旅日記

旅は終わらない

投稿日:2014-08-18 更新日:

このブログを読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

ほんっとうに日本の片隅でひっそりと始めたこのブログでしたが、

最後はあんなにもたくさんコメントやいいねをいただけて、

本当に本当に感激でした。

 

私が旅に出る前に、旅に出たくて出たくてたまらなかった時、

たくさんの旅ブログを見て、私まで一緒に旅をした気分になって、

仕事での憂鬱な日々も励まされていました。

なので、渡してもらったあの気持ちを、自分が旅に出る時は、

今度は誰かに返していきたいなと思っていました。

 

ほんの一時、嫌なことを忘れて、

一緒に旅をした気持ちになってもらえていたら嬉しいです。

 

本当に旅中で起きた出来事、聞いていたウォークマンの中身まで、

ありのままを書きました。

うわ、アホだなーってこと、山ほどあったと思います。

隠す爪もない、大馬鹿者です。

 

そのまんま書き過ぎて、時折、苦情をうけることもありましたが(特に呉さんとのあたりですね)

だけど、普通に生活をしている時とおんなじで、いいことばかりじゃないし、

自分だって、何もかも包みこめるような、神様みたいな人間じゃありません。

それでも、その全部を書くことに意味があるのだと思いました。

自分のした事や、湧き出たマイナス感情を隠して全部綺麗事にまとめても、

それは最初に志した、起きたことをそのまんま書くぞってことにはならないからです。

 

あんなに行きたくて行きたくてたまらなかった目標の旅も、

終わってみれば、本当にあっという間だったという言葉ばかり出てくるくらい

短かったです。

でも、今までの人生の出来事を並べても、ダントツに浮き出るくらい、

色濃く、貴重な時間でした。

 

本当は、あと1カ月長くいる予定が、帰国日を早めた理由は、

思ったよりも体調不良が続いて、日本から持って行った薬がもうなくなっちゃったこと。

それから、馬鹿みたいに、気がつけば旅慣れしてしまって、

世界遺産や絶景を見ても、もう感動しなくなってしまった自分に気付いてしまったこと。

最初は、バンコクの寝仏を見ただけでも、どきどきしていたのに、

うん。最後はアンコールワットを見られた時ですら、あまり感動していなかった。

 

これは、かなりもったいないことのような気がしました。

なので、まだまだ行く予定だったのに、行ってない場所がたくさん。

でも、行きたい場所は残しておいた方が、次に繋がると思っています。(笑)

 

自分の足で、好きな方向へどこまでも歩き、明日の地図は、その日暮らしで決める。

そんな旅は、楽しいだけじゃなかったし、もちろん弱音も吐きまくりでした。

実際、ブログでも、吐きまくりでしたね。

 

だけど、全て自分が決める旅は、とても気持ちが良かった。

そして、方向性間違ってるくらいに、私を強くしてくれ、

本来の自分に戻してくれた気もしています。

私は、太太しい心の持ち主なので、自分がとても行けるはずはないとは思わなかったです。

もちろん私は、自分の足でやり遂げるだろうと、信じるまでもなく思ってた。

 

今、大満足の気持ちで、帰国しました。

 

だけど。

はるこ。

だからって言って、はるこがいない生活を受け入れる準備なんて全然できていなくて、

旅が、はるこのいなくなった寂しさを癒してくれるはずもなくて。

やっぱり、寂しいよ。

やっぱり、ひとりで生きていくの不安だよ。

 

したたかに笑って旅をしてきたけれど、

心のどこかで、日本に帰ったら、はるこが生き返って元気になって待っててくれるんじゃないか、

馬鹿みたいに、そんなことを考える自分もいたよ。

 

だけど、心にパカッと空いてしまったペットロスと言う大きな傷を、

私は大事に抱えて生きるからね。

はるこが最後に残して行ってくれたこのどうしようもない感情を

大事に大事にしていくからね。

 

そんな、覚悟はできた気がする。

自分の半分を失ったなんていう大きな傷は、

たかだか半年や数年で消えるはずなんてない。

 

何度か、書いたかもしれませんが、まだ旅に出る前は、

何かがいつも物足りなくて、時間がないって思ってばっかりいて、

いつもいつも探しに行かなきゃって思ってました。

でも、本当は足りないものなんてなかったのかもしれない。

本当は、全部そうなのかも。

 

自分は、新しい街に行くたびに強くなってきたと思うけれど、

だからと言って、私ひとりの力で旅してこられたわけじゃなくて、

たくさんの人に助けられながら、旅を続けることができました。

 

色んな町をたずねて、すぐに次の町へ移り、そしてたくさんの人に出会って。。。

これが映画のエンドロールだったら、ひとりひとりにどこでもドアで会いに行って、

ありがとうを言ってまわりたいくらいです。

でも、届かなくても私はここから叫びます。

 

そして。

もうすでに、次の「新しい旅へ出る準備は、いつだって出来ております!」

 

って、心だけは準備ができているんですけどねー。っていうか、ルートや国も。(笑)

いつになることやら、ですが。

 

人生は旅なので(大きく出てすいません)、

いくつになったって、どんな立場の人だって、本気で行きたいと思った時に、

飛び出していけばいいと思うんですよね。

世界は両手を拡げて待ってます。

 

実際、体裁とかあんまり気にしない私は、いい歳になってもひょいっと旅に出てそうです。

 

それから、旅ブログなので、これからも時折、気まぐれに更新して行けたらと思っています。

こんな私ですが、これからもお付き合いしてください!!

 

次は、帰国後の変化とか、

あとは、夢だったアレとか、やっちゃいたいと思います。(超自己満)

 

あ、もう女一人旅中ではなくなったので、ランキングも卒業しました。

応援してくださった方々、ありがとうございました!!(`・ω・´)ゞ

 

写真は、初めて、旅に出たってことを感じていた、大好きな思い出の町カンチャナブリーの鉄橋です。

 

 

□■□■□■□

2014 東南アジア旅

アメブロより移行完了

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執筆者:


  1. コーラルシー より:

    これから
    貴女が書いてらっしゃる通り本当の旅ですね、また疲れたら寄り道すればいい。

    それから、死はその方のことを覚えている人がいなくなった時が本当の死だと思います。
    これは人でも動物でも。

    たくさんの記事ありがとうございました。

  2. 茶太郎 より:

    ありがとうございました(o^^o)
    毎度読めていた訳ではないですが、
    ザ日常!という中で生活している私が
    ここに来ると、また違った人生を体験できるようで、とても癒されました。
    ありがとうございました。
    お身体に気をつけて( ´ ▽ ` )ノ

  3. ちゃりこ父 より:

    ありがとう。

    少しゆっくりして、またいつか素敵な旅のおすそ分けをお願いします。

    お疲れさま。

  4. 自然派 より:

    楽しい旅、ありがとうございました、私も一緒に旅をしている気分になりましたよ、文章の伝え方がとても上手ですね。
    ありのままの姿、日常に戻った時の、ブログも楽しみにしてます。、一ファンになっていました。
    沢山々ありがとう。(‐^▽^‐)

  5. poko より:

    サヨちゃんへ
    お疲れ様でした・・。

    poko爺は・・途中からでしたが、ブログは最初から読ませて貰いました。

    >だけど、普通に生活をしている時とおんなじで、いいことばかりじゃないし、

    >自分だって、何もかも包みこめるような、神様みたいな人間じゃありません。

    >それでも、その全部を書くことに意味があるのだと思いました。

    poko爺のブログも、そうです・・。

    今年の3月に始めた理由は、70歳になった事と亡き妻、トシ子の命日月だったので・・。

    サヨちゃんが書き込んだ様に、良い事も悪い事も・・その全部を書き込む事に意味が有ると思います。

    その面で・・読者の方が、あ~この事は、良く思っていないんだ・・そんな箇所も何度か有りました。

    >だけど、心にパクッと空いてしまった大きな傷を、私は大事に抱えて生きるからね。

    来月の9月26日が・・私が男として、19歳の時の初めての女性の50回忌になります。

    当時は、余りにも衝撃的な別れだったので・・そのまま、半世紀・・想いを引きずって来ました。

    あと少しで・・私のブログも・・終わりを迎えます。

  6. をだまき より:

    毎日楽しみに拝見しておりました。
    自分が経験した、「四国遍路」を思い出しました。
    (危険度は比較できませんが)
    旅に出ますと、自問自答しますね。
    悪いことではないと思いますよ。
    そして、人びとの機微にふれるよい機会でもありますね。
    ゆっくり休まれたら、思いを実現して下さい。
    心待ちにしています。

  7. 旅するキララ より:

    おかえりなさい!
    いつも楽しく読ませてもらってました。私も旅は大好きですが、長期間の旅は楽しくても疲れることも多いですよね。
    ゆっくり休んでくださいね。

  8. ななりん より:

    実生活でも
    私が21歳の頃、東京に出て働き出したのも、東京という街が刺激に溢れている街、ということに憧れたからでした。
    それから15年が経ち、今住んでいる北海道の片田舎の町に戻ったのは、東京という街に刺激を感じなくなった、というものでした。
    だけど今はまた、東京に出たい、と思うようになりました。田舎という狭い世の中に息苦しさを感じ、土地は狭いがいろんな人種がいる分世の中が広く感じられるからです。
    そう考えると、人間って、刺激を求めて生きていく生き物なんですね。既存のものに感動し、そのまた更に上をいく感動を作り上げる。他の生き物にはできないことです。
    人間って宇宙の奇跡の中の奇跡みたいなものですよね。なのに、なんで殺し合いが起きるのか、悲しくなるのです。

  9. ヒナルカ より:

    (泣)
    こんにちは ヒナルカです

    記事を読んでて
    「えっ 終わっちゃうの!?」
    って かなり焦りました…

    いつも 興味深く読ませていただいてたので
    できれば これからも頻繁に
    更新してほしいです!!

    まずは「お疲れ様 ありがとう!!」ですが
    いつでも更新待ってます!

    今までのブログ読み返しながら
    待ってますよー!!

  10. 翔まろりん より:

    お疲れ様でした。これからも宜しく。
    まだ、人生の旅は 終わっていませんよ~

    日本にいても 
    「人は生きていく旅」を常にしています。

    人や大切な人との別れ
    出会い
    全て 何か意味があり
    自分に与えてもらったからこそ
    解った気持ち

    これからも出会いや別れを大切に
    まだまだ旅は続きますねヾ( ´ー`)

  11. Sangria より:

    私もサヨさんと一緒に旅をしていました(^∇^)
    何だか長編の小説を読み終えたような気分で正直寂しいです(:_;)

    でも、仰るとおり、自分次第なんですよね。
    また、出かけたい気持ちが高まったときに世界に向けて自由に飛んでってください!

    素晴らしい経験は必ずサヨさんのこれからの人生に沢山のことをもたらしてくれるでしょうね。

    。。。でも、旅行に出なくてもたまには更新してください!(^_-)☆

  12. ヒメコイ より:

    お疲れ様でした(⌒‐⌒)たまにしか見なかったですが 俺は単純に勇気があるなってのが一番の感想でした!俺には怖くて出来ない!ただただ その勇気に 感心しました(TT)俺は41にもなって1人本当に孤独に生きてます!意気地がなくて 人が苦手で いつも なにかに怯えて 誰ともかかわりたくなくて(TT)でも自分を変えたい!でも勇気がない!だから
    あなたみたいに 行動できるのが 本当にうらやましい!だから少しでも 俺には心に響いてます!また新しい事に挑戦したらブログ書いて下さい!

  13. 変態お晴 より:

    ありがとうございます
    読んでてめっちゃ泣けました。

    言いたい事がめっちゃわかるので、
    また旅をしたくなりました(=´∀`)人(´∀`=)

    よっしゃー明後日から旅に出ます( ´ ▽ ` )ノ

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