旅日記 インド バラナシ

私のイングリッシュネームをつけてくれたのはバラナシのインド人でした。

投稿日:2018-12-17 更新日:

今日もバラナシは、思いっきりバラナシです。

まずは、昨日予約したネパール行きのチケットを受け取りに、

あの路面店みたいな小さなお店へと向かいます。

(詳細はコチラ→ ガンジス河の日常とネパールへのバスチケット探し

 

 

前払いで、明日チケットを用意できるから取りに来てだなんて、

正直すっごい不安でしかなかったし、

しかも昨日、知り合ったインド人のトシに話したら、料金は高めだったし、

「騙されたかもよ?」なんて言われたから、

めちゃめちゃ藁をも掴む想いでした。

 

たのむよー。

お店ちゃんと開いててくれよー。

 

でもって、なんのこと?だとか、

君たちなんて知らないよ。だとか、

そんなのナシだからね!!

 

すっごい心の中で祈り、お店に近づくと。。。

 

良かったー。ちゃんと開いてました。

 

しかも、昨日のお兄さん、近づいてきた私達を一目見るなりすぐにわかって、

「届いてるよ。ちょっと待ってて。」

と、そしてすぐに店の奥の方から、チケットを持って出てきました。

 

あああーーーー。お兄さん、神!!

 

 

いやもう、お金払ってるんだから、ちゃんと用意されているのなんて当たり前のことだけど。

お兄さん、どうやら相場より料金高めにとってるっぽいって聞いたけど。

そんなのどうでもいいって思うくらい、

この嘘つきインド人だらけのバラナシでは、

ちゃんと約束が守られたってことが、どうしようもなく素晴らしい事に感じたのです。

 

 

お兄さん「日にちは、○日。時間は○時。行き先は、カトマンズ。」

うんうん。

お兄さん「キミ(友人)は○○で、ケーシーは、○○。」

うんうん、うん?

お兄さん「キミ(友人)の座席は○○番で、ケーシーは○○番。」

あ、うん、うん、うん???

お兄さん「キミ(友人)のパスポート№は○○で、ケーシーは。。。」

 

あ、あのー?

さっきからお兄さんが口にしている謎の名前、それ、私のことー???

 

お兄さんは、しつこいくらいに何度も間違っている部分がないか、

チケットを読み上げて確認してくれるんだけど、

もう、「ケーシー」が気になって気になって。

 

ちなみに、スペルはちっとも間違ってないんだけど、

私の苗字の読み方がお兄さんには、そう読めたらしく、

もはやそんな呼び方なんてなんでもいいからつっこまなかったけど、

思いもよらず、インドで私のイングリッシュネームができました。笑

 

 

日本人って、あんまりイングリッシュネームで呼んでっていうのが少ないし、

私も普通に、外国人の友人にも、現地で知り合った人にも、サヨって呼んでもらってたから、

イングリッシュネームを作ろうとも思ったこともなかったけど、

この日、バラナシのインド人のお兄さん作の私のイングリッシュネームが誕生したのです。

 

いつか、機会があったらつかってみよう、かなぁー。

 

私のことは、ケーシーって呼んで!

 

って何か、違和感でしかないけれども。

 

ひとまず、

誠実、とは言い切れないけれど、ちゃんと約束を守ってくれたお兄さんにお礼を言って、

宿の近くの道から、ガンジス川に向かってみました。 

今日もバラナシは、すんごい暑くて、ガンジス川には水浴びをする牛達が。

 

と、そのそばで洗濯をするインド人。

やっぱり生活水は全部、ガンジス川へ流すようです。 

私は旅人だし、インドにとっては外国人であるけれど、

ガンジス川に来たら、沐浴をってのは、

まぁ、定番というか、せっかくなんだからしてみた方がいいこと、

とは言われているけれど。 

来る前は、せっかくだし機会でもあればって思ってたけど、

結局しませんでした。

 

まぁ、かなりのカナヅチってのもありますけれども、

汚染がやばい!って言葉にビビったからです。

 

東南アジア旅の頃だったら、構わず行ってたと思うんですけど、

今の私、すっごい免疫力ない。

 

手術後は、インフルとかは必ずって言っていいくらいもらうようになったし、

免疫系の病気、すぐかかるし。入院とかしちゃうし。。。

 

 

ここまで、インドの料理など食べてちっとも平気だったのは、

友人が必ず食後には、整腸剤をくれて、

それを飲んできたから、そのおかげのような気がします。

 

 

とは言え、食べ物に関しては、

気になったらやっぱり屋台でも食べちゃうんだけど。

 

でも、なんか旅を重ねたら、

平気になった部分、進んで行ける部分と、

それがあるのにも係わらず、躊躇しちゃう部分とか、恐れちゃう部分や不安になる部分。

 

強くなるだけって思ってたのに、どこか旅に出るたび、

正式には日本に帰るたび、弱くなってきてしまったところもある気がする。

本気で、東南アジア旅の頃の自分は、強かったと思う。

旅の仕方は、最初の頃は、ぐちゃぐちゃだったけど。

 

 

ものすごく大事にしていた宝物を失ったことで、

それ以上の怖いものがなくなってしまったという面もあったけど。

 

 

でもきっと、あの強い気持ちの旅は、もうできないんだろうなーとも思う。

それは今更ながら、大人になるってことなのかとも思うけれども。

 

あ、なんだか自分語りすみません。

ちょっと今現在に思って、つくづく思い知らされている”旅”への感情があるので、思わず。

 

 

そんな次の語りはいったん置いといて、インド旅に話を戻しましょう。

 

色んな感情があるとは言え、

ちょっと裸足で歩くのを想像するのもためらってしまったのは、

この宿のそばからのガートがかなりぐちゃぐちゃで、

今までで一番嫌いと思ってしまったからです。 


なのに、なんでこんな嫌な感じの川沿いを必死に歩いているかと言うと、

ある場所に行きたいのです。

 

町の中から行けば、まだ道はましなんだけど、

確実に道がぐちゃぐちゃしていて、迷い込みそうなんで、

このガートをひたすら歩いてちょっとでも近づきたいのです。

とは言え、結局行き止まりにぶつかってしまい、町中に行きましたが。

 

行きそうな人についていってみたりしながら、

そのうち大きな道に出ました。

 

そして、薪がたくさん置かれているのが目に入ります。

遂に来たんだ。と思うのと同時に、

薪場で作業をしているインド人から、

「写真は撮るなよ。見るだけだ」

と声をかけられ、確信に変わりました。

 

 

ハリシュチャンドラ・ガート

バラナシに2つある火葬場の小さい方です。

 

バラナシで、人の人生の終わり、

そしてインド人の信じる、輪廻転生を見せてもらえる場所。

考える場所。

 

迷うことなく、そこからガートへと歩いて行きました。

少し、心臓がどきどきしていました。

 

 

 

あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
ランキング参加中です。応援のワンクリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅行情報へ
にほんブログ村


放浪記ランキング

こちらも更新中↓

アメブロ 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

ゴロー丸ブログ 真面目なサラリーマン旅をする

 

 

<sponsored link>







-旅日記, インド, バラナシ

執筆者:


  1. tekutekubunbun より:

    こんばんは

    お~
    ちゃんとチケットが届いてて良かったね!!
    全く信用ならんからドキドキもん(笑)

    さすがにこの光景を見ると川に入ろうとは思わないなぁ~
    神聖な川の扱いじゃないよね (^▽^;)

    ガードの先には何があるんだろ??
    こっちもドキドキしてきた!!

  2. ジョークおじさんタケシ(団塊世代) より:

    やはりインドという風土が色々と
    考えさせるんでしょうか。
    外を旅しながらも自分の内面のことを
    振り返っているような感じがします。
    精神国家インド、ということかも、です。

  3. 仙台-じゅん より:

    もしや

    さよさんの日本苗字は「高峰」さんですか(笑)

  4. スティーヴ より:

    こんばんは♪

    サヨさん、名医ベン・ケーシーですか笑?
    やはり、インド人はどこかズレてますね〰️?!

  5. ted & LEON より:

    凄いですね 一人旅ですか 体に気を付けて
    事故 ケガなどなく素晴らしい旅をして下さいね
    しかし 女性一人旅大丈夫ですか

    言葉は英語ですかね?

  6. ☆まりりん より:

    そういえば!
    ケーシー言われてたね(笑)
    読めなくもない?けど、日本人は絶対ケーシーとは読まないと思うと面白いね。

comment

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

PREV
インドの伝統的礼拝プージャを見る
NEXT
エクスぺディアで往復チケットを予約したのに片道チケットしか予約されていなかった事件

関連記事

Wat Mae Yen

さて、犬くんとはバイバイしましたが、 今日はまだまだパーイの郊外を散歩したいと思います!   どこにいこっかなー。標識がいっぱい。 で、次に向かったのは、Wat Mae Yenです。 パーイ…

続きを読む

忘れられないChittana Guest Houseのお兄さんとワンちゃんとの出会い

昨日の夜は、恐怖でした。。。(´□`。) 安さにつられ、とんでもないドミトリーの宿泊を選んでしまった昨日でしたが、 宿の廊下でパソコンをカタカタやっていると、 なぜか隣に座ってきた白人の男性が、なにや…

続きを読む

英雄広場に散らばる子供たちの椅子

屋台のすぐそばにある石垣に座って、 オブヴァジャーネックを齧りながら、 容赦なく降ってくる陽射しに、暑すぎてもう動けない。。。 と、負け気味になりながら、 もうひとつだけ行きたかったクラクフの場所に、…

続きを読む

VSビンとの戦い激化

今日も朝から、ビンの扉ノック攻撃で目が覚めました。。。 もはや、攻撃です。。。(-゛-;) そして、Facebookのメッセージも恐ろしい量になっていて、 もはや読んですらいません。   は…

続きを読む

香港旅の始まり

いよいよ、香港旅出発です。。。が、テンションMAXで出発させてもらえないのが、だめだめなところ。体調不良に富士山に、それでも読んでくれた方が旅気分になれる香港旅を目指します!

第二外国語で頑張れって言われること

思いもがけず見つけた、居心地のいいレストランを後にして、 再び宿へと帰ります。 同じく再び、この鬼のような石の階段を上って。 クスコは、ラパスみたいに、町の形態は、すり鉢状ではないから、 同じくらいの…

続きを読む

Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

旅ワン:ネギ

Sayoの愛犬。日本全国を一緒に旅したいワンコ。お芋持参で国内の犬OKスポットに出没中。

愛犬と行く国内の旅

sponsored link