聖マリア大聖堂を後にすると、ここから徒歩5分くらいのところにある、
セドリツのもうひとつの名所、墓地教会を目指します。
もちろん、ここもずっと行きたかった場所。
でも、今日は本当に人骨だらけの写真になりますので、苦手な方は、注意してください。
あ、あれかなぁ?
この静かな町で、唯一観光客がいる場所だから、わかりやすいですね。
でも、みなさんツアーバスで来てる方しかいないので、すぐに人が居なくなります。
クトナー・ホラ、セドリツ墓地教会、納骨礼拝堂です。
ほんとに静かな町で、観光場所っぽくなくて、
こういう場所に来るなら、こんな風にひっそりある方がいい。
ここは、名前の通り、墓地の中にある教会なのですが、それ以上に中が凄いんです。
なんとこの教会の内部装飾は、4万人の遺骨によって、造られているのです。
中へ入るといきなり、人骨で出来たシャンデリアが目に入ります。
これが見たかったのです!
※説明文はこちらに移動しました。
造られた理由は、”死について考え、死を忘れないように”。
なので、人骨といえども、おどろおどろしい場所なんかでは決してなくて、
ホラースポット的な場所でもありません。
特にここはよく、ぞくっとしたとか、あきらかにそういう心霊スポット的な雰囲気造って紹介されたりしていますが、
全くそんな場所ではなく、聖マリア大聖堂含め、
セドリツの町が造ってきた歴史の辿り着いた場所というか、
ここの人達なりの風葬の仕方のようにすら思えます。
こういうところに来るたび思うんだけど、
ちっともマイナスな感情とかなんて残っていなくて、むしろ穏やかでとても静かです。
それは、ちゃんと敬意をはらって、ちゃんとこの場所が大事にされているからだと思う。
まぁ、それでも、しょせん私も、静かな眠りがあるのなら、
興味本位で来てしまって妨げている、観光客の一人にしか過ぎないんだけど。
ただ、あまりこういう場所を一人歩きさせて、肝試し的な扱いをされていたりするのは、若干、違和感があるなと思うんです。
こういう場所は、どんな経緯でこうなったのかとか、歴史やメッセージを感じる場所なのであって、
スリルを楽しむ場所なんかじゃない。肝試しするためでもない。
ちゃんと伝えようとしていることがあって、目の前に存在している。
その受け取り方は、人それぞれなんだと思うけど。
なので、私はですが、不気味さとか怖さとかは一切感じませんでした。
で、この時は、またそれとは別に、眉をしかめるような事に遭遇したんだけど。
基本的に、ここもそうだけど、日本みたく厳重にガラスケースなんかで管理ってされていなんですよ。
だから、触ろうと思えば簡単に触れるわけです。
かと言って、触っていいわけがなく、まぁ普通は触ろうなんて思わないけど、
ちゃんと、おさわり禁止のマークなんかも貼り出されてるんですよ。こんな風に。
でもさすが、こちらの人達は、そんなのお構いなしに触ろうとしてましたけどね。
なんか、その瞬間、センサーみたいの働いてました。
と、まぁ、そんなこともありましたが、またひとつ、世界の中の来たかった場所に来ることができて、
そのことが嬉しかったです。
さて、この後は、この私の悪趣味とは離れた、チェコの田舎ならではの素敵な場所へと向かいたいと思います!(`・ω・´)ゞ
またまた迷ってプチパニックなんかにもなったりして。。。
やっぱり地元の人に助けられながら旅は続きます。
あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
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こんな教会が有ったんですね
初めて知りました。
情報発信してくださってありがとうございます。
それにしても、不謹慎な人間は許せませんね。
世界中旅していらして、しかも、お一人で、敬服いたします。
これからも、お気をつけて、旅を続けて、旅先の様子を発信してくださいね。
楽しみにしています。
素晴らしい、厳かな画像をありがとうございました。
人骨は土に返すのが一番ではないかと思っていますが、かなりグロテスクさを感じる寺院ですね。
仰るように、こういう所では興味本位や浮かれた気分で行くところではないように思います。
人の死はいかなる場合であっても、厳粛であるべきで、死後もそれが損なわれてはいけないですよね。
☆ おぉ~っ♪ ☆
懐かしいですわぁ~
もぅ、かれこれ、7年ほど前に行きましたもん。
当時も人気だったんですよ。
オプショナルツアーだったのですが、
希望者が多く、バス1台だったかなぁ、
2台になったような…ってくらいでした。
遺骨の扱い方って、宗教宗派、国によって感覚が
異なりますもんね。インドではガンジス川に流し、
遺骨への執着は無いですし、日本は…ありますよねぇ。
魂は天に昇るのに、遺骨に執着する必要があるのか!?
という議論が転々とし、海に撒いたり、野山へ撒いたりと、
葬儀の方法も多様化しつつありますもんねぇ。
クトナーホラは大変明るい印象でした。
あぁ、なんだか、死後の世界も明るければいいなぁ~
と感じさせるような場所でしたねぇ。