前回は、普段旅の間どんな風に宿探しをしているのかを書きましたが、今回も宿探しについて。
実際に遭ったとんでも宿や、宿探しエピソードなどを紹介します。
まずは、前回書き忘れたこと。
宿探しのポイント
個室がいいかドミトリーにするか。ドミトリーは男女別がいいか、一緒でもいいのか。何人ドミか。
シャワーとトイレはインサイドがいいのか、共有でもいいのか。
朝食はついているのか。wi-fiは使えるのか。
エアコンは使えるのか。(暑い国)
ネットで探す時は、この辺をチェックしてます。個人的には、一人の長旅だとずっと個室なのもなんか寂しいし、かと言ってドミトリーばかりでも気疲れしちゃうので、気分によって変えてます。
東南アジアは、ドミトリーはほんとに安い!
一泊何百円とかです。
ドミトリーのいいところは、なんてったって誰かと話せるところ。色んな国の旅人に出会えるし、仲良くなって一緒に食事に行って、一人旅じゃ食べられない種類の食事をシェアできるのもいい。
しかし、ラオスの300円くらいのドミトリーは、ベッドも前の人が出て行ったままのシーツで交換されていないし、部屋の入り口も扉がなくて常に開けっぱなし、シャワー室の床はぬるぬるしてるし、鍵はかかってんのかよくわかんないし。
夜は廊下で、すぐ隣で悪い事してる人がいて、朝方には狂った女の人が大きな声で叫んでいると言う散々んな宿でした。
さすがに恐怖過ぎて翌日、宿を変えましたが・・・
日本人宿は、日本人パッカーが多いとこなら結構あったりするけど、チェンマイの日本人宿は、さすがに清潔で過ごしやすかったです。
数日経つとベッドの上が、荷物で散らかり三昧になってますけど。(^_^;)
ドミトリーは基本、ベッドの上が自分のスペースなんで、バックパックの整理とかしてるとあっという間にこんな状態になります。ハイ。
安心し過ぎて、自分家みたいに使ってたけど、居心地良かったです。
ヨーロッパは、やっぱりドミトリーと言えども値段は上がって、国によってはドミトリーでも3000円とかってとこもあったな。
でも清潔な宿がほとんどでした。
ヨーロッパのドミトリーのいいところは、個人ロッカーを貸し出してくれるところ。
鍵を貸し出してくれるところと、鍵は自分の鍵でも使ってって宿があったけど、荷物はやっぱりロッカーに入れておくとちょっと安心しますよね。
これは、かなり悪趣味だと思ってたベルリンのドミトリーのシャワールームのカーテン。
毎日、この絵を見ながら、なんか怖いなぁとシャワー浴びながら変な想像してた。
ドミトリーのシャワールームとトイレに関してはこんな感じ。
複数並んでいるとこが多いです。
ドミトリーのシャワールームに関しては、混みあってて並ぶなんてことは一度もなかったんだけど、
昼間、目一杯観光している私と、昼間は寝て夜になるとクラブなんかに繰り出していく欧米人の人達とタイムスケジュールの違いのおかげですね。
シャンプーやコンディショナーは基本ついてないです。
荷物置き場なんかもないので、貴重品は絶対一緒に持っていくとして、S字フックを常に持っていると便利です。
ドミトリーの思い出は、ポーランドのドミで、最初、家族が住んでいる部屋に案内されたこと。
入った時、この部屋荷物多いなって思ったんだけど、案の定、父親、おばあちゃん、娘が普通に暮らしてる部屋でした。
しかも、その人達が決してフレンドリーな人達ではなく、むしろちょっと迷惑がられるって言う、個人的にはどうしようもない事がありました。
次の日、廊下でPC触ってたら、気の毒に思ったオーナーが、空きが出た部屋に変更してくれたけど。あんなことってあるんだなと。普通のドミトリーかと思ったのに、家族の部屋に案内されたらそりゃびっくりですよ。
あの宿がどういう仕組みになっているのか疑問でもありますけど。
個室は、やっぱり自由に安心して過ごせるのがいいところですね。
夜でも音も気にしないでいいし、鍵も自分で管理できるから、時間を気にすることなく出入りできるし。
一人旅の時でも、ツインの部屋に通されちゃったりするけど。
東南アジアは、個室でも安いです。1000円切る宿は山ほどありますんで。1000円超えてると、高い!なんて感覚にもなってきます。
しかし、東南アジアの宿探しで忘れられない出来事は、
中国の旧正月とブチ当たってしまって、予約なしで探したら、9割近くの宿から満室だと門前払いされて、諦めかけた時にやっと一件の宿に拾ってもらって助かったと言うことがありました。
その時だけで、それ以来そういう出来事にはあたってないけど、中国の旧正月の東南アジアは本気で注意です。どこに行っても中国人客だらけなんで。
ヨーロッパはやっぱり高めになって来ます。それでもなるべく安い部屋を探して旅したけど、一泊2000円くらいから。
もちろん綺麗な宿が多かったけど、ウィーンのホテルのwifiが有料だったのがちょっとびっくりしました。
東南アジア旅でさえ、wifi有料ってのはなかったんで。
フロントでの手続きめんどくさいし、なかなか高いし。
後から、ウィーンはwifi有料が多いよって聞いたんですけど、ウィーン以外の周辺国では無料のとこばかりだったので、ただでさえ安い宿のないウィーンがwifi有料なのはなんか不満。笑
旅人にとって、旅情報は必須なんで、wifi使えないとかなり困るんですよね。
南米はまた、個室でも安めの宿がたくさんあって、東南アジアほどは安くないけど、ヨーロッパほどは高くないと言う感じでした。
ただ、南米は、国や町によっては、泊まる宿の場所がどんなエリアにあるのかをしっかり把握しておかないとちょっと怖いので、気をつけたいポイントです。
そして、南米では、宿の中がかなり寒い!
そして、ホットシャワーもちゃんと出ない宿もあるから、そこは苦労した点でした。暑い国だったら、水でちっともかまわないんだけど。
南米の宿の良かった点は、朝食付きの宿が多かったところ。
南米旅の最中で、忘れられない最悪な宿エピソードがあります。
それまで、宿の予約サイトはagodaを使うことが多かったんだけど、ある日次の町への移動前にいつものようにagodaのサイトから予約をして確認メールまでもらったので安心して次の町に着いて宿に向かったら、きちんと予約されていなかったのです。
予約したはずの宿はもう満室。到着した宿の人も私も困り果て、結局はオーナーが近くの違う宿を手配してくれてなんとか無事に乗り切ったんですが、前回も書いた通り、夜に到着する時は、怖いので宿を予約して行っているのです。
南米の夜を宿なしで過ごすなんて考えただけでも恐怖。
結局、何週間も過ぎた頃に、予約できませんでしたというメールが届いていたのですが、あれ以来agodaは完全に信用できなくなったので利用していません。
前回、予約サイトも落とし穴があると思うと書いたのはこのことからです。
あと、クチコミも凄く重要ではあるけど、あんまりまだない場合、信用しない方がいいことも。
とある町で、中心地から徒歩すぐって書いてあったから信用して予約したのに、実際には徒歩20分以上で、交通量の多い大きな道路を渡らないと行けなかったりして、
予定滞在の間、途中から出かけるのがとにかく嫌になり、宿にひきこもるようになり、食べないから痩せて行くし、なんか精神的にも一番病むしってことがありました。
予約サイトで予約しちゃうと、実際の情報に問題があってもキャンセルできないところも結構問題だと思います。
他にも宿に関するエピソードは、宿の分だけあるので、やっぱり旅人にとって宿の存在って旅の思い出の完全に一部分なんだなと思います。
最後に今までの宿の中で素敵だった宿。
一番って言うとエピソード込みでは決められないけど。
ポーランドのクラクフで旅の終わりに泊まった宿。
普通のマンションの中にあって、窓からはポーランド人の日常が感じられて、これまた数日過ごしたいと思うような宿でした。
オーナーに撮ってもらった部屋での一枚。
特にオーナーのおじいちゃんはとても気さくで優しくて、「待っていたよ。」と出迎えてくれた瞬間から、「また逢おう」とサヨナラの握手をした瞬間まで、忘れられないくらい大好きになった人と宿でした。
クラクフでもし住むなら、ここに住みたいって思ったくらい。
そうそう。ニュージーランドで留学してた時、ホームスティしてた部屋に雰囲気がちょっと似てたからってのもあったな。
そして、忘れられないワースト宿。
カンボジア、シェムリアップの日本人宿のドミトリー。
ここで仲良くなった子とは、女子刑務所と呼んでいるくらい、かなりしんどい宿だった。
狭い部屋に人口密度ぎゅうぎゅうな上、暑過ぎるカンボジアで、エアコンがないはもちろん窓すら壊れていて開かないという部屋でした。
仕方ないので、出入りの扉を開けていたけど、そうすると鬼のように蚊が入りこんでくるっていう。
体調不良者が続出してた部屋。まあ、もちろん宿泊料金は激安だったんだけど。
そんな私もここで倒れて、一日中寝込んでたなんてこともありました。
でもでも、そんなシェムリアップでは、一生忘れたくない宝物みたいな思い出ができたし、この宿に泊まっていなかったら出会えなかった人達がたくさんいるので、結果良かった。
ただ、次にシェムリアップに行った時、もう一度泊まるかって言われたら考えちゃうけど。
ただ、ボランティアもたくさん使っている宿なんで、もうちょっと改善してたらいいなぁ。せめて窓が開くくらいには。
これからも旅して、訪れた町の分だけ宿の思い出は増えて行くんだろうな。そして、色んなオーナーや旅人に出会えるはず。
そのことがたまらなく楽しみでもあり、目標でもあるのです。
宿にまつわる情報は、また書いていきたいと思います!
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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