大都会ウィーンは、なんとなく音楽に関係するイメージはあったけれど、正直行ってみたいと思っていた事もありませんでした。
いわば、次の国に行く途中にあったから程度で寄った街だったけど、行ってみたら街全体の雰囲気がとても好きになった街。
そんな街なので、だいぶ駆け足状態で寄った程度だったのは、もったいなかった気もします。
それでも一期一会だなと思わせてくれた街、ウィーン。今日は、そんな街のまとめ記事です。
Contents
まずは、チェコからバスで到着した駅前のバスターミナルから、歩いて予約してあったホテルへと向かいました。
その辺りは、まったく大都会って感じでもなく、でも特に影も感じないような清々しい雰囲気で、素直にいい街だなって思いました。
第一印象では判断できない、その町の好き嫌いの感じなんですけど、旅日記の中でも書いてあるけど、誰かと話したわけでも出会いがあったわけでもなく、感動する景色を見たわけでもなく、ただ歩いているだけなのに、この街に入った途端、なぜか心が軽くなったんですよね。
それってやっぱりフィーリングということなのか、ヨーロッパ旅での新しい街での初日で、初めてわくわくした時間でした。
それでも中心部は、やっぱり大都会。観光客でにぎわっていて、凄く明るいです。
道も広くてごちゃごちゃしてなくて歩きやすいし、建物やさりげない路上パフォーマンスの人も洗練された感じすらして、なんかここで初めてヨーロッパに抱いていた理想に出会った感じ。
なんか旅人特有の緊張させられる感もなくて、私にとってはほっとする不思議な街でした。
普通にいられるんです。
よそ者とかって目で見られることもなく、ただ普通の人としてそこに居られるという感じでした。
個人的には、何と言っても犬が当たり前の家族として人と生きているって感じが本当に好きです。
それは、ヨーロッパではかなりよく見かけましたが、ウィーンでは、普通にマーケットの中でも犬と家族が歩いているのが、本当に本当に羨ましくもありました。
犬は犬!ではなくて、犬も家族って感じなんです。
だから当たり前に、どこにでも一緒に行く、それが日常って感じが本当に素敵でした。
はい。住めって言われたら喜んで住める街です。そんなチャンスないけど。
地下鉄もバスもトラムもあります。
泊まったホテルの最寄り駅。
ある程度中心部にいれば、観光場所は集まっているので、歩いても色々移動できる距離です。
地下鉄の駅の間隔は、中心部では都内とそんなに変わらなかったです。歩いた方が、色んな景色が見られて楽しいですね。
移動とは違うけど、もちろん観光馬車もありましたよ。
ここまで散々褒めちぎっていますが、人の感じもしかり。
嫌な感じとかもなく、とても雰囲気よかったです。
大都会なのにどこかのんびりしているというか、お店の人も道端で勧誘に来るツアー会社の人も、ちょっとしたことで言葉を交わした人さえも、みんな穏やかで良い印象でした。
犯罪博物館の近くで会ったフレンドリーな現地の人。元気でいるといいなー。
まぁ、ウィーンにいたのは一瞬だったから、良い面のほんの一角しか見えていないだろうし、もっと長く居たら色々見えてくるのだろうけど、私の中ではヨーロッパ旅の中でもウィーンは良いイメージのまま終わっています。
そんな居心地がいい街なのに、物価は本当に旅人泣かせです。
それでもヨーロッパの中ではそこまでではないって言うけど、私が旅した中では一番高かったです。
ただ、勝手に私の中でイメージしてしまっていただけかもしれないけど、芸術の国だからか、色々な物がお洒落だった気がします。
例えばこのペットボトルの水とかも、充分に綺麗。
高いけど、色々魅かれて欲しくなってしまうと言う感じでした。
ステファン大聖堂の辺りには、お土産屋さんもたくさんありました。
観光地価格でもあるけど。
ウィーン古典派の代表でもあるモーツァルトがシンボルマークにもなっているモーツァルト土産はたくさん売られていました。
友人に渡すお土産として買いやすい物はチョコレートとか、小瓶に入ったお酒とかかな。
さりげなく瓶に帽子がかぶせてあるの、とっても可愛いですね。
長旅だったので、チョコレートは買えませんでしたが、小瓶のお酒はいくつか買いました。
中身は本格的なリキュールの物もありますが、チョコレートバニラクリームのお酒の物はお菓子やアイスにかけたり、牛乳に入れたりしても美味しくておススメです。
ちなみに、モーツァルトと名前が付けられているのは、有名人だから載せとけってだけじゃなくて、モーツァルトの音楽を聴かせながらこれらが作られているからという理由もあるそうです。
真意はどこまで本当かはわからないですが、味がまろやかになったりとかするんですかね。(笑)
駆け足だったのもあって、優雅にレストランで食事はしてません。
ですが、ファストフードが街中でいくつか売られていて、それらを食べました。
左上:ヌーデルン・ミット・ゲミューゼ
いわゆる焼きそばですが、コンソメと塩で味付けされています。
トッピングは別途選べますが、これはフライドチキンです。
これ、かなりボリュームが凄いので、女性だったらスモールサイズで充分お腹いっぱいになると思います。
左下:ジェラードアイス
ヨーロッパではどこの街でも見かけたジェラード屋さん。ウィーンでは屋台で買いました。ティラミスとヘーゼルナッツ味、かなり濃厚で美味しかったです。
右上:ファラフェルBOX
豆やハーブなどをすりおろして丸めた物を揚げた、ベジタリアン向けでもある軽食です。下にはライスも入っていました。
右下:ザッハトルテ
言わずもがな有名な、ホテルザッハーのザッハトルテ。味はもう、私なんぞには上手に表現できませんが、間違えなく美味しかったです。
いつも行列ができていたけどタイミング良く入れたのと、案内してくれたお兄さんがイケメン過ぎたのが良い思い出です。
ウィーンで泊まった宿は1軒です。
ウィーンは旅人泣かせの物価の通り、ホテルなんかも結構高いところが多かったです。
HOTEL PRATERSTERN
いわゆるビジネスホテル的な感じではあったかな。
悪くはないけど、結果そこまでおススメできるほどのホテルではなかったです。
ただ、フロントには必ず人がいるし、外出時にはルームキーは必ず預けるなど、ちゃんとしたホテルではありました。
部屋:シングル、ダブル、ファミリーなどなど
泊まった部屋:シングルルーム
料金:一泊6000円くらい
感想
良かった点・安全、部屋に洗面台がある、綺麗
泊まっている人達も、バックパッカーではなく普通の旅行者的な人ばかりで、若い人からお年寄りまで色んな年代が泊まっているって感じで、安全性は確かな感じがありました。
部屋の内装もおしゃれで綺麗。洗面台も清潔だし。
立地的に、外もうるさくなく静かに過ごせる感じです。
中庭もついていて、犬小屋がとっても可愛かったです。
悪かった点・シャワールームが一階にだけ、Wifi有料
泊まった部屋にもよるかもだけど、シャワールームが一階なので行くのが面倒な上、数も男女各2つしかなくちょっと割にあわない感じがしました。
ファミリールームとかにはさすがについているんだと思いますが。
あとはなんてったってWifiが有料なのは一番マイナス点でした。
色んな国のたくさんの街を旅して来たけど、有料だったのはこのホテルだけ。
どんなに安いドミトリーなんかにも絶対についていたのに。
しかも、有料Wifiを使うためにフロントに手続きに行くんだけど、その手続きもかなり面倒で。
それが一番、おすすめしない理由でもあります。
ウィーンのある程度のグレードの高いホテルなんかは、たいてい有料なんだそうですが、なんでなんだろう。
相変わらず世界遺産運がなくて、一部工事中なのが残念ではありましたが。
この後も色んな国で色んな教会を見てきたけど、やっぱり私の中では世界で一番好きな教会。
ここで特に思い出があるわけでもないのに。
Stephans Platzの駅を出てすぐに、後ろから大きな鐘の音が鳴り響いたあの瞬間を凄く思い出します。
凄く、呼ばれた気すらして、本当に見とれてしまいました。
ウィーンにいたのは束の間の時間だったけど、それでも何回と足を運んでしまった場所でした。
王宮です。
シュテファン大聖堂と並ぶ、中心地では大きくて目立つ美しい建物だと思います。
ここ、表と裏でまた違った見た目なのです。
これは中庭側の景色。
実は内部には入っていないので様子はわかりませんが、ハプスブルグ家に関する展示がたくさんあり、毎日ガイドツアーも行われているそうです。
オペラ座の本場はパリですが、ウィーンにもあり、日程があえば歌劇を観劇することができます。
ここも中には入っていないので外観だけです。
またの名をザッハーエック。
食べ物のところにも書いたザッハトルテの食べられるカフェです。5つ星ホテルのホテルザッハーの一階にあるカフェです。
私が行った時は、常に行列ができていたので、もし並んでいる人がいなかったら即入った方がいいと思います。
オペラ座ことウィーン国立歌劇場のすぐそばです。
場所は、シュテファン大聖堂などがある中心部からはちょっとはずれた場所にあって、クリミナルを扱いには、お洒落な見た目の入り口ではありますが、中身はかなり衝撃です。
実際の刑や犯罪の現場写真はもちろんのこと、
実際に使われた凶器や犯人達のデスマスク、はたまた生首まで。
実は、このHPの旅日記の中でも一番興味を持たれているのが、この犯罪博物館の記事です。
苦手な方はページ内の写真を見るのは要注意と言っておきますが、実は私がウィーンで一番行ってみたかった場所です。
※リンクは一番下のもくじよりどうぞ
犯罪の次は拷問かよって感じで、悪趣味だと思われると思いますが、これまたウィーンで行ってみたかった場所。
犯罪博物館に比べると、ちょっと勉強的な感じではなくお化け屋敷的な感じではありましたが、実際に行われていた事ではあるので、再現の人形達が、実際の人間だったらって思うとおぞましく感じます。
なんにせよ、行ってみて良かったなと思います。
ウィーンに到着。ローカルな景色の中を歩きながら急に軽くなったような自分の気持ちを感じました。
早速ウィーンの中心部へ。心は更に軽くてわくわく。そして一目惚れしたシュテファン大聖堂に佇みました。
更に中心部を歩いて、色んな景色に出会いました。
軽食を満喫しながら、ウィーンでの居心地の良い時間を噛みしめました。
ホテルでの小さな出会いから始まり、一番行きたかった観光場所へ。小さな素敵な事が続いて、やっぱり気分はとてもいいです。
犯罪博物館の中には、思っていたよりもずっと、重く残酷な資料がたくさん展示されていました。
更に地下にも、疲労感すら感じるほどの残虐な資料が続いていました。
今度は拷問の歴史について。
ファストフードとお目当てのケーキを食べられて心は満足。そして気持ちもとても穏やか。ヨーロッパに来て初めてってくらいに旅を楽しく感じました。
居心地の良かったウィーンを去ります。最後にも、ウィーンを好きになる景色に出会えました。そして、バスに乗り込んで次の経由地スロバキアへ。
・・・・・
何度も書いたけど、本当に心穏やかに過ごせた街でした。
素敵だなって素直に思えることが多くて、そんな人も多くて。
物価は高いけど、買いたいなって思う物も多かった。
行く前に興味のなかった国や街こそ、思いもよらない発見があるというか、ヨーロッパ旅の中でも中休み的に寄った街だったけど、好きな場所も見つけられて、本当に好きな街です。
簡単には行けそうにないけど、もちろんまた行きたいです。
そして、オーストリアは他の町も旅してみたい。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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