ニュージーランド留学 の頃の記事を古いブログから移行します。
*日付は留学時のものではありません*
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ついに日本から持ってきたお菓子類が尽きてきた。
毎日学校で休み時間になるとみんなに配っていたんだけど、もっともっと持ってくればよかったな。
みんな日本のお菓子には興味津々で、特に得体の知れているクッキー系のお菓子は本当に人気だったのです。
今日はたまごボーロを配ったけど、もっとないのかい?と聞かれたくらい。
言語のコミュニケーションが不足している分、日本のお菓子はコミュニケーションにおいて本当に助けてくれたと思う。
今日の授業はみんなでゲームでした。
先生が持ってきたのは、クロスワードのボード版ゲーム。
英語で縦横ぴったりの言葉を考えるのはほんっとうに難しい。
しかも辞書禁止というルールを出されたので、みんな苦戦してある意味盛り上がりました。
今日の午後はスクールアクティビティの日。
スクールアクティビティは毎週行われるわけでもないけど、色々な行事があって、無料のもの有料のもの、色々あるけど圧倒的にみんなが参加するのは無料のもの。
そして今日は美術館への見学です。
オークランドアートギャラリーへは既に一人で2回も行っていたので別にいいかなって思ったんだけど、ミッシェルが一緒に行こうと言ったのでミッシェルのために行こうと思いました。
ついでにホームスティ先の問題で確実に暇そうなヨンホも私が無理やり誘いました。
「サヨ、お昼ご飯を買いに行くわよ!ついてきて!」
と、いつもの姉御ミッシェルに腕を組まれて、引っ張られるままについていくと、アジア系の人のお店に着きました。
まさにアジア系の食材を売っているお店で、日本の食材なんかもいくつかありました。
そこでミッシェルが大好きだという韓国のカップラーメンを買ってくれました。
ヨンホのはこれでいいかとヨンホの分も率先して買ってくれた。本当に姉御ミッシェル好き。
学校に戻り3人で食べます。
ちなみに韓国ではラーメンではなくラーミョンと呼ぶことを初めてこの時知りました。
ミッシェルおすすめのラーミョンはとっても辛かったけど、凄く美味しかった。
「サヨ、ラーミョンのナイスな食べ方を教えてあげるよ!」
猫舌の私を見てなのか、ヨンホが韓国の軍隊でみんなやっているというカップラーメンの蓋を取り皿代わりにする方法を教えてくれました。
簡単に円すい型に組み立てるんだけど、最初こそ笑ってしまったものの、これが本当に画期的で簡単なアイデア過ぎて、これから真似しようと思いました。
「サヨ、サナエは元気?」
ヨンホがふいにさなえさんの話を持ち出すとミッシェルが誰?と聞いてきました。
そういえば、ミッシェルにはまださなえさんを紹介してなかったな。
「私の年上の友人なんだけど、オークランドの他の学校に通っているの。この学校にもトライスチューデントできたこともあるんだよ。」
「へー。その人も日本人なのね。」
「そうだよ。彼女は韓国語も勉強していて、東方神起が大好きで・・・」
「トウホウ?」
あれ?東方神起って韓国でも超有名人なんじゃないの?
いくら言い方変えてもミッシェルは知らないというのです。
「ヨンホは知ってるよね?アイドル大好きだもんね?」
「んんー?トウホウ?」
なぜにヨンホまで知らないの?もしかして名前が違うのかなって思ったときヨンホが、
「あー!トウ”バン”シンキね!」
やっぱりそうか!グループ名と言えども呼び方もちょっと違うのね。
ラーミョンといい、とうばんしんきといい、同じようでちょっと違う韓国との違いが面白くもありました。
美術館への引率の先生は担任のエリザベス先生でした。
今日の参加費は無料なのでクラスのみんな来たものの、ほとんどの人があまり興味なさそうにしていました。
係員さんの説明もマニアックだから、ほとんどわからず!
途中からモスクに行っていたサウジアラビア軍団が合流し、フセインとアブドラーマンも来ました。
なぜか彼らは凄く興味津々に見ていたのが印象的でした。
ヨンホはいたるところに置いてあるベンチに腰を下ろして、
「サヨ、本当に楽しいかい?」
「う・・・うん。もちろんだよ。」
「僕は凄い退屈だよ。」
最終的に彼はいつものごとく誰かに電話をかけてずっと話し込んでいました。
たぶん、韓国にいる彼女かな。
見学時間はまだ終了していないけど、ミッシェルが
「サヨ。さっさと出るわよ。ヨンホは置いて」
とまた私の腕を組んできたので、気になったけど電話で盛り上がっているのでまぁいいかと思い置き去りにしました。
韓国の友達同士の距離の近さは聞いたことあったけど、女友達同士で腕を組むなんて、中学以来?
この感覚が心地よくて好き。
「そうだ!私、今度一人でツアーに参加するんだけど、集合場所の下見に行きたいんだけど。」
集合場所を話すとミッシェルがわかるというので一緒に行ってもらうことにしました。
スカイシティホテルは以前ママに連れて行ってもらった、スカイタワーにあるホテルでした。
「そうだサヨ!ここにはカジノもあるんだって!ちょっと覗いてみない?見るだけ。」
ミッシェルからそう誘われて行ってみることにしました。
やらないけど、カジノに入るのも人生初です。
なんかちょっとドキドキしながら、映画とかでしか見たことのない感じの刺激的な雰囲気さえ感じるカジノの入り口を入ろうとしたその時です。
「ちょっと待って!あなたの年齢は?」
と慌てて私のところにスタッフの人が走ってきました。
「未成年は禁止なの。パスポート見せてくれる?」
おおー。未成年に見えましたか。パスポートを取り出そうとするとミッシェルが、
「この子、未成年じゃないわよ。それに私たちただ見学しに来ただけだから。」
というと、「あ、そうなの」と、あっさりすんなり通してくれました。
ゆ・・・ゆるい!日本じゃありえなさそう。
「サヨは見た目、若すぎだから。もっとセクシーにならないと。」
とミッシェルはにやりと笑いました。
本当に健全にカジノの中を一回りして、ミッシェルとバイバイしました。
なんだか何気ないけど、いい一日でした。
今日の夕飯は、魚のムニエルとポテトにブロッコリー、ニンジンとヘルシーな夕飯。
ニュージーランドではあまり主食があってという概念がないけど、まぁポテトが主食的な役割ってところかな。
おかずだけを食べている感覚でもあるんだけど、パパの手料理はやっぱりおいしい。
ちなみにパパいわく今日の夕飯は高額なんだって。
野菜は安いから魚が?と思ったけど、特に教えてはもらえなかった。もしかしてキウィジョークってやつだったりして???
デザートは毎晩。今日はパパの手作りクッキーとケーキ。
パパのクッキーはもちろん美味しいけど、ケーキはいつものように激甘!

「サヨ、ケーキももっと食べなさい」
と更にお皿に乗せられてしまいました。夜寝る前までなんだか激甘でした。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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