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チベット料理と、あったかい毛布に泣けたポカラの夜

投稿日:2019-05-31 更新日:

旅に出たら、その町の思い出に、ぬいぐるみを1つ日本に連れ帰ることにしています。

ネパールは、ずっと書いてきた通り、本当に雑貨が可愛いので、

フェルトのぬいぐるみも多くて、前回のネパール旅で出会った子 も一目惚れでしたが、

またしても、ここポカラで一目惚れしちゃったんです。

 

この子。

よし、まだこの後違う国にも行くけれども、一緒に日本に帰ろう!!

 

ポカラにもお土産にばっちりの可愛い雑貨屋さんがたくさんあります。

 

何度か書いてきましたが、ネパールには、カーストや貧困などから、

まだまだ女性蔑視の文化が残っていて、

お金の為に体を売るまだ幼い少女達、

それから、家族から人身売買で売られた少女、

奴隷のように暴力を受ける女性などが、深刻な問題として今もあるのが現状です。

少女達は、幼い頃からそんな生活が当たり前だと思い、

教育も受けていないから、なかなかその生活から脱出する術を知らないのです。

 

そんな女性達を救おうと支援団体が立ち上がり、

女性達にお金を渡す事ではなく、技術を教え、

それを売ることでお金を得られる道を作りました。

それが、ポカラ、カトマンズにもある

WSDO(Women’s Skills Development Organization)

という団体。

彼女達が作った商品は、レイクサイドにあるお店で買えます。

この団体が作った物は、ネパールで売られている物の中でも、

品質が良いと言われているのです。

お店もひときわ綺麗で、ちゃんと値札もつけられているので、買い物しやすいと思います。

 

そんなお店で買ってきたお土産などは、この旅が終わったらまた紹介します。

 

ポカラに来たばかりの時は、ノースフェイスのゴアテックスなどが、

すっごい安い値段で、あらゆるお店で売られているって以前書いたんですけど、

→ ポカラの雰囲気が好き過ぎる  

 

ここに来て、正規店らしきノースフェイスのお店見つけちゃったんですけど!!

これは、いくらなんでも本物ですよねぇ!?

 

レイクサイドにずらーっと並ぶ、名前もないお店で、

たくさんのロゴ付き商品が売られているのを、一体どう思ってんだろ?勝手にどきどき。

 

更に、にせものほんものじゃなくて、日本食材を売ってるお店を発見!! 

これで私がポカラに住んだとしても、やっていける!うん。

海外出ると、そんなこと思ってばっかだよ。

 

この日は、日中雨がぱらついた程度でしたが、やっぱり空は晴れずじまいだったので、

宿に戻ってのんびりしてるとすっごい雷の音と稲光。

ネパールの冬~春は天気いいって聞いてたのに、ちっともヒマラヤが綺麗に見えやしない。

外に出たら結構な雨が降っていました。

ネパールに来てから、2日目のカトマンズよりもどしゃ降りでした。

この乾季に2回もどしゃ降りなんて、私は相当行いが悪いのか。。。

 

夕飯は、ずっと来てみたかったチベット料理屋のチベタン・ベマに来ました。

チベット料理と言えば、タカリ族のタカリ・キッチンにも行ったけど、

あそこは完全に観光客向けだったけど、ここは、地元民が来る食堂で、

完全にチベット料理メインです。

 

壁にはダライ・ラマ14世の写真。

店内の写真撮ってたら、

笑顔でピースしてくれたフレンドリーなおっちゃん。

外はどしゃ降りだし、

期待してたヒマラヤは、そんなに綺麗に見えないし。

私のポカラ旅は、絶好調に過ごした人からすれば、

ついてないねって、味気ないねって言われるかもしれないけれど。

ポカラに来てからも、たくさんのネパール人が挨拶してくれて、話しかけてくれて、

全く一人旅で異国の地に居る外国人って感じよりも、まるで私も住人みたいに接してくれて。

いつも、今日はどこに行くんだ?って聞いてくれる、近くのお店のお兄さん。

一度日本人だよって言ったら、毎回、コニチハ!って言ってくれる道で会うお兄さん。

こんな風にカメラを向ければ、フレンドリーに接してくれる人もいて。

 

1回目よりも、2回目のネパールで、確実にネパールに馴染んで、 

確実に、毎日この国が大好きになっていきます。

 

でも、そんなネパール旅も、ほぼ前半が終わってしまいます。

だけどきっと、3回目のネパール旅をいつかしたい!!

 

注文したのは、タントゥク

チベット料理の麺系は、1回目にネパールに来た時にも食べたけど、

これは、きしめんのように平べったい麺が入っていて、野菜たっぷり、

チキンとバフ入りでとっても優しい味です。

油揚げみたいなものも入ってるけど、チベットでも食べるのかな?

 

お店の男の子が、これ入れると美味しいよって、

魔法の調味料みたいなの持ってきてくれたので、

素直に入れてみたら、ほんっとうに美味しくてハマりました。

ネパールも調味料いっぱいあるけど、これはなんだろう。

とにかくカレー味ばっかり食べていたので、麺料理が温かくて凄く美味しいです。

あ、これはカレー味じゃないですよ。

 

そして、そのうち、ますます外の雷の音は鳴る間隔が狭まってきて、

雨の音も店内に響いているくらい強くなってきました。

どっちにしろ、どんどん酷くなりそうなので、早足で宿まで帰りました。

もう、靴はびしょ濡れ。

 

急いで宿の階段を上っていると、踊り場で偶然オーナーに出くわしました。

「ナマステ!凄い雨ですねー。走って帰ってきましたー。」

簡単に挨拶をして、濡れた靴が嫌なので急いで階段を登って、

最上階の自分の部屋に帰ります。

ちなみに、オーナーいわく、いつもはこの時期こんなに降らないそうで、今年が異常なんだとか。

 

で、部屋に向かっていると、なぜかオーナーが後をついてきました。

気にせず、部屋に向かっていると、なぜか隣りの部屋に入って行くオーナー。

 

あれ?オーナーの部屋そこ??

今まで会わなかったなぁ。

 

なんて、思いながらも自分の部屋の中に入りました。

すぐにノックの音が聴こえて、ドアを開けると、なんとそこには、

ブランケットを持ったオーナーが!!

「今日は雨だから、今夜はとても寒くなるからね。」

そう言って、持ってきたブランケットを渡してくれたのです。

いやもう、こんな一人旅でそんな優しくされたら泣く!!

 

ここまで、ネパールの宿のオーナー達には、何かしらの不信感しかなかったのも正直な気持ちです。

でも。

ここ、R&Rゲストハウスのオーナーは、

今までの宿のオーナー達みたいに日本語は一切話しません。

でも、そんなのどうでもよくて、むしろ日本語を話さなくたって、こんなに思いやってくれて、

宿の奥さんもいつも、どこかに出かける時気にかけてくれるし。

世界の色んな町を旅して来たけど、

その中でも本当に心からおススメしたい宿にまた、ここポカラで出会えました。

 

オーナーのくれたブランケットは、とってもあったかくて、心まで暖まる事が出来ました。

 

雷雨で、どしゃ降りで、靴はすっごく冷たいけど、

これまた貴重な体験と前向きにとらえよう。ほんとに宿移動して良かったー。

 

 

 

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執筆者:


  1. ted & LEON より:

    かわいいワンちゃんのぬいぐるみちゃんですね
    色合いもイイネ (^O^)/

    優しい人が沢山サヨさんの周りには集まってくるんですね
    多分の魅力が引き寄せるんでしょうね

    これからも気を付けて楽しい旅を (=⌒▽⌒=)

  2. tekutekubunbun より:

    こんばんは
    お~
    かわいいぬいぐるみ!!
    表情がいいですね (o^-‘)b

    ネパールって今だ女性軽視な所があるんだ
    世界にはまだそういう所もまだあるんですね
    そんな女性が作ったお土産なら少しでも彼女たちの力になれそう (^∇^)

    ちなみにこの時は乾季なの??
    それなのに土砂降り (≧▽≦)
    でも色んな人との出会いがあったりホテルのオーナーの気遣いで心は温かいですね

  3. ポカラ より:

    ナマステ
    いい報告ありがとう。
    そうなんです、また行きたくなる国なんですよね~
    人、ふれあい、笑顔、風景、山々、全てが懐かしさに繋がってきます。

  4. ぐるくんのからあげ より:

    チベット
    私の後輩が若い頃、青年海外協力隊でネパールへ行っていたので、ネパールのいろいろ話を聞いていましたが、少女の話などは聞いていませんでした。

    まだまだ問題が山積なんですね。

    ブログを読むとよくわかります。

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Sayo

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