旅日記 インド アーグラー

タージマハルの周りを歩きながら歴史を想う

投稿日:2018-09-25 更新日:

さて、タージマハルその2です。

 

眩いばかりのこの大理石の建物は、たった一人の女性のために造られた大きなお墓でした。 

 

横から見てみた姿。

向きが変わっても完璧に左右対称。 

タージマハルは、この霊廟の周りをぐるっと回ることができます。

 

次は、裏側へ!

 

 

 
裏側の景色は、ここまで見てきたアーグラーの町は、

ほんの一部分だけだったんだなと思い知らされるような景色を見ることができました。

 

まず、普通のアーグラーの日常の一部分。  

 
 

目と鼻の先で、タージマハルはこんなに清潔にして、厳重に配慮されているのにも係わらず、

すぐ真下に見えるこの違いは、アンバランス過ぎて、

やっぱり今まで旅した町にもあった景色がちょっと切ない。

 

ゴミが浮かぶ水たまりとか、有刺鉄線も。

個人的には、ビエンチャンもアンバランスに見えたな。

 

ただ、このガンジス川とつながっているヤムナー川と向こう岸の景色はちょっといいです。


一番奥に見えるのは、アーグラー城。 

そして、手前にある対岸は、マターブ・バーグと呼ばれている場所。 

マターブ・バーグは、無料で一番綺麗に見える場所と言われています。

そこからのタージマハルがよくテレビなどで目にする姿です。  

そして、どちらも、このタージマハルを建築させた皇帝シャー・ジャハーンに関するエピソードがあります。

  

マターブ・バーグには、シャー・ジャハーンが自分の墓を建てる予定でした。   

そちらは黒大理石の外観にする予定だったそうです。つまり、妃の白の墓に対し、自分の墓は黒の墓。 

川を挟んで、その2つのマハルが並ぶことを夢見ていたそうです。 

だけど、このタージ・マハルにあまりにも莫大な費用をかけてしまったため、国は破綻危機に追い込まれ、 

やがて彼は病気によって身体を壊すと、その継承をめぐって争いだした自分の息子によって、    

アーグラー城に幽閉されてしまいます。

 

ジャハーンは、アーグラー城から、生涯愛した妃の墓を眺め、

自分の夢が幻と終わった対岸に想いを馳せながら息絶えたそうです。

  

”黒の宮殿が造られなくて残念だった”

 

そんな声もあるそうだけど。 

 

一人の女性を想い続けたエピソードは素敵な話かもしれないけど、 

その墓のために、国民のどれだけの犠牲や飢えがあったんだろうと思うと、

結局は一人の独裁者の欲とかただの身勝手な贅沢な夢であり、 

黒のタージなんて、とうてい造られなくて良かったんだと思う。

城などならまだしも、結局は墓。

生きている多数の人間を苦しめてまでも、造り上げる意味はあるのだろうか。

皇帝自身が一人で造り上げたなら、印象も違うけどね。

 

そんなことを言ってしまっては、身も蓋もないのかもしれないけど。 

 

ちなみにこの小さな金網が張られた場所に、数枚のコインが投げられている場所が。

国が変わっても、どこにでもある観光地の願かけ場所でしょうか。

 

このエリアのサイドには、モスクもあります。

 

モスクの天井の模様までやっぱり繊細ですね。

 

ちなみに小さな博物館もあるので、お見逃しなく。

 

ここに展示されている通り、これらの石で造られているのです。

いやもう、暑い!!
 

ほんと暑すぎ。

外国人入場料高すぎだけど、ペットボトル水の配慮は正しいし、ありがたいとほんと思うよ。

タージマハルの日陰には、ほんとたくさんの人が休憩しているのです。

日陰に入っただけで、温度違うって思うくらい、日差しガンガンきついです。

 

学校の遠足なんかでも来てるっぽい。

インド人と一緒になって、日陰で少し涼んでいたら、遠くからこちらへ何かアピールしてきた子が。。。

カメラを向けると、サングラスをつけてみたり、外してみたりとポーズ。

きゃわいい!!

帰り、通り過ぎてく時、バイバイしていってくれました。

どうかキミは、昨日の夜の彼みたくならずに純粋に育ってくれー。

 

プルメリアが綺麗だなー。

 

そして、リス発見。

タージマハルでは、一緒に写真撮ってと声をかけてくるインド人がとても多かったのです。

旅先ではたまにあるけど、旅先で偶然出会った知らない人のカメラに自分の一枚があるって、

ちょっと素敵だなと思うのです。 

その声をかけてくれた人の中でも、とっても素敵な夫婦がいたので、逆に写真を撮らせてもらいました。

こんな風に世界遺産を旅してる夫婦、とっても素敵!

引き続き、インドではたくさんの「人」を撮りたいなと思ったのです。

 

まあ、この場所自体も、”素敵な夫婦”というくくりの話ではあるのかもしれないけど。

目の前にいるこのご夫婦の方が、私はすっごく素敵だなと思うよ。

 

最後にこんな美しいタージマハルが、

一気に残酷な場所へと変わってしまうようなとっておきの話を。


この場所がこんなにも美しく気高い姿として実現されたのは、実はシャー・ジャハーンの愛ではなく、

この場所を建設を命じたエンジニアこそがムムターズ・マハルへの想いを込めて造ったからこそ、

こんなに美しい姿に完成したとも言われているそうです。

そして、それを知ったシャー・ジャハーンは、完成後、褒美を与えると嘘をついて彼を招き、

彼の腕を切り落としたという話も伝わっているそうです。

 

嫉妬深かったんだなぁ。

とは言え、そんな鬼になるくらい愛していたのか、それともただのプライドか。

嘘か真実かわかんないけど、本当のタージマハルとは、

まあ、”ロマンチックな夫婦愛”とは程遠い場所なのかもしれませんね。

 

そりゃもう、インド人も靴カバー放り捨てちゃうよね。

しかし、インド人にとっては、神聖で大事な場所なんじゃなかったかなぁ。

やっぱりインド人よ。。。

 

ひとまず、やっぱり旅人としては、新しく行った国の世界遺産を実際に見られたことに大満足です。

 

 

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執筆者:


  1. ジョークおじさんタケシ(団塊世代) より:

    こんな解説付きの旅行記がほかにあった
    でしょうか…
    ってな感想を持って楽しんで読ませてもらって
    います。
    正面からの写真だけのタージマハル…
    イメージが上書きされて実態に近づいている感じです。
    ありがとうございます

  2. ichi より:

    ステキな風景ばかりですね。
    最近、妻とインドカレーにハマっておりまして、インド行ってみたいなぁと思いました(^-^)

comment

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
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読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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