のんびりできたブタペストも最終日です。
今日の夜には、また夜行にて次の町へ。
ブダペスト、あっついけど、ずっといい天気だった。今日も青空!!
ベンチに座って少しまったりしていたら、大音量の讃美歌が聴こえてきました。
そうだ。今日は日曜日。
教会へ行ってみよう。
近くの教会をのぞかせてもらいました。
ここは、地図にも載っていない小さな教会なんだけど、
それでも中は凄く凝っていて素敵で、やっぱり落ち着く。
大きな心地いい讃美歌の音。
色んな国で、色んな瞬間に音楽が流れていたけれど、
その音楽を聴くと、一瞬であの場所に戻れる。
きっと、これから讃美歌を聴いたら、このブダペストの空気を思い出すでしょう。
日本の日常に戻っても、世界のどこにいても。
私は外国人なので、一番後ろのベンチに座り、
そしてまた、相棒のはるこの事をお祈りするのです。
今では、”悲しい気持ちにならないように”、そんな思い出し方をしているけれど、
なんかそれも、はるこのあの存在が消えていくみたいで、必死に手繰り寄せてる自分もいます。
自分にとって、遠くなっていくことがたまらなく酷な事で、
あの呑気な顔とか、ふわふわの毛とか、ちっとも背中に持ち上がらないしっぽとか。
全部を確認作業みたいに、寝る前に浮かべて、結局悲しい夢を見て目が覚める。
そういえば、この旅ではずっと、スピッツの「みなと」を聴いていて、
なんかまるで、私とはるこの歌みたいで、悲しい歌だけど変な喝が入るというか励まされるのです。
ほんっと、笑われるんですよ。
たかがペットにいつまでも痛い女とか、言われちゃうんですよ。
それでもなんでも、私は世界中ではるこのこと、お祈りするんです。何千回でも。
そんな事を考えていたら、人がどんどん増えてきて、
振り高炉の香りと煙も、ますます強さを増し、
讃美歌を歌う声ももっともっと大きくなり、この教会内に溢れ、
その美しい光景を、思わず見とれて眺めていました。
思いもよらず来たハンガリーで、最後の一日でこんな光景に出会えるとは。
教会を出た後も、その美しさが残した夢の中の痕に、しばし心がドキドキしていました。
素敵なプレゼントをもらったみたい。
更に、最後なので街をふらふら。
でもでも。
やっぱり私は、いつものアイス屋さんがお気に入り。
ってことで、今日もアイスです!!
居心地がいい町に来ると、お気に入りのお店もおのずとできて、
食欲も増加。にちなんで、体重もきっと。。。
最後なので、いつものハンガリー料理屋さんに行きたかったけど、
あいにくお休み。
旅情報のブログなので、正直に書きますけど。。。
私ね、自分でも、そんなに料理をまずいと思うことない方だと思うんですよ。
特に変わり種好きだし、変わった果物も張り切って食べるし。
でも、そんな私でも、これまじか?!って思う味でした。。。。
いや、お店の人は優しかったんですけどね。
ちなみにマンゴーは、そのままならまだしも、こういうのに入ってるのとかプリンとか
激甘すぎて、苦手なんですけどね。
日本のインドカレーってレベル高いんだなぁ。。。。
さて。
食事も済ませたけど、まだまだ夜行バスの時間までは、
時間が、ありありあまりまくりです。
どうしよう。
宿に帰っても、管理人代理のあの微妙な旅人の人しかいないし。。。
ってか、宿には帰りたくないなぁ。
でも、観光もしつくしたし、暑いし。。。
と、時間を持て余して、いつものスーパーへ。
でもねぇ。そんなに広くもないので、すぐに見終わっちゃうんですよ。。。
特に日曜なんで、開いてない施設やお店も多いし。
ねー。ひまー!!
どうしたら、いいー?
ポーランドのヴロツワフ以来の時間の持て余しようですよ。。。
そして、仕方がないので、旅人の味方、公園へと行くことにしました。
ブダペストって、ほんとに警備関係しっかりしてると思う。だから安心感あるというか。
まぁ、裏を返せば、しなきゃいけないのかなとも思うけど。
こんな公園でもしょっちゅうポリスが見回っていて、声をかけたりしています。
少しすると、地元の4人のおばあちゃん達がやってきて、
暇な私をかまってくれました。
言葉は通じないんだけど、なんかわかり合えていっぱい笑った!
そして、ものの数時間だけど小さな事件があったりして、妙な絆が生まれた気がしました。笑
ベンチにかばんを置き忘れたっていう女の子が現れて、一緒に探してあげたりとか、
ハトに餌をあげるために、おばあちゃんとスナック菓子を砕いたりとか。
すぐ脇にあるドッグランの犬の競争を見守ったりとか。
そのたびに、顔を見合わせて笑い合った。
ハンガリーのおばあちゃん達、すっごく陽気でよく笑う。
私がブダペストに住んでいたら、毎日公園に来て、おばあちゃん達ともっと仲良くなりたかった。
別れ際に、おばあちゃん達はバイバイって言ったあと、少し離れて立ち止まって、
小さなお祈りと投げキッスをして、またバイバイってしてくれました。
なんて言ったのかはわからないけれど、その言葉、きっと素敵な言葉なんだと思った。
私は、不思議なんだけど、なぜか意味もなく
「ああ。きっと私は大丈夫なんだ。」って思えた。
おばあちゃんがくれた道標みたいだなって思いました。
やっぱり旅は、最終日に出会いがある。
旅に出なければ、こんな時間を一緒に過ごすこともなかったんだ。
どうか、おばあちゃん達、いつまでもお元気で、その明るい笑顔と大きな声で笑っていてね。
ハンガリーからの贈り物は、たくさんの素敵な景色と、
最後に楽しい、おばあちゃん達との素敵な時間でした。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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楽しくなりますね
海外へ行ったとき思うのは、偏食があると体力がもたないということ。
サヨさんはしっかり食べて、性格もポジティブなので、海外旅行にむいているのでしょうね。
いつも前向きなブログを楽しみにしています。
ブログを読んで、元気なサヨさんを、見習おうと思っています。
元気で、旅行を続けてください。
お邪魔します。
私は以前から西欧よりも東欧に行ってみたいと思っていました。(未だにどこにも行っていませんので、そのまま生涯を終えるのかと思いますが。)
勝手に昔のヨーロッパのロマンがあるように感じていました。
ブログを拝読していて、ハンガリーに対して親しみのようなものを感じました。