一生に一度は絶対に行くべき!とおススメしたいくらい素敵だと思う街、ラオスのルアンパバーン。
素朴で穏やかで、景色はまるで日本の昔がそこにあるような、なぜか懐かしさを感じさせてくれました。
タイの国境からスローボードに乗って訪れた街だったこともあり、なんだかタイムマシーンに乗ってゆっくり時代をさかのぼって行ったような、そんな気さえしました。
思い出もたくさんできたけど、体調を崩してしんどかったのがとても残念でした。
今日はそんな街、ルアンパバーンのまとめ記事です。
Contents
ルアンパバーン / Luang Phabang は、街全体が世界遺産にもなっています。
街へ入るための玄関として国際空港もありますが、やっぱりおすすめは、タイからスローボートでのんびり日にちをかけてメコン川をのぼって辿り着くと、凄くラオスという国自体も感じることができると思います。
舟で漁をする男性。
主に観光客として宿泊する宿が集中する市街地は、とても小さいのですぐに歩けるくらいではありますが、中心地から離れると、滝や洞窟など、自然溢れる観光場所もあります。
何かの施設やアミューズメントなど、派手な場所はありませんが、それがむしろのんびりするには最適です。
メインストリートには、屋台やデイマーケットも並んでいますよ!
とにかく高いビルなどの建物がない!
本当にのどかな街なのです。
そんなのどかな街なので、物凄く活気があるって感じではありませんが、ラオスいちの観光地なだけあり、子供からおばあちゃんまでフレンドリーな人も多く、かと言ってしつこい人もいない。
そんな感じです。
個人的な思い出は、やっぱり何と言っても僧侶の子達と仲良くなれたこと。
ラオスは決して豊かな国ではありませんが、一生懸命に日本語を勉強している子達も多く、そんな子達との触れ合いは、本当に貴重でした。
お寺で授業ができたことは、今でも自分の仕事の糧。
体調を崩して、ほとんど観光できなかったけど、かけがえのない思い出になっています。
ラオスはハイパーインフレの国です。
個人的には、タイのチェンマイとかの方が安く感じました。
それでももちろん安いなと思うけど、観光地価格ではあるんだと思いました。
屋台などはとても安かったです。
軽食や飲み物、食事もできる屋台まで、やっぱり東南アジアは楽しいですね。
ただ、物価とは別に、屋台では特に衛生面で注意が必要だと思いました。
というのも、完全にルアンパバーンで体調を崩してしまったからです。
もちろん食べ物が原因とは言い切れないけど、果物を使ったドリンクの感じは、やっぱりどうしてもクオリティが高いとは言いにくく、見た目も明らかではありました。
使用している水の衛生面も、後からではありますが気にはなるところです。
まだまだ新米バックパッカーだったんで、自分は大丈夫だって思い込んでいたのと、あまり気に留めなかったという侮りが自分の首を絞めるって言うあだに・・・
まぁ、こういうのって運や体調もあるんだと思うし、ひとくくりにはできませんが。
屋台ではなく、小奇麗な感じのお店もちゃんとあるので、気になる方はお店での食事の方がいいのかも。
ちなみにマーケットで買ったお土産の一部です。
タイでは見かけなかったお土産もあって、ラオスらしい素朴で可愛い感じ。
料金も、チェンマイで言われたようなびっくりするような金額は言われませんでした。
でももちろん、納得価格でちゃんと交渉して買うことをおすすめします。
そんな感じで、体調を崩して半分くらい寝込んでいたので、ラオスでは本当に食事をほとんど楽しんでいません。
なので、ちょっとですが、紹介します。
屋台で買ったチキンサンドイッチ。
ベトナムのバインミーとはまたパンの感じが異なりますが、このルアンパバーンのサンドイッチはとっても美味しかったです。
ちゃんと野菜が使われているのが凄く良かった。大きくて食べ応えもあったし。
屋台のチョコバナナクレープ。
表示はクレープとして売られていたんだけど、東南アジアの現地ではロッティと呼ばれています。
この小さく切ってくれるのが食べやすくて本当にいいんですよね。
チョコレートは大体、ヌテラを使っているお店が多いので、そりゃもう美味しいはずって感じです。
豚の野菜炒め。
テラス席ではありますが、ちゃんとしたお店のごはんで、クオリティーも高かったです。
軽食じゃなくてちゃんと食べたのはこれだけでした。
ルアンパバーンは観光だけじゃなくて、ごはんも心残りだなぁ。
あとは、写真は撮ってないんだけど、小さなお店で買った手作りのヨーグルト。
部屋の中にほとんどぶちまけるっていう失態をおかしたけれど、本当に美味しかったので、また食べたいなと思う味でした。
ルアンパバーンで泊まった宿は、2軒です。
それがまた、見事な対比で。
でも、この宿をめぐってのエピソードも、ルアンパバーンが東南アジア旅の中でも濃い思い出の街となったきっかけでもありました。
旅日記にも書いているけど、とんでもない宿を選んでしまってからの、旧正月にぶち当たってしまって泊まれる宿が見つからず、心折れそうになり、だけど運命かのような宿に出会えるという、まさに旅の光と闇!
とにかくどちらの宿も本当に強い思い出です。
1軒目
Lemon Lao Backpackers
笑っちゃうくらい、色んな国で泊まった宿の中でもだんとつで汚かった宿でした。
欧米人の若い層御用達って感じの宿で、泊まっている人9割くらいが欧米人バックパッカー。
明らかに怪しい感じの人から、気軽に話しかけてくれた可愛らしい女の子まで幅広い人が泊まっていました。
ルアンパバーンなら、とりあえずここに泊まるって感じなのかもです。
部屋:ドミトリー
泊まった部屋:男女共用ドミトリー(バス、トイレ室外)
料金:一泊800円くらい
感想
良かった点・とにかく安い!それだけ。
安さに魅かれて、泊まってみたけど本当に安かった以外は良いところが思い出せない、というかない。
悪かった点・汚い、怖い、うるさい、暗い
この4つが並べばもう、それだけで最悪なんですけど。
まずチェックインすると、宿の人が部屋に連れてってくれて君のベッドはここだよって案内してくれるんですけど、もうベッドも明らかに決まってたとかじゃなくて空いてたところに案内された感じ。
シーツはもちろん前の人が使ったままだし、たぶんそれ以前から変えられていないと思う。
掛け布団なんてなかったし、あってもシーツと同様だろうけど。
自分のトラベルシーツがあって本当に良かったです。そこに潜り込めたので。
なかったらたぶん、南京虫とかいて刺されてたかもな・・・
ただ1つ良い点をどうしてもあげるなら、なぜかシャワールームが共同だったのに空いてたこと。まぁ、みなさん、シャワーすら浴びないんですかね・・・
でも、そのシャワールームは暗いし、床はぬるぬるで、これまた持参のビーチサンダルに本当に感謝したし、鍵はちょっと強い力を出されたら簡単に壊れるんじゃないかってくらい簡素的だし、もうシャワールームですらびくびくしながら使いました。
で、宿自体、いわゆるジャンキーの巣窟でしたってのは、旅日記の中で書いたけど、安さだけに釣られるとこうなるんだなってのをとても勉強になった宿でもありました。
とは言え、懲りもせずにその後またカンボジアで安さに釣られた宿でとんでもない目に遭ったけど、まぁ、そちらは結果的には良い思い出。こちらの宿は、良い思い出一切ないです。
2軒目
Chittana Guest House
一軒目の宿との対比が凄過ぎて、またしても笑っちゃうんですけど。
この素敵な宿には、本当に助けられたし、でも凄く部屋の中で一人泣いた宿でもあるし、凄く思い出深いです。
部屋:シングルルーム、ダブルルーム、ツインルーム
泊まった部屋:シングルルーム(バス、トイレ室外)
料金:一泊1700円~くらい
感想
良かった点・綺麗、ロケーション、フレンドリー
1軒目の宿が怖すぎて、何をどうしても宿を移動したくて、急遽宿探しに回ったんだけど、旧正月でどこも満員状態で、かなりうっとおしそうに断られ続け、やっと快くOKを出してくれた宿でした。
まぁ1軒目の宿と比べなくてもとっても綺麗で、昼に会うお兄さんは、常に掃除用具を持ってどこかしら掃除しながら挨拶してくれました。
ロケーションもナイトマーケットだったり、托鉢だったりが行われるメインストリートに近いと言う、ここに泊まれて本当にラッキーな条件の宿でもありました。
個人的には、快くOKを出してくれたオーナーっぽいお兄さんと、お母さんもとってもフレンドリーで、たくさん挨拶してくれたり、話しかけてくれたのも良い思い出です。
それから当時、お兄さんがワンちゃんを飼い始めたんだって言っていて、その子がとっても懐っこかったのを思い出します。
この子のこと、お兄さんがとっても可愛がっていて、いっつも一緒にいて。
当時、ペットロスのまま旅に出た私は、そんな2人を見ると泣けて泣けて。
部屋の中では泣きっぱなしでした。
負の感情で見ていたわけじゃなくて、素直に羨ましい気持ちと、愛犬ハルコを凄く思い出す、そんな宿でした。
今でも、お兄さんもワンちゃんも元気で仲良しでいるといいなー。
悪かった点・なし
本当にないです。感謝しかありません。
ルアンパバーンを去る時にも、ハプニングがありましたが、その時まで助けてもらいました。
東南アジアは、色んな国でメコン川を見られて、どれも素晴らしいけど、ルアンパバーンの街のメコン川もぜひ観光してみるといいと思います。
ルアンパバーンの小さな中心街を取り囲むようにあるメコン川には、いくつかの場所から川岸へ降りられるようになっています。
そしてこの街のメコン川は透き通っていてとても綺麗で、日中はとても暑いので、水の冷たさが居持ちいいと思います。
ただ、川の周りは草木もたくさん生えているせいか、明らかに攻撃的で怖い蛇に出くわしたので、その点は注意してください。
メコン川沿いで売られている絵画はとても綺麗でした。
ルアンパバーンの町並みが一望できるプーシーの丘は、328段の階段を登ると頂上に到着できます。
夕方に行けば、美しい街の向こう側に沈む夕陽が見られます。
もちろん何時に行っても、ルアンパバーンの色んな顔を眺めることができることと思います。
夕方頃になると、ナイトマーケットの準備でカラフルなテントが並ぶ様子を上から見られますよ。
でも、実は私、体調不良のせいで頂上までは行けませんでした。
なので、このちょっとだけ登った場所からの景色が私にとっては現在、プーシーの丘の頂上となっているのです。
これは絶対にリベンジしたい!
上の写真の通り、シーサワンウォン通り(Sisavangvong Road)に、夕方頃になるとナイトマーケットのためのテントが並び始めます。
ナイトマーケットは毎日開催されています。
ルアンパバーンは夜もとっても綺麗。そして街中は夜の方が賑やかです。
可愛くて綺麗なラオスの民芸品のお土産を始め、様々な屋台がずらーっと並びます。
やっぱりなんだか、昔の日本を思わせるようなお土産も。
ラオスでは、店番を子供達がやっていることも多くて、それはナイトマーケットでも子供達だけの屋台などもありました。
上の物価欄でも書いたけど、チェンマイみたいなびっくり価格を言ってきたりはしないので買い物はしやすいと思うけど、子供達だけの屋台なんて価格交渉はなかなかのハードルですね。
まぁ、たくさん買ってちょっとディスカウントをお願いしちゃうくらいならできそうだけど。
マーケットの一角には、お腹いっぱい食事ができる屋台もあるので、隅々まで見て回ると楽しいはずです。
ラオスの織物は、とても柔らかく軽いシルクで希少な民芸品なのだそうです。
手染めと手織りで作られているそうですよ。
街中にも、そんなラオスシルクを展示している場所があるので、興味のある方は訪れてみるといいと思います。
ルアンパバーンには、お寺がたくさん。
それぞれのお寺は個性的で、建築様式なども異なるそうなので、お寺巡りをするのもおすすめです。
おすすめというより、ルアンパバーンに来たなら、絶対に訪れておいた方が良いですよ!
フレンドリーな僧侶もたくさんいるので、ぜひ会話をしてみることもおススメします。
もはや、代表的な観光にもなっているルアンパバーンの托鉢。
僧侶の修行のひとつですが、ルアンパバーンのたくさんの幼い僧侶から大ベテランの僧侶まで、一列になって托鉢を行う姿は、本当に感動しました。
ただ、観光資源となっているので、捧げものを渡しているのは、ほとんどが観光客です。
なので、体験したい人には、托鉢が行われる前に地元のおばちゃんがお布施用の品を売りに来るので、買ってみるのもいいかもしれません。
道端に、ずらーっと座布団が並べられるので、お布施をする人は好きな場所に座って良いはず。
そんな感じなので、観光客もめちゃくちゃいます。まるでショーのようです。
それでも僧侶の方々の裸足で歩く姿とか、佇まいを見ていると、それだけでも感動するので、ルアンパバーンに来たなら、これはもう絶対見た方がいいです。
托鉢は、毎朝行われていて、大体5時頃開始となっているようですが、明るくなり次第始まるそうで、時間も約30分ほどと短いので、早めにスタンバイをしておくことをおススメします。
のんびりだけど長く感じたメコン川の旅も、ようやく終点のルアンパバーンに到着しました。
相変わらずの東南アジアのルールにうんざりしながらも、乗り合いトラックで中心街へ向かいます。酔っ払いのおっさんに苦笑いしながらもついに到着した宿は・・・
・忘れられないChittana Guest Houseのお兄さんとワンちゃんとの出会い
とんでもない宿から何が何でも抜け出すべく違う宿探し。しかし、旧正月にぶち当たり心折れそうに。そこに救いの神現る。
次の街までのバスチケットをゲットして、ようやく初めての町散策です。フレンドリーに挨拶してくれる僧侶に心癒されながら街をふらふら。
ナイトマーケットを散策。小さな再会に嬉しくも色んな感情になりながらも、ルアンパバーンの夜をひとり満喫しました。
体調不良の始まり。旅の中疲れとペットロスのままの気持ちの中で、日本での事を考えました。ペットロスの旅は続きます。
本当に素晴らしかった托鉢。素朴ながらもこんなに感動するなんて。まぁ、まるっきり感動だけでもなかったけど、ラオスの托鉢を見られて本当に良かった。
体調はやっぱり不調気味。それでも穏やかなラオスの人とメコン川の水の気持ち良さに癒されて、ルアンパバーンでの優しい時間を噛みしめます。
この二人との出会い、過ごした時間は、楽しいだけじゃなかった東南アジア旅の中でも大切な宝物にしたい思い出になりました。
また印象深い小さな出会いがありつつ、いよいよルアンパバーンを去る時です。なのに、とんだハプニングが起きて、果たして次の街へ私は行けるのか・・・!?
・・・・・
ルアンパバーンは、本当に素朴で優しい人が多かった街だなと思います。
世界遺産で、世界中から観光客が来ている街だけど、変わらなさを大事にしているようなそんな街でした。
ラオスが抱えている問題もその中に垣間見えたりもしたけれど、それでもずっと覚えていたい出会いもいくつもあって、本当に素敵な時間でした。
ラオスを去る時に、たまたま出会った男の子たちと10年後のラオスを見てみたいよねと話をしていました。
この純朴な町が10年後どんな風に変わっているのか、また変わらないでいてくれているのか、それがとっても気になるよねと。
なのでそろそろ、ルアンパバーンにまた呼ばれている頃だな。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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