旅日記 タイ バンコク

なんでか凄く寂しいタイ初日の帰り道

投稿日:2019-03-20 更新日:

いくら変わってしまったという噂でも、さすがにタイっぽさはちょっとくらい残っているでしょう!!と、

高をくくってわざわざやってきたルンピニー公園。

 

まんまと屋台は全くなくて、期待してたオオトカゲにも会えず。

なんだか、自己欺瞞にも限界があって、気がつくと心の奥から湧きあがる本心が、

すっかりテンションを落としてしまいました。

 

いやほんと、結局タイだし!とか思ってたけど、

いつしかタイはすっかり大都会へと姿を変えてしまっていました。

この写真を、私がまた旅に出てることを知らない友人とかに、

今、タイなんだぜー!!とか送ったとこで、

うそこけぇー!って返って来るだろうって想像しちゃうくらい、

見た目、ほんと東京と変わんない。

そりゃ、こんなとこでパッタイの屋台とか出会えないわけだよ。

なんか寂しいなぁ。

 

そもそも、東南アジア旅をした時も、バンコクはカオサン周辺くらいしかいなかったし、

あとは田舎ばっかり行ってたから、

私がタイのこういう顔を知らなかっただけだったのかもしれないけど、

でも、やっぱり旅に出るには好きじゃない大都会過ぎて!!

 

もう広い道路に車はびゅんびゅん走っているし。 

 

あなたは誰?ここはどこ?って言いたくなるくらい、私の好きなタイじゃない。

 

いやほんと、一介の旅人が何言ってんだって感じっすよね。

 

でも、こういうのはちょっとタイっぽい。

ルンピニー公園入口にあるラマ6世の銅像です。立派。 

オオトカゲには会えなかったけど、やっぱり東南アジアなんで、ヤモリはいっぱいいます。

この壁にもたくさんいました。

 

そんなことより、やっぱりこういう花飾りがタイっぽくてほっとする。 

この花飾りはプアンマーライって呼ばれていて、

こんな風に銅像や仏像などにお供えするのはもちろん、

お店の中とか、車やトゥクトゥクにも飾っている人が多いのです。

 

タイ人は、この花を、いつもありがとうございます、これからもよろしくお願いします。っていう意味を込めて、飾るのです。

ってなことを以前の旅で、教えてもらったのを思い出したりもして、

やっぱり寂しさを感じてしまっても、結局こういう街の一部分や一瞬に懐かしさも甦るのです。

 

ほんとはこの辺りで行きたい場所があったんだけど、

この大きな道路を渡るのがあまりにも無理過ぎて、

道が広すぎて、暑過ぎて、断念しました。

 

まぁ、いいや。今回の旅で、バンコクは今日だけじゃないし、また帰ってくるし。

 

とは言え、せっかくなんで、ルンピニー公園の周りもぐるーっと歩いてみることにしました。

意外に裏とかに行ってみたら、屋台とか並んでるんじゃないのー?

なんて、やっぱり諦めきれずにいましたが、全く出会えませんでした。 

 

日が暮れてもほんと暑い!

タイに来たら、一日1スムージーの日々再びどころか、飲みまくるぞなんて思ってたけど、

そもそもスムージー屋台いないんじゃ、それもできない。

素直に成田空港で買ってきたぬるーい水飲みますよ。

 

そうこうしているうちにあっという間に時間は過ぎ、もう夜になり、

エアポートバスがなくならないうちに、空港に戻ることにしました。

 

空港に帰るバス乗り場は、来た時に降ろしてもらったところとは異なります。

ちょうどこのルンピニーパークをぐるっと公園沿いに歩くと、ルンピニー警察署があるので、

乗り場はそこの向かいくらいにあるとのことですが、

なぜかこの通りは結構暗いし、しっかりとした屋根付きベンチ付きのバス停もあるのですが、

どうも、ローカルバスしか停まらない様子。

エアポートバスの案内が何も書かれていないのです。

 

もしかして、ここより先かなと、また少し歩くと発見!!

ルンピニー公園からドンムアン空港に帰るバス乗り場は、この青いバスストップがあるところです。 

 

来た時にも、A3バスはなかなか来なかったので、覚悟はしてたんですけど、

30分ちょっとくらい待ってやっと来ました。

 

そりゃ、都内の電車の感覚でいたら駄目だけどさ、

こういうところはやっぱりマイペンライのままなんだよなぁ。

 

今度も車掌さんが、行き先を聞きに出迎えてくれるかと思ったけど、

誰も来なかったんで、ドライバーに空港に行きますよね?と確認して乗車しました。

 

もしかして、あのおばちゃん車掌がいるのは、夕方くらいまでなのかなと思ってたら、

走り出してしばらくして座ってた女性が、すっごいダルそう~に料金だけ回収しに来ました。

 

いやもう、来た時の親切なおばちゃん車掌とは凄い差。

ドライバーにも逆になんか指示してたりして。

私がバスガイドやってた時は、ふとした態度とかで、ドライバーにすっごい文句言われたりもして、

バス業界って古いから、ドライバーの機嫌取りをしなきゃいけない男尊女卑に、

同僚の女の子達とかなりぶーぶー言ってたりもしてたのを思い出すんですけど、

タイでは、ドライバーより車掌の女性の方が偉いんですね。いっいなぁー!!

 

あ、どうでもいい小話というか、過去の愚痴、失礼しました。

 

再び空港まで1時間くらいです。

もう、すっごい眠気に襲われながらも、目に飛び込んでくる景色に色々考えてしまいます。 

 

タイは凄いスピードで成長している国だけど、都会になるってやっぱりこういうことなのかなー。

誰もが黙り込んで、スマホを見つめ、こんなに人がいても静かな車内。

東京の通勤電車と変わんないな。

 

窓の外には、ルンピニーパーク周辺以上に、

そりゃもうネオンがギラギラじゃなくて辺に小奇麗なキラキラで、

グアムにある大きなモールみたいな建物がいくつも並んでいて、

1年前に、初めて行って、なんだか馴染めなかった香港の大都会の夜の明るさと同じ。

 

私の記憶の中のタイは、

なんか目が合っちゃって、そしたらサワディカーって言ってくれるそんな記憶。

 

そりゃ、ここがバンコクだからってのもあるんだけど、

私が帰って来たいタイは、やっぱりここじゃないんだよなぁ。

 

今回の旅で、タイはほんと拠点状態で、偶然また来られることになった国だけど、

それでもまさかタイで、こんな寂しいだなんて思うとは思わなかった。

この後行く、今回の旅のメインのネパールも、帰って来たと思えないくらい変わってしまっているんだろうか。

 

でもやっぱり、次の町へ移る時は、わくわくしていたいなぁ。

 

なんだか、ネガティブな事ばかり書いちゃってますね。でもまぁ、いいよね。

旅先で感じた素直な自分だけの気持ちだし。

きっとそれは誰にもわからなくていい、自分が旅した証でもある気がするし。

 

やがて空港が見えて来て、車掌さんは相変わらず、

無言で椅子に座ったまま、乗客に向けて何も言わなかったけど、

みんな降りて行くので、ひとまず一緒に降りました。

 

第一ターミナルと第二ターミナル間は、歩いて数分程度ってくらい近いんですけど、

それでも完全に乗った時と同じ場所だと思っていたけど、降り場は3階だったようで、

ここどこ!?状態で若干迷いました。

 

ひとまず、昼夜何も食べてないので、

屋台に出会えなかったせいで食べ損ねたタイフードを食べに行きたいです。

おかしいなー。初日は屋台で懐かしの味にたくさん出会う予定のはずなんだけど。

 

ドンムアン空港には、かなりお得に食べられる社員食堂もあるらしいんですけど、

すっかり疲れ果ててしまい、探すのも面倒だったんで、一般の食堂で食べることにしました。

フードコート、レストラン、結構店数多くて充実してます。

ですが!!

 

たまたまだったのか、この時夜の22時近く。

お店はいくつもすでに閉まってしまっていて、やっと空いていた店で注文しても、

困ったような顔で首を振られる事、3回くらい。

 

ここのフードコートは24時間営業って情報だったけど、

お店の人に今日はおしまいなのか聞いても、私は英語わからないと言われてしまう始末で。

 

こんな不親切というか、空港に来てまで予定が狂うって、

こんなのやっぱり私が知ってるタイじゃない!!

 

と、こんなことで心折れそうになっていても仕方ないので、

特に食べたいわけではなかったけど、他のお客さんの注文を受け付けてるお店で食べることにしました。

 

なぜかタイに来て、韓国系列のお店で食べる私。

辛いのと辛くないのとどっちにする?って聞いてくれて、

韓国料理とかの辛いってのは、大方予想ついてたのに、

私この時かなり疲れきって頭おかしかったんだな。

何も考えずに辛い方をお願いして、そりゃもうかなりの空腹には爆弾ってくらいの辛さでした。

 

ちなみにこのお店のタイ人の女の子に、ここのフードコートは24時間営業なんじゃないのかって聞いたら、

24時間、客は自由に出入りできるけど、お店はほとんど閉まっちゃうんだってさ。

そっかー。まあ、自由にコンセント使えたり、座席を使えるだけいいのかな。

 

よし。

旅に出ると、一日がほんとに長いなぁって感じるんだけど、

初日も朝から色々あったなぁ。

 

明日の早朝フライトに備えて、今夜は空港泊です。

ひとまず朝ごはんとか、2~3日用の非常食として、

空港内のセブンイレブンでパイを買いました。

 

左から、タイで流行ってる紫芋味、そしてココナッツ、コーン味。

先に言っちゃうと、どれも美味しいー!とは、素直にはしゃげない感じでした。

不味くはないんですけど。

 

東南アジア旅では、タイのセブンのパンに、好き好んで結構お世話になってたんですけど。

やっぱり帰って来たタイ、なんかおかしいなぁー。

いまいち、ピースが合わない。

 

どこのベンチで寝ようか少しさまよって、

少しだけ調べた情報でおススメされてた、フードコートの奥の薄暗い辺りがあるんですけど、

行ってみたら、確かに静かではあって、既に何人かのバックパッカーらしき人も寝てたんですけど、

結構寒くて、あと薄暗いのもちょっと、盗難とか強盗とか気になったんで、

結局、荷物預け所にバックパックを引き取りに行って、

そのままそのオフィスの前のベンチで今夜は寝ることにしました。

 

明るいけど、オフィス窓口に常に人がいて安心だし、

すみっこにコンセント挿し口もあるし。

まぁ、旅の初日、しかも初めましてじゃない国は、色々思うところもあったけど、

ネガティブな感情に出会ってしまっても、その逆がないってことはあり得ないのが旅ってことを、

すでに知っています。

なので、明日からの、ただいまのネパールに心はとびっきり前向きです!!

 

色んな町で、いっつも一緒に旅をしたトラベルシーツにくるまって、

おっかしいなぁーを連発してた初日終了。

初めて、東南アジア旅に出て、同じようにタイの空港で空港泊した初日を思い出しますね。

→ 女一人旅、空港泊します!

あの時は、酷い起こされ方したけど。

 

こうやって、またタイで空港泊をしていることも、すっごい贅沢で(貧乏旅ではあるけど)

ありがたい時間だなぁー。

 

おやすみー!!

 

 

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執筆者:


  1. アルセーヌ より:

    こんばんは♪
    サヨさん、タイではかなりがっかりというか、ずいぶん何か違うような感じがする気がしたみたいですね笑
    タイが近代化されたせいなのか分かりませんが。
    一昔前の日本を懐かしむ感じでしょうか。

  2. tekutekubunbun より:

    おはようございます
    へぇ~
    タイってこんなに都会なんだ!!
    イメージと違ったな
    確かに写真だけ見たら日本みたい
    街から外れるとまた違うんだろうけど

    てかサヨさん前にバスガイドやってたんだ
    それもあって旅好きなのかな (^∇^)

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Sayo

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一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
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