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24時間バスに乗ってラオスの国境へ

投稿日:2014-04-09 更新日:

色んな出会いと出来事があった、ラオスーベトナム 国境越え24時間バス、スタートです!





いよいよ、17:00になったので、乗り場へ向かいます。

 

案の定、ピックアップは、時間通りには来ず。

なんか、手にチケットをいっぱい持ったお兄さんが、私をちらちら見ながら車に乗り込み行ってしまったので、

めちゃめちゃ不安になり、カウンターにいるお姉さんに聞きに行きます。

 

「私のピックアップはまだですよね?」

お姉さん「まだよ。待ってて。」

 

なんだよ!じゃあ、なんで見てた!?!?ヽ(`Д´)

 

っていう、コントみたいな出来事がありつつ、結局来たのは40分過ぎくらいでした。。

ルアンパバーンで置いて行かれそうになったことに続き、ラオスクオリティは、時間通りに進まない! と。

百も承知ですが。やっぱり不安になるのが嫌!!

 

とりあえずピックアップの乗り合いに乗り込みますか。。。

 

この、みんなと挨拶を交わして、乗り込む瞬間が好きです。

今日も、やっぱりアジア人は私ひとりです。金髪のかわいこちゃんばっか。


 

やっと、サヨナラです。ビエンチャン。

10年後とか、凄く時間が経ったらもう一度くらい来てみたいかも。

 

トラックは、少し走ると、なーんにもない車道で停まりました。

ひとりの男性が乗り込んできます。

すでに乗っていた他の外国人が「おまえ、なんでこんな場所から乗ってるんだよ!」と、

男性に笑いながら突っ込みました。

 

「気にするな!僕はただ、楽しんでいるだけさ。」

と、穏やかにその男性は答えます。

 

その言葉の選び方で、すでにこの人の人柄好きだなと思いました。

 

小さなギターを持って、ブロンドのロン毛、紳士ハットをかぶった、ちょっと個性的なフィンランド人、ヨハネスとの出会いでした。

 

そのマイペースさ全開のヨハネスにも、挨拶をします。

そんなひょんな出会いから今現在も、彼とはこんなに長い付き合いができるなんて思いもしなかったなー。ヨハネス、大好き。

 

 

このピックアップに乗っている全員が、同じ目的地へ向かうわけではないので、(バスターミナルに行くまで一緒)

この中の誰かと仲良くなれるかな~と、ちょっとどきどきわくわくの時間です。

 

トラックはしばらく走って、バスターミナルへ到着。

 

これから24時間、お世話になるバスです。

ちなみに、長距離バスなどは、ごはん休憩に停まる時や、

特に国境越えの時は、他のたくさんのバスなどと一緒になることが多いので、

ナンバー入りの写真を撮っておくと、迷子にならずに済んでグッドです!

 

ルアンパバーンの時は、バスに乗るまで意味もわからずにたらい回しにされたので、

今日もじゃないでしょうねぇ、と超警戒。

でも、送迎のお兄さんの誘導ですんなり乗れました。一安心。

 

ですが。。。

 

 

チケットのシートNoのところになんか書いてあるのですが、読めません。

なんか書いてあるってことは、指定席ってことだよね???

で、例のごとく、「私の席はどこ?」って聞くんだけど、ラオスの乗り物の運転手も係員も

ほんっと英語が通じません。

 

むしろ、無視されます。

 

もう、勝手に座るからね!と思って乗り込むと、中で席を指定しているお兄さんがいました。

”君の席はここ”とジェスチャーで言われました。

 

なんと、アメリカ人男性の隣。

 

別にかまわないけど、なんで女性もいるのに、スリーピングバスであえて男の人が隣?

って、思ったけど、たぶんここで考慮されているのは体のサイズっぽいです。

シートの構成上、大きなアメリカ人男性の隣には、小さなジャパニーズ女一人旅なんでしょう。

 

 

ちなみに、外国人は後ろ、ラオス・ベトナム人は前って感じで分けていました。

 

「俺のとなり、キミか!?あっはっは。よろしくー!さあ、どちらでもお好きな席へ」

と言ってくれた今回の相棒、ジェシーさんは、とても紳士的で楽しくて優しくて、

身なりもバックパッカーではないらしく、ちゃんとジャケットを着ていて、

常に体が私にあたらないように気を配ってくれたし、

お菓子もたくさん持っていて、食べるたびに私にくれて、一度も嫌な思いをすることがありませんでした。

そして彼は英語教師でした。

 

「もし、俺がいびきをかいていたら、うるさい!って起こしていいからね。

もし、ごぉぉーって聞こえた瞬間、ヘイヘイヘイ!って怒るんだよ!」

 

と冗談を言って和ませてくれました。

24時間という長い移動、いい人が隣の方がいいです。

 

で、車内はこんな感じで、寝て移動するようになっています。

これは、楽!!

 

なんですが。。。

 

「あなたの足、可哀想。。。私は短いからいいけど。。」

ジェシーさん「ほんとに。俺の長い脚が泣いてるぜ。。」

 

って、いう脚の長い外国人にはちょっと窮屈な造りです。

すっぽり入っても、足先に余裕がある私と、ジェシーさんの膝。。。(´・ω・`)

 

しかも、いつものごとく、今回のバスもエアコン全開です。

これは、かなり寒い。

 

ジェシーさん「寒いよなぁ。この空調、全部俺の方向けていいから!」

 

と、風の出る空気口を全部、自分の方へ向けてくれたジェシーさん。

 

「私なら、大丈夫だよ。暑がりだし!」

 

ジェ「そうかい?でもいいんだからね。」

 

優しいー。

本当に紳士だ。

 

しかし、数分後、ブルブル震えている彼に気付く。

 

「寒いの!?」

と、風穴をこっちに向け直します。

 

ジェ「いや、いいんだいいんだ、大丈夫大丈夫!」

 

いやもう、楽しい予感しかしません。ハノイまでの24時間。( ´艸`)

 

他の外国人達も、ラオスinの時とは違って、落ち着いた大人が多かったので、静かに過ごせました。

 

ところで、ちょうど隣の列にアジア人のおじいちゃんが乗っていて、

上手に英語を駆使して、コミュニケーションをとっている人がいました。

(おじいちゃんの隣は、ヨハネス)

なんと、日本人でした!

おじいちゃんは、73歳で、老後の住処を探して、いくつか東南アジアを周っているそうです。

凄い、パワフルだなぁ!

一緒で心強い。

 

それから。

アユタヤで出会ったヒロシさんに、日本人かそうじゃないかの見分けつく?って聞いた時、

「日本人の女の子は、ひと目見て、かわいー!って思うよ。」っていうことを教えてもらいました。

 

ニイハオって言われると怒るくせに、私自身、あまり判断が苦手なのです。。。

でも今回、私にもまさにそのヒロシさんの言葉を実感する出来事が。

 

ふたりの男の子がバスに乗り込んできたのですが、パッと見ただけで二人ともとっても可愛いんです。

のぶや君とせいいち君との出会いです。

でも、まだその時は、日本人かなぁ。。。でも背がとても高いからもしかしてコリアンかなぁ。。。と悩んでいました。

が、二人から聞こえてきたのは日本語。

 

おっしゃー!!一気に日本人が3人も一緒!!(゚∀゚*)

 

凄い!

今までの移動では、日本人にひとりも出会えなかったのに。

しかも、このオロオロだらけの国境越えで一緒なのは、本当に心強いです。

 

出発時間は過ぎてますけど、まだまだ外では作業中。

たぶん、バスの屋根にも荷物を積むのでしょう。

隣のバスですが、こんな感じで屋根に乗って人が荷物を受け取って載せてます。


バスは今日も、ガタガタ走ります。

海外でおんぼろバスに乗るのは、ちょっと楽しい。

でも、ルアンパバーン → ビエンチャン に比べたら凄くマシかな。

 

さぁ!新しい町へ行きましょう!!

 

 

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Sayo

バックパッカー。
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