりのこの大理石の建物は、たった一人の女性のために造られた大きなお墓でした。    横から見てみた姿。 向きが変わっても完璧に左右対称。 …

続きを読む

夜の重慶大厦を紹介

夜の尖沙咀でまた美味しいお店を発見。もはや、食べ過ぎです。言語とコミュニケーションについて考える会話もあり。そして、夜の重慶大厦の雰囲気を紹介します。

留学先での母の日

ニュージーランドも母の日は日本と同じ日。日本にいる母に今は何もできないけど、せっかくなのでこの母の日にプレゼントを買おうと思いました。そして、ニュージーランドでの”母”にも。何気ないこの一日も、色んな事を感じて小さな事に出会って、かけがえのない一日にきっとなる気がしました。

マカオを出国!そして尖沙咀に安心・・・しない

マカオを出国しました。そして香港に帰って来ました。ゴロー丸がターミナルであほなことをしでかしました。私はフェリーーターミナルで疲れ果てて幻を見ました。束の間ではあったけれど、再び帰って来た尖沙咀と重慶大厦の景色には、なぜかほっとしない。

東欧式エレベーターでパニックになる

やーーーーっと、宿に到着しました。 2回乗り換えのフライト、長過ぎた~。そして、すでに色々ありすぎた~。   宿は、駅とバスターミナルから歩いてすぐのところにあるホテル、サブマリンです。 日…

続きを読む

初めましてでこんな夜のインドが刺激的すぎる

今回は、宿泊する宿にお迎えを申し込んでいたのです。 やっぱりインドの旅は手ごわそうだから、 日本人宿で情報集めをと思い、数日前から予約をしていました。   でもって、初の名前入りのボードでの…

続きを読む

Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

旅ワン:ネギ

Sayoの愛犬。日本全国を一緒に旅したいワンコ。お芋持参で国内の犬OKスポットに出没中。

愛犬と行く国内の旅

sponsored link