旅日記 ネパール カトマンズ

カトマンズの素朴な時間。こんな時間をずっと待ってた気がする

投稿日:2019-04-01 更新日:

ネパール旅、カトマンズ最初の宿は、日本人宿です。

長旅の最初は、日本人宿で情報収集と思い予約しておいた宿です。

 

ホテルトラベラーズホーム

カトマンズの日本人宿で検索すると、すごい出てくる有名宿のようです。 

 

良い評判が多い中、気になるブログ内容なども出て来て、

基本的に99の意見よりも1の意見が実は貴重だったりするので、

実際引っかかってはいたのですが、

結果的に、私もちょっと残念なこともあり、私はおススメしません。

まぁ、私自身も99より1側に当たってしまうような、運のなさもあるので、なんともだけど。

うん。旅日記&旅情報ですので、起きたことは、正直に書いて行きます。

 

そんな残念だったエピソードもそのうち出てきますが、

まだまだ始まったばかりの旅にお付き合いを。

まぁ、日本人宿と言えども、従業員さんに日本語はほとんど通じません。

オーナーは二人いて、大きいオーナーと小さいオーナーがいるとの話を、

宿で会った旅人から聞いたのですが、今回居たのは、小さいオーナーの方でした。

大きいオーナーは、日本語ぺらぺららしい。

 

しばし、お世話になる私の部屋。 

部屋の中は広いです。

バックパックを置いてもまだまだ余裕があるくらい、広い部屋です。

東南アジアの宿なんかもそうだけど、このウエルカムウォーターが置いてあるのって、

旅人にとっては嬉しい限りなんだよね。

 

ひとまず、旅人にとっての鉄則。

シャワーは浴びられるうちに浴びろ。

 

やっとシャワーが浴びられる!! 

あのー。

ひとこと言っていいですかー。

 

寒い!!

 

いやちょっと、ギャグみたいに暑かったバンコクも、

久々に東南アジアに来ると、なかなかやる気をそがれる暑さだななんて思ってましたけど、

ネパールは逆に寒い!!

東京とそんなに変わんないくらいの寒さで、

しかも、自分の家のように暖房器具もないので、それが結構きつい。

 

寒いと思う国は、南米旅以来。

ボリビアとか、ペルーのクスコでも、部屋の寒さには苦戦しました。

街の散策や、観光には肌寒いくらいでもいいんだけど、

この寒い街の部屋の中が辛い。

 

前回、ネパールに来た時は、夏だったから、しかも暑過ぎるインドから来たから、

ちょうどいい、快適~!ぐらいにしか思ってなかった温度事情だけど、

ネパールの冬はやっぱり寒い。

 

そして、シャワーもいつも本気で、修業だ!と、心に決めて浴びるくらい、

この寒めの国の旅人のシャワー事情はシビアです。

心に決めないと、風邪をひきます。修行と思うと大丈夫。(私の場合)

だいたい、安宿で熱々のお湯も期待できないし。

 

とは言え、ぬるーいシャワーをささっと浴びて、寒い部屋の中に出てくるとノックの音が。

なんかなんか、来る気がしてたけど、今このタイミングですかー。

いやもう、今来ないで―。

「ちょっと待って!!今シャワー浴びたばかりだから!」

ドア越しに叫びます。

「OK。ここで待ってるよ。」

 

待ってんのかーい!!

 

なんか、急ぎで伝えたいことでもあるのかと、ひとまず急いで服を着て出ると従業員さんが、

 

「ティーでもどう?」

 

あ、ありが。。。

いやいや、ありがたいけどさー、私、思いっきり髪びしょびしょなの、わかるよね!?

「後で行くから。」

「でも、冷めちゃうよ。今おいでよ。」

そんなこと言っても、よーく見てくださいよ!私の姿を!って言いたい。

 

「わかった。急いで行くから!」

「急いでね!」

 

フレンドリーなネパール人、親切なネパール人、

前回の束の間のネパールで、そんなイメージがすっごくあった。

 

もちろん、旅人を無口にさせておかない国は大好きだけれど、

これまた異文化と言って笑い話にできるレベルではあるけれども。

今後ネパールでは、シャワーは、着いて早々に浴びるのは今後よそう。そうしよう。

 

そして髪を適当に乾かし、下へ降りて行くと、また一人新しい従業員の方が増えていました。

 

フロントの本棚には、日本の漫画がたくさん置かれています。

日本人宿あるあるですね。

 

そして、エベレスト登山成功の有名な冒険家、三浦雄一郎さんとオーナーかな?

のツーショット写真も無造作に奥の方に置かれていました。

以前は掲げてあったのかもしれないけど、もっとちゃんと飾ってよ。

 

三浦さんしかり、田部井淳子さんしかり、

日本人の高齢登山家の方達が、本当にかっこいいと思っているのですが、

そんな偉大過ぎると感じている方達も、こんな風にカトマンズの独特な雑多さの混じった街で、

登山前の時間を過ごしていたんだなと思うと、ちょっと不思議にも感じてしまうのです。

 

カトマンズって、本当になんか不思議な街で、

なんかそんな偉大な人達の当時の影が見える気すらするんです。

それはたぶん、何年もこの街は変わってないんだろうなって想像できるから。

 

私は、登山経験はもちろんありません。

登山する人って、本当に心から凄いなって思うし、尊敬します。

そして、エベレストって言う世界最高の山に挑む人達も。

 

少し前に話題になっていた栗城史多さん。

栗城さんも、きっとこのカトマンズの街の空気を吸い込んだんだなぁ。

きっとたくさんのネパール人に、ナマステー!って気さくに挨拶されて、

明るい気持ちで山に旅立ったのかも。だったらいいなぁ。

 

って、なんか考えずにはいられないのです。

 

何かを成し遂げようとする人は、どれほどの覚悟と情熱を持ってもなお、

無謀だとか、勝手だとかデタラメだとか、叩かれたりするけれども、

私はそんな挑戦は、本当にかっこいいと思う。

 

ネパールに行ったと言うと、トレッキングしたの?ってよく聞かれるんですが、

ただ行っただけーってな話の中で、

でも私はいつか登山をするのかなといつも密かに考えていました。

 

それは、登山したい!してみたい!っていう確実な気持ちでもなく、

自分のことなのに、いまいちわからない感じで。

 

登山って、簡単に、してみたいって言えるほど簡単なものではないと思うし、

世界を旅しているからと言って、ついでにってするほど、もちろん単純なものではないし。

だから、確実に何かを超えたいって思った時に、私は登山したい!ってはっきり思うのかなと。

 

でも実は、今回のネパール旅では、登山ではないけど、

初トレッキングをしたいと思っているのです。

まぁ、本当に初心者ルートではあるけれども。

 

と、そんな山話をなんで熱く語っているのかと言うと、

さっきからシェルパの人とお話をしているのです。

 

シェルパとは、少数民族の呼び名でもあるのですが、登山ガイドの人のことです。

エベレストを始め、有名な山がたくさんあるネパールには、登山ガイドが何人もいます。

 

たまたま下に降りて行ったらいらっしゃって挨拶してくれて、

せっかくなんで、すっごく話だけ興味ある、

ヒマラヤ登山のエピソードなんかを色々聞きたかったのです。

こんな現地のシェルパの方と話す機会なんて、なかなかないし。

 

一年、学校に行って勉強した話だとか、登山途中の心の話とか、

聞いているだけで楽しくて、もっともっとうんうんとただ聞いていたい話、盛りだくさんで、

聞いていたいとかいいながら、私もなんか語っちゃってました。

 

そしてしばらくして、オーナーがごはん買ってきたよと、パコラを持ってきてくれました。

何のパコラか聞いたけど、よくわかんなかったけど凄いシャリシャリして美味しいのです。

 

が、ソースが辛い!!

 

いや、この新聞紙に包んだ感じとか、辛いソースとか、

それを現地の人とみんなで笑いながら食べているのとか、本当にいいなぁ。

心の底から、またネパールに戻って来たんだなと感じます。

 

しばらくして、宿に泊まっている日本人の男性が帰ってきました。

世界一周中だそうで、うらやましいー。

が、思ったよりここが居心地良くて沈没しているらしい。

 

「カトマンズの後、インドに行く予定なんだよねー。」

「あー。ネパールからインドに行くと、結構大変かも。逆は楽なんだけど。。」

「まじでー。そんな気はしてたけど。」

 

ひとまず、寒いシャワーから始まりはしたけれども、

怒涛のように誰かに会えていて、話をすることができていて、

まだ旅の途中ではぼんやりとしか感じられないけれど、

私は今、すっごく貴重な時間に居るんだなと感じます。

 

今回の旅でも、何度となく、旅の感情モードに浸ると思うけど、

その時したいことをして過ごして、たくさんの人に出会って行こう。

 

とりあえず、熱いチヤをありがとう!

チヤは、ネパールのミルクティーです。本当に美味しい。

 

さて、懐かしのタメルの街中散策へ出かけようかな!!

いやほんと、目に映る景色がいちいち懐かしくて、

再びニヤニヤが止まらない。

 

 

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-旅日記, ネパール, カトマンズ

執筆者:


  1. tekutekubunbun より:

    こんばんは
    アハハ
    宿の名前がそのまま日本人の宿 (≧▽≦)
    分かりやすい(笑)

    そっかぁ~
    日本は湯船に浸かるって感じだけど、ネパールはそういう習慣がないのかな??
    寒い時はぬるいシャワーってきついよね
    まさに修行!!
    しかもタイミングが悪い事に呼びに来るし (^▽^;)

    でもやっぱりネパールの人は良さそうですね~
    旅を続けるうえでここは大切!!

  2. ted & LEON より:

    そちらは、寒いんですね しかもぬるま湯
    シャワー気合いを入れないと風邪引きますね
    これからたくさんの人と出逢い学んで
    素晴らしい旅を! くれぐれも怪我や病気には
    気をつけてね~ 

  3. アルセーヌ より:

    おはようございます♪
    サヨさん、コメント遅れてごめんなさい。
    ネパールはヒマラヤの麓だから冬は寒いんでしょうね。
    僕は寒い国には旅費が無料でも行きたくないです笑
    中国が以前にエベレストに登りましたが、あれは、冒険じゃなくて人海戦術ですよね。

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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