旅日記 ニュージーランド オークランド 留学

留学は”引きこもり厳禁”

投稿日:

ニュージーランド留学の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

なんだか昨日くらいから、心臓がバクバク。

何かあるわけでもないのに、妙な緊張感みたいのが消えない。情緒不安定?

一人暮らしの時、寝てしまって、夕方薄暗さの中、目覚めた時の気分と同じ。

人恋しくて、心細くなる。

 

今朝も目が覚めてすぐに、いたたまれなくなって、

携帯の中の色んな日本での写真を見て涙。

ここに来る前、一人に慣れも必要と思って出た、京都一人旅で知り合った女の子に、

ニュージーに行くよって、発つ前日にメールしたら、

「さみしくなったら、YHで一緒に撮った写真見て思い出して」

って言ってた言葉を思い出す。

その写真を見て、また涙。。。

 

昨日の夜も、地元の友達に弱音メール。

弱い弱い弱い・・・

留学生活にもう一度頑張ろうって決意したのに、

やっぱりまたホームシックを繰り返してる。

まだまだ帰国は先なのに。

でも、どんどん時間が、進んでるってことは、

どんどん日本に帰る日に近付いてるってことなんだよね。

今日より昨日の方が寂しい気持ちは大きかったはず。

だから、これ以上の寂しさはない。

ひとりならば、何度でもやり直さなくちゃいけない!

弱ってる場合じゃない!

来る前に、友達がくれた手紙をまた読み返して、

”留学生活の間は、引きこもり厳禁よ!”

の言葉に背中を押されて、出かけることにしました。

サウトが起きたら、一緒に行こうって言われるに決まってから、

さっさと一人、仕度をしました。

バスの時間まで家にいたら?と言うママに、

そのへん、歩いてみる!と言って、スタコラと家を出る事に。

 

バス停でバスを待つ間、日本にほんのちょっとだけ電話をしました。

お母さんが、心配してたとの話を聞いて、ちょっとじ~ん。。。

 

来る前、母を一人残して留学なんて行っていい物かどうか迷ってた頃、

幼なじみに言われた言葉がありました。

「お母さんを犠牲にしてるって思うなら、それを無駄にしないくらいの強い気持ちを持って!」

その言葉が、今の弱気な私を殴ってくれたらいいのに。

結局は言葉だ。英語がまだまだだから、苦しいんだ。

あ~あ!教科書全部食べたら、英語全部からだの中に入んないかな!!

 

そんな事をうじうじと考えてたら、バスが到着しました。

バスの運転手さんは、陽気なジャマイカ人でした。

最前列に座って、おしゃべりしながら、シティまで行くことにしました。

 

ゆる~いこの国のバスは、日本だったら即刻Yahooのトップページあたりに取上げられて、
運転手を解雇しろ!だの騒ぎだすんだろうなってことが度々あります。

例えば、次のバス停が見えると、停まる3メートルくらい手前から扉を開けたまんま走ってたり、

とばし過ぎて、停まるバス停を追い越しちゃったり。

急ブレーキなんてしょっちゅう。

でも、バス自体が大きいから、滅多に立って乗ることはないから、いいんだけど。

 

でもって、だいたい運転手さんは、最前列に座った乗客と会話したりするのです。

そのうえ音楽は、大きな音で流れてるし。

そんなゆる~い感じは、思わず笑ってしまうこともあるし、楽ちんで好き。

「日本かぁ。いいねえ!君、ジャマイカ知ってる??」

「レゲエミュージックの国ってイメージあるけど。。」

なんて会話をしながら、

時々道の途中でプラカードを掲げてる人がいると、

あの人はこういう人だとか、何を売ってるのかとか説明してくれました。

まだまだニュージーランドの知らない事が9割以上もあると思う。

フレンドリーな人に会えると嬉しいです。

 

陽気な運転手さんは、流れてる音楽にのって鼻歌を歌っていたかと思えば、

行く手を邪魔した車には、容赦なくクラクションを鳴らし、

なんとか隣りにつけて、窓を開けてまで怒鳴りつける。

でも、道路を渡ろうとしてる歩行者には、見つけると停まって優しく行かせてあげる。

そういう優しさも好きだなーと思うのです。

 

街に着き、バス停よりも手前の、ストリートに出やすい場所で降ろしてくれました。

笑顔であいさつをして降ります。

「Thank you!」

「Have a nice day!」

悶々としたホームシック抱えてても、誰かと話す機会がいっぱいあって、

黙らせておかない、この国のそんなとこは、心が救われます。

初めてゆっくりと街で買い物です。おみやげを買いました。

こうやって、日本へのおみやげ選びをするのは楽しいなと思いました。

来て何日かは、一人で買い物する勇気すらなくて、街を歩けば、恐くて恥ずかしくて下を向いてた。

今は前を向けるし、こうやって買い物出来るだけ留学生として成長してるのかも。

先日、とんぼくんに案内してもらった港へ歩いて来てみました。


海を見ればなんか、日本と繋がってるって思える気がして。。。

やっぱり次に、海外へ来る時は、誰かと一緒がいいなぁ。

毎日、いろんな新鮮で貴重なものを見てるけど、そこに誰かが一緒だったら、どんなに楽しいだろう。

 

そんな事を思いながら近くにあったベンチに座っていたら、

なぜか近くの店?小屋?みたいな所からおばちゃんが出てきて、

何か言いながら追い飛ばされました。

なんで?座っちゃいけないの?なんか悲しい。

 

びっくりしながらも、少し離れた所から観察してみていると、

(ただ帰るには早いし、時間が有り余ってただけですが)

白人の人が座っても何も言わないのに、しばらくして中国人の人が座ったら、

私にしたように追い飛ばしていました。

その後30分以上見てたら、そんな事が3回くらい。

 

あれ?これは、なんとなく聞いた事のある人種差別ってやつじゃ?

なんとなくそう思ったけど、そうだと確信してしまうと、

今後の私のニュージー生活に更に自信を失くすし、辛い。

ニュージーを嫌いになりたくない。

 

ひとまず、心に留めながらもしまっておくことにしました。

後々、移民の国ニュージーランドには、結構アジア人差別が蔓延っているのを、

もっともっと知る事になるんだけど、それはおいおい書いて行きます。

 

夕方ホームステイの家に帰ると、サウトは私の後から出かけたらしく、

今夜はパパママと私、3人の夕飯。初めて。

*****

今日のディナーは、たっぷりのカリフラワーとかぼちゃのグラタンとハンバーグ。

*****

本当にパパの料理は、毎日凝っている。

しかし、なんだか2人の様子が変!

まず、どうしても写真を撮りたいと駄々をこねたママに、

パパがめんどくさそうに不機嫌丸出してカメラを取りに行きました。

そして、記念撮影。

まだ、そこまでは、良かった。

 

その後、不機嫌になったパパは一言も喋らず、

ママは気にした目でパパを見つめるけど、パパは全く目を合わせようともしない。

そんな様子に、ママ、幾度となくため息。

会話もなし。

 

もちろん、こんな英語が話せない私に二人の間を取り繕う事も出来ず。

し~~~~~~~~~ん・・・・・

最近、サウトはうざいけど、こういう時いてくれたら良かったんだろうな。 

私は、上手な訊ね方も、逸らし方も。言葉を知らない。

その後、やけ食い状態でとにかく、いつも以上に食べるママ。

もっと食べようとお皿に手を伸ばした時、パパに止められました。

そして、パパの手を振り払うとママは、ワインを持ち、黙って席を立つ。

 

おろおろしてる私に気付いたパパが、いいんだ、気にしないでくれ。と言いました。

とは言え。。。

その後も二人のバトルめいた空気は続いてて、

鍋の使い方を誤ったパパに、ママが怒りながら近付いてきて、

「私がやるわ!!」

と、奪い取ったり。。

とにかく、トゲトゲしていた。今日の2人、どうしたんだろう??

その後、こっちに来て2度目のラストサムライを視聴する事になりました。

ママは、ラストサムライが大好きです。

この先、何度見ることになるかな?ちょっとしたマニアになれたりして!

 

しばらくして、やっとサウト帰宅。

今日ばかりは、そんなサウトの登場にホッとします。

でも、やっぱりパパはママを置いて早めにさっさと寝てしまったり、雰囲気は微妙?

まぁ、夫婦だもん。喧嘩もあるよね。

はぁー。

私は明日からまた、苦痛の学校かぁ。。。

今週よりは、英語わかるようになるといいなぁ。

 

 

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