世界一標高の高い空港がある街、ラパス。
私の憧れだった南米の中で、初めて足を踏み入れた町でした。
そんなラパスでは、全部が楽しかったー!って思い出ばかりではないけれど、南米旅はきっと素敵になるって思えるような、そんな始まりもたくさんありました。
そんなラパスの街の感想をまとめます。
これが南米かぁーって思うような、また今まで行った国とは違う、独特な景色でした。
だいぶエリアによって、雰囲気が異なった印象。
街の形がすり鉢状になっていて、中心街はすり鉢状の底部分にあり、下層エリアは富裕層、山の上層エリアは貧しい人達が住む場所のようです。
とは言え、ダウンタウンエリアでも、ちょっと治安が心配になるような場所も。
でも、夜遅く出歩いたり、路地裏のような道に入らなければ、普通に警戒しながら歩く分には、問題なかったです。(たぶん。。。)
↑警戒してなさそうって言われるけど。
爆竹を鳴らしながら行進するデモ隊にも遭遇しました。
そこまで荒れたデモじゃなさそうだったから、良かったけど。
なので、街の雰囲気は、そこまで明るい感じでもなく、観光地感が溢れているわけでもなく、ましてや、騒いだり盛り上がったりしている人がいることもなく、静かだけど、これが日常って感じでした。
夜は、山の斜面に灯りが点在して、抜群に綺麗だけど、治安面が気になるので、夜に出かけるのは控えました。
貴重な観光場所、月の谷の辺りはすり鉢の上の方。
人っ子ひとり歩いちゃいなかった。
きちんと警戒はしつつも、最後はラパスの街にすっかり馴染んでました。
出会った他のバックパッカーにも、怖い話とかも聞いたし、警戒レベルはしっかり自分の中で上げて、楽しみたい街です。
街の雰囲気と一緒で、控えめな人が多かった感じ。
とは言え、やっぱり南米らしいフレンドリーな人もたくさんいて、アジア人が珍しいのか、一緒に写真撮ってって人も居たりして、初めましての空港でいきなり、私はボリビア人が好きだなーと思いました。
ボリビアは、あまり英語が通じないです。
数字レベルでも通じない事も結構ありました。
だから、外国人が嫌い!っていうよりも、どう接したらいいのかわからないお年寄りなんかもいたんじゃないかと。
マーケットなんかで、買い物したくて値段聞くと、あからさまに首を振ってしかめ面されたりなんてことも。
もちろん、言葉がうまく噛みあわなくても、フレンドリーに接してくれた人の方がたくさんいました。
マーケットでメレンゲとゼリーのデザート的な奴を売ってた気さくなおばちゃん。
安いです!
マーケットなどでは、屋台がたくさんあって、ごはんも安く食べられるし、レストランもファストフード店も高くない。
屋台だと、上のおばちゃんの売ってるやつみたいな、デザート的なドリンクが、2~3ボリビアーノ(30円~くらい)、麺料理なんかでも、5ボリビアーノ(80円~くらい)で食べられます。
お土産も、南米の中ではボリビアが安いです。
ただ、ボリビア比では、ラパスが他の街に比べて安いのかはわからないけど。
マーケットで見つけて、即買いしてしまった犬の服は、30ボリビアーノ(330円くらい)でした。
珍しさで言うと、魔術用のものなんかも売られていて、リャマのミイラとかも売られていました。やっぱり、途上国なんだなと。
市場などで買い物をすると、値段がついていない店も多いです。
アジア同様、料金交渉もできるようなんだけど、東南アジアのように、外国人からぼったくってやるっていう雰囲気はなかったです。
だから、ありえないだろうって金額を言われる事もなかったし、ディスカウントもそんな大幅にはしてくれない感じ。
10%~20%くらい下げてくれるかなぁ。30%も下げてくれたら、太っ腹って感じでした。
でも、それはそれで、詐欺とかは少なそうだから、買い物しやすいと思いました。あくまで、私が感じた事はですが。
東南アジアなんかでは凄く苦労する乗り物系も、ぼったくられませんでした。乗り合いバンだけで、タクシーは使ってませんが。
麺とか米とか、見ればわかるんだけど、どんな味するんだろうって、見た目だけではドキドキするものが多かったです。
チャイロ(スープ)は、豆や芋を煮込んだ野菜スープ。牛肉も入っています。トロリとした食感のスープで、味自体は優しくて素朴な感じ。上に乗っているのは、ハチノスとか内臓系を揚げたもの。
シルパンチョは、肉と目玉焼き、刻んだ玉ねぎやトマトなどを好きなだけ挟んで食べるサンドイッチ。サルサソースもお好みで。
パンバージョンとライスバージョンがあります。
右上:ボリビアの麺料理、フィデオ
屋台で食べた物ですが、麺はかなり柔らかくて、ここのは卵とピーナッツが和えてありました。上に乗ってるのはソーセージ。
左下:ボリビアのファストフードデザート
下部分には、イチゴゼリー。上にたっぷりのメレンゲが乗っています。飲み物ではなく、完全にデザートです。たぶん、作っている人によって味が異なると思うけど、甘さ控えめで美味しかったです。
真ん中下:ボリビアのファストフード、サルティーニャ
ボリビアの定番ファストフードです。焼いた甘めの生地の中に、味付けをした挽き肉とか野菜とかが入っていて、肉まんみたいな感じ。
右下:南米名物、Sopa
南米では、どこに行ってもこの麺料理が食べられたんだけど、チキンや野菜が入ったあっさりした味のスープに、パスタのような麺が入っている温かい麺料理です。これは、はずれなしだった!
ラパスで泊まった宿は、1つだけ。
ホステルオーストリア HOSTEL AUSTRIA
部屋:ダブルルーム、ツインルーム、ドミトリー
料金:一泊13ドル
泊まった部屋:ツインルーム トイレ・シャワー外
感想
良かった点・アーリーチェックイン・キッチン・共用スペース
少し早目に到着したのですが、共用スペースで待たせてもらえて、少し早目に部屋に案内してもらえました。
自由に使える共用のキッチンもあり、料理などできます。
悪かった点・シャワールーム、寒い時期はとにかく寒い
ホットシャワーなんですけど、とにかくぬるい!というか、ほぼ水って時も。共用シャワーなんで、他の人が使った後だと、お湯がなくなっているようです。
そして、シャワー室もなんだけど、部屋自体も吹き抜けの中庭に沿ってあるという感じなので、隙間風がとにかく寒かった。
私が行った4月は、とにかく寒くて寝る時は辛かったです。
まぁ、安宿なんで仕方ないんですけど。
・ラパスの空港に降り立ち、いきなりフレンドリー人々に出会う
・空港から市内へ。でも、体が思うように動かなくて大変
・いよいよラパスのダウンタウンを歩いてみる
・初めて南米で長距離バスの予約。ややハプニングあり
・南米でお世話になるファストフードとの出会いはフレンドリーな人達に教えてもらった
・ぜいぜいしながら辿り着いたロドリゲス市場はラパスの日常そのもの
・正体もわからないけど、ひたすら食べまくり
・本格的な高山病から始まり、寒い中の水シャワー。街の観光も
・心折れそうになりながら、苦労して行った月の谷は見ごたえ充分だった
・ラパスでの最後の食事を終えて、南米では初めての夜行バス。嬉しい出会いもあったけど体調は最悪
・・・・・
ウユニ塩湖に行く目的で、寄ったと言っても過言じゃない街だったけど、ボリビアってこんな感じなんだなーってのを凄く感じられました。
最後に、とにかく高山病に注意。
幸い私は、まだ軽い方だったと思うけど、まんまとなりました。そして、現地で薬を買って飲んだら、合わなくて酷い目に遭いました。
私の場合、高山病に一番効いたのは、日本でもよく飲んでいるイブ(鎮痛剤)でした。
到着して街歩きをしてびっくり。まるで、風邪を引いてだるいかのごとく、体は重くて、ちっとも普通に歩けないし、ましてや坂の街なんで、アップダウンがきつくてたまりませんでした。
それでも、なんでか私はこの途上国感たっぷりの街の景色が、遠くに見える斜面の景色が凄く好きでした。
ぜひ行きたい!と思う。でも、ボリビアは違う街も旅してみたい。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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